Amazonより
シリーズ第3作は、1作に登場した小島楓(松嶋菜々子)が再登場。かつての指導医である天才外科医・進藤一生(江口洋介)と共に、大地震に見舞われ生活機能がマヒした東京で、救命救急医として人々の生死に関わっていく…。
今後30年以内に、首都圏を直下型地震が襲う可能性=70%という政府の発表をベースに、震災の被害を受けた人々と彼らを救うべく奔走する医療関係者の姿を描いたシリーズ。何よりもその真面目な制作姿勢に頭が下がる。現実的な題材にフィクションのキャラクターを投入し、そこから発生するドラマを盛り上げる作業は、ともすれば過剰な脚色に走ったり、キャラクターが現実離れしたりという罠に陥りがちだが、このシリーズは被災者への配慮や目配りをしつつ、ドラマとしての盛り上がりとキャラ描写の丁寧さにおいて最高の成果を残したと言えるだろう。松嶋、江口といった主役級は言うまでもなく、「水曜どうでしょう」の大泉洋、クールな中に一粒の優しさを見せる小市漫太郎、プロフェッショナルを体現した看護師長役の鷲尾真知子といった面々の地に足をつけた演技が、この骨太なドラマをがっしりと支えている。(斉藤守彦)
レビュー
プロデューサー: 中島久美子/増本淳 演出: 若松節朗/水田成英/西谷弘/村谷嘉則 脚本: 福田靖 音楽: 佐橋俊彦 出演: 江口洋介/松嶋菜々子/香川照之/京野ことみ/小栗旬/大泉洋/川岡大次郎/MEGUMI/小市慢太郎/深浦加奈子/鷲尾真知子/渡辺典子/山口美也子/石黒賢/平田満/仲村トオル
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)