1986年、まだ家庭用コンピューターゲームがゲームらしく、大人に見向きもされず、子供のおもちゃとさげすまされていた頃、子供たちの心を熱くした、伝説のゲームが誕生した。
当時、高橋名人の16連射と共に一世を風靡したこのソフトは、全国キャラバンファミコン大会が開催され、頂点を目指して宿題そっちのけで子供たちも僕も精進した。
あのころから、その激ムズさは全く変わっていない。
現在では、通信環境の発達で、キャラバンをする必要がなく、オンラインでスコアを競うことが出来るようになったのだが、やはり、あの歓声と盛り上がりは忘れられない。
イベントで知り合った子供たちが友達を作ることは、オンラインでは絶対に出来ないことだ。
小学館は、昔、流行のホビーのイベントを個々に開いていたが、経費の節減のためか、次世代ワールドホビーフェアでひとくくりにする傾向が出てきた。
今の子供たちに、ゲームの本当の楽しさを、もう一度教えてあげてほしいと、つくづく思う。