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バッハ:ソナタ,パルティータ&組曲

4.5 5つ星のうち4.5 4個の評価

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新品 中古品
CD, 2005/6/22 2枚組
¥9,900

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曲目リスト

1 ソナタ、パルティータ&組曲[トランスクリプション集]

商品の説明

内容紹介

バッハの無伴奏ヴァイオリンと無伴奏チェロのための作品をレオンハルト自らがチェンバロのために編曲して演奏したアルバムです。当時の資料によると、これらの作品はバッハ自身によってチェンバロでも演奏されていましたが、編曲された楽譜は残されていません。それを再び音楽として響かせることは、バッハの音楽の本質、即興精神にたいする深い理解と洞察を有する稀有の巨匠レオンハルトのみが成し得た偉業といえるもので、これこそがブリュッヘンが彼を「現代のバッハ」と呼んだ所以なのです。 [演奏]
グスタフ・レオンハルト(チェンバロ:CD1=ニコラ・ルフェビュール[1755年ルーアン]
/レストア=マルティン・スコヴロネク[198年ブレーメン]
/CD2=ブランシュのモデル[1730年頃パリ]によるウィリアム・ダウド製[1975年パリ])

メディア掲載レビューほか

`バッハ生誕320周年記念/ドイツ・ハルモニア・ムンディ バッハ名盤撰`シリーズ(全40タイトル)。本作は、チェンバロ奏者 グスタフ・レオンハルトによる、1975、84年録音盤。 (C)RS

登録情報

  • 梱包サイズ ‏ : ‎ 14.09 x 12.63 x 1.37 cm; 80.32 g
  • メーカー ‏ : ‎ BMG JAPAN
  • EAN ‏ : ‎ 4988017632253
  • 時間 ‏ : ‎ 1 時間 40 分
  • レーベル ‏ : ‎ BMG JAPAN
  • ASIN ‏ : ‎ B0009I8ULE
  • ディスク枚数 ‏ : ‎ 2
  • カスタマーレビュー:
    4.5 5つ星のうち4.5 4個の評価

カスタマーレビュー

星5つ中4.5つ
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上位レビュー、対象国: 日本

2010年2月27日に日本でレビュー済み
バッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータから5曲と無伴奏チェロ組曲から1曲を、レオンハルトがチェンバロ用に編曲して演奏した作品。バッハの無伴奏ヴァイオリンやチェロの曲は単旋律楽器に多声を要求し、演奏者はいわば時分割多重方式で各声部の音を奏でる訳だが、チェンバロは容易に多声に対応できる代わりに音が持続しない。そこでレオンハルトが音符を加える等してチェンバロ用に「トランスクリプト」した訳である。

バッハ自身様々な曲でトランスクリプションをしており、この試みは悪くない。バッハの無伴奏ヴァイオリンとチェロの名曲の多声に新たな光を当てる冒険で、見事に成功している。レオンハルト自身にもこれら無伴奏曲への強い愛と関心があったのだろう。

このように、本作はレオンハルトの斬新な発想とチェンバロの典雅な調に満足できる作品である。無伴奏曲のヴァイオリンまたはチェロによる演奏に親しんでから、本作をじっくり味わうのがお勧めだ。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年6月30日に日本でレビュー済み
すばらしい。

音色のまずしいチェンバロでこれほど豊かな表現ができるとは。。

レオンハルト爺さんはこれだけでいい
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2005年10月10日に日本でレビュー済み
 ある意味、レオンハルトの残しているチェンバロ録音中、最も価値のあるものかもしれない。特にそれは無伴奏チェロ組曲の編曲版について言えると思われる。
 現代楽器を使った無伴奏チェロ組曲の演奏は、ほとんどが失敗に終わっている。その理由は、「バッハが省略した音」についての考察がないからだ。バッハの音楽は単線ではない。チェロ一本で弾いていたとしても、そこには常に二声、三声の旋律が予定されているのだ。チェロに関してはバッハは教会の残響と演奏法という手法で解決を図ったが、その「省略された音」の再現を図ったのがこの編曲なのである。
 なので、何よりもこれは原曲の望ましい演奏、望ましい聴き方にとっての教科書なのだ。しかし、それは単にこの演奏がチェロのためのものであるということを意味しない。チェロとはまったく別の魅力をこの編曲版は独自で有しているからである。それは、これをレオンハルトがピアノでなくチェンバロで弾いたことを考えてみればわかる。ヴァイオリンやチェロに比べた場合のチェンバロの弱点は、音のダイナミック・レンジが極端に少ないことである(タッチによる強弱が不可能である)。また弾き方によって音を変えることができない(楽章ごとの調節は可能だが)。その不利な点をレオンハルトがどのように克服しているのかも、本アルバムのひとつの聴きどころだ。特に「シャコンヌ」はブラームスによるピアノ編曲版との比較ができるので面白いだろう。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2005年7月20日に日本でレビュー済み
 このアルバムはバッハの無伴奏ヴァイオリンとチェロの組曲・パルティータのチェンバロ編曲版です。
 編曲して何が変わるかというと、まず弦の摩擦音から弦をひっかく音になるので、音が力強くなります。
 そして、弦楽ソロでは演奏できない重音を普通に演奏することができるようになります。これは、特に無伴奏ヴァイオリンのパルティータのフーガで感じることができます。
 そして最後に演奏者レオンハルト自身が音(声部)を付け足して演奏しているので、音楽的にも色彩豊かになります。しかし、古風で素朴な感じでうまくまとまっています。
 使用しているチェンバロは古楽系のものなので、わりあい「キンキン」とした音です。また、倍音を使って低音を聞かせたりもしている曲もあります。
 
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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