ここ日本での人気も高い北欧ガレージロックの人気者、カトー・サルサ・エクスペリエンス。そんな彼らが北欧のジャズ・ガレージバンドやサックス奏者とコラボった熱すぎるライブ盤。
歪みまくった凶暴なギタープレイと爆ぜるドラミング、そこへ初期マーキュリー・レヴも真っ青な猛り狂ったサクソフォンが絡みつく、フリーキーかつラウドな100秒間のタイトルトラックにより狂乱の舞台が幕開け。一瞬の静寂ののちに飛び出すのは、泣く子も黙る大名曲"Whole Lotta Love"、また言うが、ホント熱すぎます。Yeah Yeah Yeahsのカヴァーも出るわ、締めの持ち曲"Hardcore Mama"では2本の管楽器を始め、テルミンやらなんやらがそれこそ怒号のように飛び交い、空間を濃い~く塗り潰していくわで、発汗指数200%の壮絶な雰囲気が、空気をビリビリ震わせながら迫ってくる。暑い季節に暑い1枚、是非ともお試しあれ。