ガレージ・リバイバルブーム真っ只中のUKの2005年にリリースされた本作だが、音はUSインディー直系のグランジロック。ただ、他のグランジフォロワーと違うのは、UK特有のメロディーの湿り気が感じられる点。決して上辺だけをなぞったグランジのフォロワーではない(05年にUKでグランジを演ることは、ある意味で自殺行為でもあった)。
自分たちの心情風景を鳴らす音がたまたまグランジであった、という偽りのなさがあって、懐古趣味ではない00年代の空気感を閉じ込めたロックを鳴らすことに成功している(特に2や8などのリズムやリフの解釈に顕著)。
個人的には、サム・フォレストのソングライティグがすごく好き。曲自体がシンプルで締まっていて、何度でも聴きたくなる。メロディーが気取りのようなものが一切無くて、大げさに盛り上げたりはしない。音楽好きなんだなぁ、という。捨て曲が無い。
00年代、日本にもオルタナ・グランジの精神・方法論を用いたバンドが出てきたが(シロップ16gやアートスクール等)、感性としては近いように思う。インディーでもいいから、ずっと活動を続けて欲しいバンドの一つ。
Everything Is
仕様 | 価格 | 新品 | 中古品 |
CD, インポート, 2005/10/18
"もう一度試してください。" | インポート |
—
| ¥1,980 | ¥766 |
CD, インポート, 2006/11/6
"もう一度試してください。" | インポート |
—
| ¥3,500 | ¥3,125 |
CD, CD, 2005/6/22
"もう一度試してください。" | CD |
—
| — | ¥1 |
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曲目リスト
1 | Get Your Guns |
2 | Cosmopolitan |
3 | Not Everyone |
4 | Unsatisfied |
5 | Headlights |
6 | Behind Your Eyes |
7 | Ironside |
8 | Shot Down |
9 | Just Friends |
10 | Everybody Is |
11 | Intermission |
12 | Southern Cross |
商品の説明
Nine Black Alps - Everything Is - Cd
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2013年5月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2005年11月30日に日本でレビュー済み
記念すべき1stアルバム。
UKのバンドですが、現在のUKバンドに多く聴かれる音ではなく
その流行に逆らうかのような、ノイズ交じりのうねるグランジギターは
NIRVANAやVINESを引き合いにだされることも多いほど。
苛立ちをぶつけたかの様なヴォーカルの歌唱も純粋にカッコイイですし
重すぎず、だからといって軽すぎず、
アルバム全体に覆われた乾いた雰囲気は絶妙です。
シングル曲♯8をはじめとした、勢いのある爆音ナンバーが中心なので
アコースッティクナンバー♯6、♯11の位置づけも絶妙。
これからにも期待。
UKのバンドですが、現在のUKバンドに多く聴かれる音ではなく
その流行に逆らうかのような、ノイズ交じりのうねるグランジギターは
NIRVANAやVINESを引き合いにだされることも多いほど。
苛立ちをぶつけたかの様なヴォーカルの歌唱も純粋にカッコイイですし
重すぎず、だからといって軽すぎず、
アルバム全体に覆われた乾いた雰囲気は絶妙です。
シングル曲♯8をはじめとした、勢いのある爆音ナンバーが中心なので
アコースッティクナンバー♯6、♯11の位置づけも絶妙。
これからにも期待。
2009年5月26日に日本でレビュー済み
1曲目の"Get Your Guns"から流れるは、あのいびつでゴツゴツした轟音ギター。クールなんて言葉置き去りの焦燥と衝動剥き出しの音像。まるで初期から中期(こんな分け方あるんかな)にかけてのNirvanaのようだ、と茶々入れられても仕方ないほど痛快なまでに90年代。
ただの模倣だと言われるには勿体ない程各曲の骨子はしっかりしていて、リフの切れ味や豪胆さは本家どもを凌ぐエネルギーを噴出しています。思えば90年代に音楽に出会った少年が90年代の音楽に憧れないはずもなく、抑えきれない衝動を表現するためにディストーションを踏み、アンプに近寄ってフィードバックノイズを得ようとする発想が出て来なかった方が不自然なのです。
特に"Headlights" や"Shot Down" の変化球や変則リズム無しのド迫力は、未だ90年代の音楽の持つ可能性を感じるカッコ良さですし、"Unsatisfied" とロンゲで叫んじゃうあたり次作での確かな成熟を期待してしまうわけです。
ただ心配なのが、こういった時代の潮流に抗ってしまったバンドはデビュー時注目されても、今後たとえ良作を出しても歯牙にもかけられなくなることです。イギリスのメディアは新しいもの好きですから。結局、当時抱いた危惧は本当で、本作よりややインパクトに欠けながら良作だったセカンドは完全にスルーされてしまいました。
ただの模倣だと言われるには勿体ない程各曲の骨子はしっかりしていて、リフの切れ味や豪胆さは本家どもを凌ぐエネルギーを噴出しています。思えば90年代に音楽に出会った少年が90年代の音楽に憧れないはずもなく、抑えきれない衝動を表現するためにディストーションを踏み、アンプに近寄ってフィードバックノイズを得ようとする発想が出て来なかった方が不自然なのです。
特に"Headlights" や"Shot Down" の変化球や変則リズム無しのド迫力は、未だ90年代の音楽の持つ可能性を感じるカッコ良さですし、"Unsatisfied" とロンゲで叫んじゃうあたり次作での確かな成熟を期待してしまうわけです。
ただ心配なのが、こういった時代の潮流に抗ってしまったバンドはデビュー時注目されても、今後たとえ良作を出しても歯牙にもかけられなくなることです。イギリスのメディアは新しいもの好きですから。結局、当時抱いた危惧は本当で、本作よりややインパクトに欠けながら良作だったセカンドは完全にスルーされてしまいました。
2005年12月27日に日本でレビュー済み
ピクシーズを踏襲した静と動のバランス感覚、ソニックユース
譲りのフィードバッグ。前髪を垂らしたシューゲイザー風の男達が、
臓物が飛び出さん限りの絶叫系から憂鬱なバラードまでを
歌い上げる。そしてプロデューサーにはメンバー4人の共通項である、
エリオットスミス等を手掛けたロブ・シュナッフを起用。
ざっと並べてみた限り、ありきたりなアート畑出身のバンドが
また一つ出てきたか、程度の印象だろう。が、『SHOT DOWN』の
畳み掛けるようなディストーションから発せられるサム・フォレストの
第一声。その前では、前述のすべての説明が無意味となる。
ニルヴァーナに酷似しているという批評をよく聞くが、あえて
類似している部分を探すならば、言葉に言い表し切れない、
楽曲群の持つ圧倒的な説得力だろうか。
譲りのフィードバッグ。前髪を垂らしたシューゲイザー風の男達が、
臓物が飛び出さん限りの絶叫系から憂鬱なバラードまでを
歌い上げる。そしてプロデューサーにはメンバー4人の共通項である、
エリオットスミス等を手掛けたロブ・シュナッフを起用。
ざっと並べてみた限り、ありきたりなアート畑出身のバンドが
また一つ出てきたか、程度の印象だろう。が、『SHOT DOWN』の
畳み掛けるようなディストーションから発せられるサム・フォレストの
第一声。その前では、前述のすべての説明が無意味となる。
ニルヴァーナに酷似しているという批評をよく聞くが、あえて
類似している部分を探すならば、言葉に言い表し切れない、
楽曲群の持つ圧倒的な説得力だろうか。
2008年7月2日に日本でレビュー済み
まず驚いたのが、捨て曲が本当に一つもないこと。
どの曲に関しても、ヴォーカルサムの苛立ちと憂鬱な描写が歌詞に表れている。
そして、音に関してもソニックユースを彷彿とさせるフィードバックノイズ、
一風変わったコード進行、音圧と、すべてが歌詞にマッチしていて、聴いているだけで
鳥肌が立つ。
お勧めはNot EveryoneとEverybody Is。
知り合いは2ndの方が好きだと言うが、私は断然この1stが好きだ。
そして、こんなに一つのバンドを好きになったのは、Nine Black Alpsが初めてかもしれない。
どの曲に関しても、ヴォーカルサムの苛立ちと憂鬱な描写が歌詞に表れている。
そして、音に関してもソニックユースを彷彿とさせるフィードバックノイズ、
一風変わったコード進行、音圧と、すべてが歌詞にマッチしていて、聴いているだけで
鳥肌が立つ。
お勧めはNot EveryoneとEverybody Is。
知り合いは2ndの方が好きだと言うが、私は断然この1stが好きだ。
そして、こんなに一つのバンドを好きになったのは、Nine Black Alpsが初めてかもしれない。
2005年12月7日に日本でレビュー済み
一曲目からいきなりジャリジャリな歪みサウンドが飛び込んできてびっくり。今時こんな音を聴く事になろうとは。
途中にアコースティックギターで休憩を挟みつつも、全体的にグランジ色が出ている構成。ガガガガーっと一気に聴けてしまう一品です。
彼らはUKバンドな訳ですが、最近大量に量産されている他のUKバンドとは比べられない異質な存在で、"一味違う"のではなく、"全然違う"。
もし「UKバンドはちょっと・・・」と尻込みしているのであれば、聴いてみることをおすすめします。
途中にアコースティックギターで休憩を挟みつつも、全体的にグランジ色が出ている構成。ガガガガーっと一気に聴けてしまう一品です。
彼らはUKバンドな訳ですが、最近大量に量産されている他のUKバンドとは比べられない異質な存在で、"一味違う"のではなく、"全然違う"。
もし「UKバンドはちょっと・・・」と尻込みしているのであれば、聴いてみることをおすすめします。
2006年8月20日に日本でレビュー済み
今時のUKのバンドでは珍しいガレージ臭のするバンド。メンバーもソニックユースやピクシーズが好きらしい。自分は某CDショップでそれを見かけて自分と趣味が似ているので聴いてみた。
そしたら見事にはまって購入。
やはりギターの音はノイズらしい音が混ざってる。
お勧めはUnsatisfied、shot down、headligts
特にshot downの間奏のギターソロはスッゲーカッコイイ!!単音からノイズ音が重なるとこがまじ鳥肌物なので聴いてください。
このバンドがUSだったらもっと売れてたかも
そしたら見事にはまって購入。
やはりギターの音はノイズらしい音が混ざってる。
お勧めはUnsatisfied、shot down、headligts
特にshot downの間奏のギターソロはスッゲーカッコイイ!!単音からノイズ音が重なるとこがまじ鳥肌物なので聴いてください。
このバンドがUSだったらもっと売れてたかも
2005年10月4日に日本でレビュー済み
今年の2月にソニックマニアで来日もしているイギリスのマンチェスター出身のバンド。最近のイギリスの流行りにはほど遠いNirvanaが好きなんだろうという事がすぐ分かるようなマンチェスターな音にはほど遠いグランジ的ギターロック。どの曲も良いのだが特に僕の好きなのはシングルにもなっった「Shot Down」。この曲はギターが作り出すメロディーがカッコ良いし、子供だましかもしれないが曲の強弱の付け方がツボを刺激する。イギリスではKaiser Chiefs等のサポートも勤めたりNMEでもかなりプッシュされている。また今年の8月には渋谷と心斎橋の両クワトロでの単独公演もおこなっている。その一方でパクリとの声もあるがそんな雑音は気にせず今のイギリスには必要なバンドだと思うし、たしかに似た曲も有ったりするがこのまま突き進んでもらいたい。
他の国からのトップレビュー

M. Clayton
5つ星のうち5.0
Pathetically underrated or unknown...Why oh why?
2014年12月13日に英国でレビュー済みAmazonで購入
Nobody seems to have put on a pedestal track 5....Headlights. I'm stuck for superlatives, so, won't bore you with a surfeit of them, but this track is the outstanding masterpiece of the album. Occasionally you have that moment when you are in awe...when you are so, so glad you bought a cd by a band you'd heard of but knew none of their stuff, at a ridiculously low, insulting-to-the-band 24 pence plus postage, and feel sick that this track existed and you might never have heard it. It is one of the best tracks I have ever heard. Sample it, then agree with me that it is sublime....major chords, minor chords....and done at medium pace with every musician contributing equally...This is a song you can put on repeat, when you are feeling down and want to wallow....Play it loud!!! As for the Grunge bit...I love Nirvana, and can certainly hear them in Nine Black Alps, but the Alps are not a copy, and very few songs on the album you'd actually class as Grunge.You can hear The Baddies ( 1st, excellent album period) Nirvana, Queens of the Stoneage, Three Colours Red and Senseless Things here, but the band itself remains unique..I love punk, but mainly the talented kind...Punishment of Luxury, Ruts, Buzzcocks, The Carpettes, Clash, Radio Stars, and so on, including the aforementioned bands. But recently I've absorbed Billy Talent, Max Raptor and the like. What I'm saying, is, I love rock. I like it fast,medium, moody and accomplished...This cd is everything I want.It's all YOU want, too. You just don't know it yet! Basically..buy this album. For a few, ridiculous pence you can't go wrong, and you will thank me that you took the risk. I've ordered ALL the Nine Black Alps' albums now...Invest in talent as I have done!!!

Ulysses Flounder
5つ星のうち5.0
Superb, straightforward rock
2006年6月24日にアメリカ合衆国でレビュー済みAmazonで購入
I'm constantly amazed at how much I enjoy this album. I expected to find the usual two or three good tracks buried in the usual garbage, but "Everything Is" is surprisingly consistent, chock full of good material. Though there are a few tracks that are exceptionally good ("Unsatisfied," for example), there isn't a single dud on the album.
In addition, the songwriting is exceptional. I tend toward more electronic music, and am normally bored by bands without a dedicated keyboardist or (at the least) whacky FX. Nine Black Alps plows through the album with only a few different guitar and bass sounds, providing variation entirely through the songs themselves instead of by sonic contortion. This is some of the purest and best rock I've ever heard.
Other reviewers' have made comparisons to Nirvana, but I feel this is unjustified. Nine Black Alps easily competes with Nirvana for grunginess, but they owe far more to the Ramones and modern indie rock than to Nirvana.
In addition, the songwriting is exceptional. I tend toward more electronic music, and am normally bored by bands without a dedicated keyboardist or (at the least) whacky FX. Nine Black Alps plows through the album with only a few different guitar and bass sounds, providing variation entirely through the songs themselves instead of by sonic contortion. This is some of the purest and best rock I've ever heard.
Other reviewers' have made comparisons to Nirvana, but I feel this is unjustified. Nine Black Alps easily competes with Nirvana for grunginess, but they owe far more to the Ramones and modern indie rock than to Nirvana.

Granny Weatherwax
5つ星のうち5.0
10 starts for this one !
2005年7月18日に英国でレビュー済みAmazonで購入
This has been one of the most promising debut albums I have seen in a while. The remarkable thing is friends who in general are not crazy about this type of music have asked me about the band after hearing the cd at my place. Highly recommended.

beth maloney
5つ星のうち5.0
MUSIC CD
2015年6月14日にアメリカ合衆国でレビュー済みAmazonで購入
I RECEIVED THE ITEM IN VERY GOOD CONDITION AND IT PLAYS VERY WELL.

Shaun Porter
5つ星のうち5.0
balls out in a half dude.
2014年11月12日にアメリカ合衆国でレビュー済みAmazonで購入
Everything is all I ever wanted. Just wish it were longer.