ぶっちゃけ、これがロッドとの出会いのアルバムでした。
ジャケは手抜き、解説も歌詞も対訳もナシ、ケース裏のジャケは収録曲の羅列。…当時、日本盤で¥1,200という価格は破格だったので、コレはコレで「無駄の無い作り」と思えば許容範囲かなと。日本盤の象徴「オビ」が付いていたのは救い。
以上、見た目は「???」だが内容(収録曲)は素晴らしい。リマスターされた音源は音の分離が適切で、曲がキラキラ輝いているかのようです。これまで「ロッド=泣きのバラードのおっちゃん」というイメージだったのがガラッと変わりました。哀愁のバラッドやノリの良いロッキンな曲、自身のルーツ的な楽曲などがバランス良く収録され、「入門編」以上の何かを感じます。曲順も文句ナシ。手軽に代表曲が聴きたい方には素晴らしいアルバムだと思います。
もともとはユニバーサルの廉価盤シリーズ(Universal Masters Collection)の日本盤化。安価な輸入盤も流通しているので「オビいらん」という人にはそちらもオススメ。