お届け先を選択

サムデイ・マイ・プリンス・ウィル・カム+2

4.3 5つ星のうち4.3 10個の評価

仕様
価格
新品 中古品
CD, 2000/5/24 1枚組
¥248
CD, 2005/7/20 1枚組
¥790

CD・DVD・テレビゲーム・PCソフト お買い得ストア
タイムセール、キャンペーン、クーポン、在庫処分ワゴンセール、バーゲン品、廉価版など、お買い得商品がもりだくさん。 ⇒いますぐチェック

曲目リスト

1 サムデイ・マイ・プリンス・ウィル・カム
2 オールド・フォークス
3 プフランシング
4 ドラッド・ドッグ
5 テオ
6 アイ・ソート・アバウト・ユー
7 ブルース No.2 (BONUS TRACK - NOT ON ORIGINAL LP)
8 サムデイ・マイ・プリンス・ウィル・カム (別テイク) (BONUS TRACK - NOT ON ORIGINAL LP)

商品の説明

メディア掲載レビューほか

マイルス・デイビスが米 Columbia(ソニー・ミュージック)と1955年に契約して以来、2005年で50周年を記念して、日本盤(全35タイトル)を再発売の第2回発売分。本作は1961年に録音したアルバム。 (C)RS

登録情報

  • メーカーにより製造中止になりました ‏ : ‎ いいえ
  • 梱包サイズ ‏ : ‎ 14.2 x 12.2 x 1 cm; 81.65 g
  • メーカー ‏ : ‎ ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
  • EAN ‏ : ‎ 4547366021387
  • 時間 ‏ : ‎ 55 分
  • レーベル ‏ : ‎ ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
  • ASIN ‏ : ‎ B0009J8H7U
  • ディスク枚数 ‏ : ‎ 1
  • カスタマーレビュー:
    4.3 5つ星のうち4.3 10個の評価

カスタマーレビュー

星5つ中4.3つ
5つのうち4.3つ
10グローバルレーティング

この商品をレビュー

他のお客様にも意見を伝えましょう

上位レビュー、対象国: 日本

2021年5月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
マイルスとトレーンには因縁やら確執が纏わり付いている様ですね。そんな二人の最後の最後のセッションが本作品です。マイルスのこうしたジャズのスタイルとしては間もなく終わりを迎える時期で有り、トレーンにとっては「やっとマイルスと別れられる最後の共演」で有ります。死を迎える迄の新境地前夜の記録と云えるものですね。コルトレーン・ファン必聴の一枚です!

マイルスとトレーンには "ホンマかいな? " のエピソードが幾つも有りますが、マイルスにとっては本当に別れたく無い存在のトレーンだったのでしょうね。だってトレーン、どう聴いてもアルバムコンセプトに合わないですよね、凄すぎて。前年の春・秋の欧州楽旅のスティットとトレーンを聴けば瞭然ですが、もう既にマイルスの楽想とトレーンのそれには大きな違いがあったのが良く解ります。

このアルバムのコンセプトには、マイルスがスティットとの共演にリラクゼーションを示した様に、モブレーとの演奏がベストと云えるでしょう。"泣きのマイルス未練の秀作"・・・でしょうか?

データ『Someday My Prince Will Come』/
1961.3.7 Columbia 30th Street Studio, NYC/Miles Davis (tp); Hank Mobley (ts); Wynton Kelly (pf); Paul Chambers (b); Jimmy Cobb (ds);
cd, #4/Drad-Dog (take 6) (M. Davis) 各テイク数はオリジナル最終テイクと考える
cd, #3/Pfrancing-as No Blues (take 4) (M. Davis)

1961.3.20 Columbia 30th Street Studio, NYC/ Add John Coltrane (ts);
cd, #1/Someday My Prince Will Come (take 15) (F.E. Churchill-L. Morey) add John Coltrane
因に、ボーナストラックとしてリリースされたモブレーのみのヴァージョンは take14 のもの。
cd, #2/Old Folks (take 6) (D.L. Hill-W. Robison)

1961.3.20 Columbia 30th Street Studio, NYC/Add John Coltrane (ts);
cd, #5/Teo-as Neo (take 9) (M. Davis) Coltrane replaces Mobley
cd, #/I Thought About You (take 4) (J. Mercer-J. Van Heusen) Coltrane out
因に、「Circle In The Round」としてリリースされた中の "Blues No.2" は不完全版で (6:51)、本盤のボーナストラックとして出たものは (7:02) の完全版。ドラムスは Philly Joe Jones に替わっています

先ずトレーンの参加に関して・・・『モード手法”で録音を始めたところモブレイがまったく理解できておらず、10回連続失敗。業を煮やしたマイルスが急遽コルトレーンを呼び、吹かせたところ1発OKだったという逸話も。』と云う話しが巷間伝わっている様です。ホントでしょうか?一次資料としての出典を識らないので眉唾な気がします。(曲 Someday My...のトレーン参加はオリジナル最終テイクが15だが、モブレーのみのテイクで最高は8テイクにすぎない。トレーンのみのもう1曲 "Teo" はオリジナルテイクは 9である)

この日トレーンは自分の公演を終え「楽器をケースにしまわないでそのまま駆けつけた/"マイルスを聴け!" ver8, p-188」らしく、「モブレー1人では心配だったから、2日間だけ呼び戻された/左記同」とされています。文面から急にマイルスから呼ばれた様な印象誤解を生みかねませんが、そんなことはマズマズありえないでしょう。最後の最後のマイルスとのセッションとしてトレーンは尋常ならざる心持ちで臨んだと推測します。演奏のクオリティーが物語っています。マイルスにしても、これが最後と云う特別な思いがあったに違いありません。モブレーのフォローやアルバムの為とは思えません。マイルス結構メメシイところ有ります。

モブレーは前年のスティット同様一時的な加入だったのかもしれませんが、モード手法が全く理解出来ないとしたら今後の宣伝材料として最重要な「カタログ」である公式録音に参加させる訳が無いでしょう。加入期間が短いとは云え '61 4月のブラックホーク、5月のカーネギーホールと素晴らしい作品に名を留めました。

マイルスとトレーンには因縁やら確執が纏わり付いている様ですね。そんな二人の最後の最後のセッションが本作品です。マイルスのこうしたジャズのスタイルとしては間もなく終わりを迎える時期で有り、トレーンにとっては「やっとマイルスと別れられる最後の共演」で有ります。死を迎える迄の新境地前夜の記録と云えるものですね。微妙な演奏・心境という意味でもコルトレーン・ファン必聴の一枚です!

次はこれでやっと解放されたトレーンについて想像してみます/

『真の "ジャイアントステップ" 直前のトレーンが居る!』

世評ではトレーンの飛躍をそのタイトルに釣られてか「Giant Steps」をターニングポイントとしています。かねがね「ホントにそうかなぁ?」と思いつつも真剣には検証せずに流れて来ました。最近マイルスの整理も一段落という感じでトレーンを改めて聴き直し、買い増し等の最中であります。そんな中での改めての疑問です。

何時の時代のトレーンも大好きですが、晩年のトレーンを特徴付ける演奏のステップが何処に有ったかといえば、1,ホップ [The Avant-Garde/'60.6.28, 7.8] 2,ステップ [本作品/'61.3.20, 21] 3, ジャンプ [Africa/Brass/'61.5.23, 6.7] 『Africa/Brass』("Ole" も同質) これこそがトレーンを "John Coltrane" とした嚆矢の作品と聴きます。

Atlantic は助走としてトレーンを支え、Impulse はトレーンの滑走路となったのです。
『Bags & Trane〜Giant Steps〜Coltrane Jazz〜'60 Euro Tour のボス抜き公演〜The Avant-Garde〜My Favorite Things〜Coltrane Plays The Blues〜Coltrane's Sound〜Someday My Prince Will Come』そして『Africa/Brass』に辿り着いて感じた現在の感想です。

トレーン・ファンは当然この作品 (Someday My Prince Will Come) お聴きと存じますが、これからコルトレーンを聴かれる方々本作品をお忘れなく。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2009年7月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
帝王の異名でジャズ界に君臨してきたマイルの残したアルバムは多いが、その中の一枚がこれである。
サムデイ・マイ・プリン・スウィル・カム(いつか王子様が)誰もが一度は耳した曲である。
是非、コレクションに加えてみては如何だろうか。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2009年4月22日に日本でレビュー済み
アルバムのデザインとタイトル名のSomeday My Prince Will Come が、奇妙に一致してひかれる。トレードになっているマイルスのシルエットも普段よりやや大きくローズピンクで、お姫様に語りかけるように対峙し、いっそうこのアルバムのロマンティックな雰囲気を盛り上げている。標題曲はディズニーの名曲だが、このような甘いメロディーもマイルスの手にかかると立派なモード・ジャズに変身する。サックスがハンク・モブレーとJ・コルトレーンというイースト・コーストを代表する二人だが、ここでのモブレーは全く生彩がなく、コルトレーンの引き立て役以下の演奏に甘んじている。方やシーツ・オブ・サウンズが完成の域に達したコルトレーンは(すでに退団し、ゲストとしての参加だったが)マイルス・スクールの卒業演奏のような堂々としたゆとりと風格を見せている。マイルスはというと、われ関せずにミュート奏法の美学を淡々と聞かせてくれる。アルバム全体のバランスという点では、カインド・オブ・ブルーには及ばないものの愛着を感じる印象深い作品である。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2008年4月10日に日本でレビュー済み
モブレーだけだと心配とあってこのアルバムを収録した日にゲストとして呼び戻されたコルトレーン。コルトレーンはアポロ劇場の仕事を終えて、楽器をケースにしまわないでそのまま駆けつけたという。
そのコルトレーンが参加している'Dのテオ(別名ネオ)こそ、本作品のベスト曲なのだ。
サックスの音がこの曲調にぴったり。しかもメロディックときている。向かい風の中、荒涼とした砂漠を一人歩む姿がかっこいい。マイルスの演奏がコルトレーンの前座に聴こえてくる。
それほどここでのコルトレーンはすごいのだ。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2005年5月6日に日本でレビュー済み
一曲目の"いつか星の王子様が"ですが、曲が終わる瞬間に一瞬、パカンと何かが鳴っている音がするんですが、あれは何の音でしょうか? なぜかこの曲の演奏内容にマッチしていて不思議なムードを醸し出していていいですね。ちなみにこのアルバムを通して僕が一番好きなのは2曲目ですね。"オールドフォークス"って曲がとっても良いし、マイルスのミュートがちょっと擦れたような暖かくそして鋭い音を放っていて、メロディとフィットしている。凄く良い感じ。3曲目、"PFRANCING"。カウントから入るところがかっこいい! 痺れます。感触として全体的にハンクモブレーはあんまし良い音を出してない気がする。少し音がひしゃげてますね。ただ不思議にそれでも(それだからか)彼のソロを効くと暖かい感じで味があって良いですね。対照的に、1と5(特に1)のジョンコルトレーンは凄い存在感で流石なソロをやりますね。もう、お殿様という感じの輝くソロが素晴らしい。また、ウィントンケリーのピアノが、自分のアルバムでやっている時より、ずっと輝いていてとても気持ちよくそして楽しく聴ける。ああ、"I thought about you"。大好きです。いつも聴いてます。最近マイルス聴き始めた方は、ぜひ買って聴いて下さいね。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2004年8月11日に日本でレビュー済み
うっとりしてしまうのだ。オジサン的な年齢に近づきつつある私でも・・・。いつもの刺激的かつ挑戦的な音楽はこのアルバムにはない。だが、その代わりとばかりにハートを溶かすようなマイルスの甘い甘いトランぺットが炸裂。こんなこともできるんです、この人は。①②④⑥恋する乙女じゃなくてもとろけますよ。さらに、さらに、このアルバムはそれだけじゃ終わらない、スパニッシュ調の⑤で吹きまくるジョン・コルトレーンのカッコ良さに、再度うっとり、絶好調です!!61年のコルトレーン。こんな立派に吹けるようになるとは・・・(涙)。バラード一本というわけじゃなく、ブルース調の③も含めて実はいろいろと楽しめるアルバムなんです。カインド・オブ・ブルーのような奥深い緊張感のある音に疲れた時に聴くと、よりグッと来ます、「癒し」というんじゃなくて数あるマイルスのアルバムの中でも特殊な魔力に満ちてるんです。こんな良く気のつく可愛いアルバム、CDじゃなく恋人だったら良かったのに・・・。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2008年10月25日に日本でレビュー済み
1961年3月7・20・21日、ニューヨーク、コロンビア30番街スタジオで録音。

『サムデイ・マイ・ブリンス・ウイル・カム』の演奏は全マイルス・デイビスのトラックの中でも最上位に位置する演奏だろう。この曲のマイルスのミュート・トランペットは世界一美しい。このペットの後に登場するハンク・モブレーのテナー・サックスはその美しいパッションを空に温かく広げる。続くウイントン・ケリーのピアノは明瞭に空を響かせ、マイルスの短いミュートの後、間髪はいるジョン・コルトレーンの野太いテナー・サックスはパッションを遙か高みに吹き上げる。そしてもう一度世界一美しいマイルスのミュートがやってくるのだ。

ジャズのアルバムの中で絶対聴き逃してはならない必聴の一枚である。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート