アルバム冒頭での「静かに静かに」は、ソプラノリコーダー四重奏で始まり、アルバム最後の「今こそ別れ」ではリコーダー(ソプラノ・アルト・テナー・グレートバス)四重奏で締められています。なんとなくリコーダーを携えて結成した栗コーダーらしい(リコーダーずくめの)ファーストアルバムに仕上がっています。近年よく登場するウクレレやギターという弦楽器も、このアルバムではご愛敬程度にしか現われません。中でも「マヨネーズ第二番」はこのアルバムと結成十周年記念アルバム「アンソロジー」にしか収録されていないんですね。個人的には十五周年や二十周年記念に収録されてもいいような名曲だと思うんですけど・・・。やはり、栗コーダーさんには誰にも負けないリコーダー吹奏のテクニック・心をお持ちだと思います。これからも、リコーダーの栗コーダーさんであってほしいとこのアルバムを聴いて思いました。
2016年現在、メンバーの近藤さんが脱退して3人で活動しておられるということですが、栗コーダーさんのさらなるご健勝を期待します。