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イメージ付きのレビュー
再発盤は音質が悪い
スウィトナー指揮、ベルリン・シュターツカペレの ベートーヴェン交響曲全集を この再発盤と初期盤で 聴き比べました。聴き比べるも何も 同じメーカーで 同じ録音なのですが その差は 歴然としたものとなりました。まことに遺憾ですが、不信感がわきました。結論から言うと、再発盤の全集では音がかなり劣化しています。他の演奏家の千円シリーズの廉価盤もひどい音でした。もうDENONの再発廉価盤は買いたくありません。試聴には DENON 1650RE、PUREDAC、HEADA、ゼンハイザーHD800を使用。初期盤は1984年発売のもの。CDが1982年から市場で発売され、このスウィトナーのベートーヴェンはレコードと同時に CDも発売されていました。まだCDという新しいフォーマット自体 聞いたことのない時代です。レコードを常用しているリスナー、オーディオマニア、クラシック愛好家に認めてもらえる製品として、CDを認めてもらおうと 制作者も必死です。ここで CDなんか クソみたいな音だという評判になれば、今後の商売が失敗に終わります。レコードにかわる新しいソフトとしてCDが生まれた頃に、このスウィトナーのベートーヴェン交響曲のアルバムが 分売されていたのであります。このベートーヴェン交響曲全集は レコードでも 演奏と音質ともに 非常に評価の高いものでした。CDで全集で最初に発売されたものは 定価19800円です。ちなみに日本に消費税が まだ存在していないです。音は 素晴らしいです。小石忠男氏が 毎回 スウィトナーのベートーヴェンを絶賛していました。その言葉の一つ一つ、その評論の意味がわかります。それぞれの楽器が絶妙に活躍し、活き活きとしています。派手なことはしていないのに、聴きごたえがあります。この再発廉価盤(2005年発売 COCQ83984→9)は 音の分離が悪く もさっとしていて、表現力のない音です。響きが悪く 楽器一つ一つの音色が平板になっています。凡庸としか 感じられなくなります。まず音の抜けが悪いのか 空気感や開放感が減っています。20年の間に テープが劣化？ もしくはマスターテープのコピーのテープから再発売したのか？ 同じメーカーの自分のとこで録音したCDなのに 同じもののはずなのに 歴然の差があり、DENONのCDにはガッカリです。発売元のコロムビアミュージックエンターテイメントがひどいのかも知れませんが とにかく 担当者が ろくに 音質の確認もせず 売るだけしか考えていないことがよくわかりました。こんな音の悪い再発盤でCDを出すから CDは音が悪いと言われるのだと感じます。こんなクソみたいな音のCDは、スウィトナーとベルリン・シュターツカペレ、ベートーヴェンに対する冒涜行為です。DENONさんは、もう一度 初心に戻って、初期盤と同レベルか それよりも高水準の音の良いCDをつくりなおしてください。高かったけど 初期盤の198C37-7251→56を買い直して 良かったです。すごく 美しい響きで 内容が深く とても気に入っています。やはり これは 名盤です。スウィトナーとベルリン・シュターツカペレの 充実の響き、気迫を感じます。
他の国からのトップレビュー
Romann
Good service
2021年6月18日にドイツでレビュー済みAmazonで購入
Thomas Förster
Otmar Suitner - ein Muß für alle Klassik-Fans!!!
2015年8月5日にドイツでレビュー済みAmazonで購入
