ロリーギャラガーの没後10周年を記念して作られた2枚組ベスト盤。愛用のボロボロのストラトキャスターを使用したジャケットが最高!
選曲に関しては満足する人は少ないだろう。駄作がない上に多作、ベストとはいえたった2枚のCDに収まるわけはない。しかし入門編としては良い選曲かもしれない。
特筆すべきは最新リマスターによる音質の良さ。ロリーの作品の難点は音質の悪さだっただけに、「TATOO’D LADY」「MILLION MILES AWAY」「CALLING CARD」といった名曲がクリアな音質で聴けるのは嬉しい。名盤「LIVE IN EUROPE」のオープニングを飾った「MESSIN’ WITH THE KID」が、1974年のブライトンドームでのLIVEバージョンとして収録されているのだが、フェイドアウトしてしまうのが残念。
今度はLIVEバージョンでのベスト盤を作って欲しい。