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トンコリ

4.2 5つ星のうち4.2 7個の評価

仕様
価格
新品 中古品
CD, オリジナルレコーディング, 2005/5/22 通常盤
¥6,500 ¥1,717

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曲目リスト

1 ヘチリロック
2 レタァ チリ ハウ
3 イケレソッテ
4 レウ レウ
5 ケント ハッカトゥセ
6 トー キト ランラン
7 エトフカ マー イレッテ
8 サンヌビスタ ヘチリ
9 トンコリ イン ザ ムーンライト
10 ライチシカ ヘチリ
11 タラントマリ ヘチリ
12 ススリウカ
13 ケーケー ヘタアニ バイエアン
14 オロロ ラハ
15 ウチャオレ イレッテ

商品の説明

内容紹介

「トンコリ」は五本の弦が張られるシンプルな楽器。
そこからはじき出される魅惑のリズムと甘美なメロディーは、未知の文化に触れる高揚感と、昔聴いたことがある懐かしさが同居する不思議な音世界。
ときに心を静め、ときに遺伝子を興奮させる。
北方民族・アイヌのシャーマニックな魅力を感じられるアルバム。

アイヌ音楽の魅力を独自のミクスチャースタイルで表現し国内外で高い評価を得てきたOKIが、原点であるトンコリと向き合い、トンコリのみで作り上げたアルバム。
制作にあたり、1970年代に残された記録テープを再度聴き起こし、そのノイズの奥に潜むアイヌ音楽特有のニュアンスやグルーヴをすくい上げ、かつての名人の演奏を忠実に再演。
さらにその記録をOKIなりの解釈で広げた多重録音によるアレンジ曲や、オリジナル曲までを収録した、かつてない音楽作品です。
目くるめくリズムと倍音の洪水には、現代のダンス・ミュージックやテクノとも共鳴する新鮮さと斬新さも感じられ、聴く者を最後まで飽きさせない。

アーティストについて

OKI
樺太アイヌに伝わるアイヌ民族唯一の伝統弦楽器「トンコリ」の奏者。
楽器プレイヤーとしてだけではなく、アイヌ音楽の伝統にダブやレゲエなど世界のルーツ音楽のダイナミズムを織り込んだ斬新なサウンド作りで独自の音楽スタイルを切り開き、知られざるアイヌ音楽の魅力を国内外に知らしめてきた稀有なミュージシャン/プロデューサー。

海外での評価も高く多様な表現形態で、ヨーロッパ、アメリカ、オセアニアなどでツアーもする。
国内でもFUJI ROCKやRISINGSUNなど様々な音楽フェスに出演をしている。

登録情報

  • メーカーにより製造中止になりました ‏ : ‎ いいえ
  • メーカー ‏ : ‎ チカルスタジオ
  • EAN ‏ : ‎ 4580163640085
  • 時間 ‏ : ‎ 51 分
  • レーベル ‏ : ‎ チカルスタジオ
  • ASIN ‏ : ‎ B0009OAW2I
  • ディスク枚数 ‏ : ‎ 1
  • カスタマーレビュー:
    4.2 5つ星のうち4.2 7個の評価

カスタマーレビュー

星5つ中4.2つ
5つのうち4.2つ
7グローバルレーティング

この商品をレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2021年6月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
Amazonで、このCDを購入したのは2009年2月下旬のこと。その数年前から、このCDの存在を知っていて、是非トンコリの音色を聴いてみたいものだと思いつつ、なかなか手が出ないでいた。まだ十代だった頃、ムックリの演奏を聴く機会があったのだが、その当時トンコリはというと演奏者自体が少なかったのだと思う。トンコリは見知らぬ楽器で、アイヌ文化の入門書に添えられたイラストや物語の挿絵でしか存在を知らずにいた。

今ならばYouTubeで検索を掛ければ誰もが簡単に、想い想いにトンコリを奏でるアーティストや愛好家が自らアップした曲や歌を聴くことができるだろう。だが、ネットそのものがなかった当時は何を手掛かりにしたらトンコリの音色を聴けるのか分からなかった。人と同じように魂を持ち、心臓も耳も持っていて、その音色は自らの歌声なのだというトンコリとは、いったいどんな音がするのだろう、そしてどんな曲が歌い継がれてきたのだろうと、思いを馳せるばかりだった。

ネットが一般に普及してからもネットは私にはまだまだ近付き難い世界で、足を踏み入れたのはずっと先のことだった。ようやく慣れたてきた頃も、遠い昔に鬼籍に入られた演奏者とその曲が断片的に紹介されたものを聴けるのがやっとだった。唯、探し方が拙かっただけかもしれないが、トンコリとはもう途絶えてしまった楽器なのだろうかという思いを強くし、演奏者が現代にいるということ自体も長らく知らずにいた。

そんな中、やっとみつけたアルバムが このCDだった。だからこそ、購入するのには勇気が入ることだった。知らないうちから、あまり想いを込めるとガッカリするかもしれないし、そんな風に思うのはトンコリを胸に、その曲と歌を伝え残してきた先人に対してとても失礼だと思うし、OKIさんその人に対しても、とても失礼なことだと思えたからだ。

でも、人から人へと伝わってきた過去の記憶と記録でもあるトンコリの音色が絶えることなく、この現代で聴くことが出来るのなら、何を臆することがあるのだろう。知りたい、聴きたいと思っているのに、そのまま素通りするなんて、なんてもったいないことかと思い立ち、その日、ここでこのCDを購入したのだった。購入後、Amazonからレビュー投稿を促すメールが届いた。自分でもここを利用して初めてのレビューをと投稿を試みたのだが、何故かそのときは言葉が途切れ途切れで繋げられなかった。考えるよりも感じる、そんな曲と歌を聴いた後に、想いを文章にするのが難しかった。

このCDのリーフレットには、曲に纏わる様々な逸話がOKIさん自らの手で書かれていて意気込みが感じられる。だが、演奏そのものは肩の力が抜けているというのか、自然体で素直な音色で一つ一つ丁寧に曲が紡がれているように感じられる。そこには上手くみせようというような図らいなどはなく、何か大層で堅苦しい宿命的なものを背負っているのでもなく、子守歌が人から人へ伝えられていくように、時が決して止まることなく大きな河が枯れることなく何処までもずっと遠くへと流れていくように、ごく当たり前のこととして人々と自然の営みが浮かんでくるのだ。全ての命が親から子へと受け継がれていくように、曲そのものが生命を持ち、深く呼吸しているように感じられるのだ。

そこには色というものはなくて、何色にも染まらない世界が広がっているように思える。強いて言うのなら白が一番近いのだと思う。ここにはOKIさん自身の初心とOKIさんが、このCDを生み出すまでに関わってきた先人たちの初心が込められているように感じられるのだ。
風には色がないのに、色について書こうとしたら、何も言葉は浮かばない。
あの日、レビューを書こうとしても言葉が出てこなかったのは、そういうことだったんだと今なら思う。

ときに鋭く、あるいは懐かしく響いてくるこのCDアルバムは、今も私の傍らにあり、これからもずっと当たり前のこととして、ともにあるのだと思う。
ふと息抜きがしたくなったときに手に取りたくなる、そんなお気に入りの一枚だ。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年2月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
音が素材として残っています。
記録として大事なものだと思います。今、アイヌの音楽は、どうなっているのかかななりました。
2019年7月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
アンビエントとしてもずっと流していて気持ち良く、楽曲やライナーからもルーツを感じる秀逸な一枚だと思います。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2005年8月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
使われている楽器はトンコリだけ。どの曲も、メロディの面では単調だ。しかし、トンコリの音色の力と精妙なリズム故に、飽きることがない。トンコリの音色は、単に優しいとか癒されるとか言うのではなく、感情を深いところから揺さぶる不思議な力強さがある。また、曲の所々で微妙なリズム転換が起こる様がスリリングだ。最小限の音が生み出す、音空間の深い奥行きと広がり。
30人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2007年8月15日に日本でレビュー済み
いにしえの時と音、トンコリの音…
激しくはない…甘い旋律があるわけでもない
まるで心拍のように、初めからそこにあったかのように感じる。
気が付くと耳だけでなく想いも集中している自分がいた。
このアルバムが聴く人にもたらすのは、ひとつの異次元ではないでしょうか?
16人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年5月28日に日本でレビュー済み
「アイヌ」「トンコリ」「古老のテープから云々」という触れ込みに期待してどんなに聞きこんでみても
ここには、なにも無いと結論を出さざるを得ませんでした。空っぽ感がすごい。

安東ウメ子のプロデュースもしていて、それは好きだったのですが、無難さに誤魔化されてたのかもしれません。
他のOKIの作品もいろいろ聞くと、どうも微妙感がぬぐえなかったのですが
この作品で、やっぱりこの人才能ないなと結論付けました。

そして、その後明らかになってきた「アイヌ」にまつわる様々な問題

なるほどねえ・・・・・・
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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