Brasil の Artist、言語が近くエスパニョ〜ルけっこう採りあげてるので、スタッフなんかもお手のもの的なんでしょう、いいシリーズになってますが、中でも一番いい仕上がりがこの "Romance Latino vol. 2〜Baladas romanticas al ritmo de Bossanova〜 "。選曲、アレンジ、vol.1、vol.3 とは際立ってます。"Acalanto de Amor" これいいですね!"Tu Mi Delirio" Jose Jose のヤツなんですが、アレンジが良く origin 聴きなおしてしまった程、別の曲になってます。Astrud Gilbert のは、比較の対象外。"Drume Negrita" これもよ〜く聴くと Omara Portuond なんですね、気付かなかったです。"Eclipse" は Cuba の Margarita Lecuona の曲 "Taboo" の作者!、すごっくいいです。終曲の "Siempre En Mi Corazon" 出色です。あとは、有名曲ばっかりってとこですが、"Historia de Un Amor" これ凝り過ぎですが感じ出てます、とか "Sabor A Mi" 脱力的アレンジこれいいね!。"Aquellos Ojos Verdes" 一等賞的に秀逸、更に "Esta Tarde Vi Llover" ギターの音、小雨ってカンジですね、そんな風景。"Solamente Una Vez" 出だし、Yo-Yo-Ma の "Chega de Saudade" 風 Cello 、これも癒し系のアレンジでいいです。それと、別アルバム vol.3 の "Contigo En La Distancia" これも仕上がりいいです、聴いてみてください。
ずっと前に、メキシコにてリサさんの昔のCDを知人にばらまいた(つまり貸した)ことがあるんですが、一枚も戻ってきませんでした。あれは全てポルトガル語による歌だったのですが、それでもメキシコでの彼女の音楽の受けは個人的な体験では良かったですね。(私自身はしまった事をしてしまったと思いましたけど)そして今回のこのCDですが、一曲(Acalanto de Amor。彼女のオリジナル。ファンなら多分知っているであろう、とっても良い曲です)で曲の前半をポルトガルで歌っていますが、その他は全てスペイン語でやってます。リサさんが実際にスペイン語を話すのかどうかは知りませんが、綺麗な発音でちょっと実際のスペイン語より滑らかなところがキュートで良いなと思いました。さて、音楽ですが、やはり石川さんとフェビアンさんの演奏がまるで俳句のようにシンプルかつ美的で、満足度が高いです。そして、VOL.1でもそうだったようにオスカー・カストロ・ネヴィスがアレンジとギターを担当していてこれも彼らしく綺麗にまとまっていて良いですね。ただ、一曲"Esta Tarde Vi Llover"で、リサさんと石川さんがデュオでやってます。これが良いですね。彼女のギターが好きな方は絶対満足するでしょう。甘い感じのタッチが良いです。石川さんがバンドリンをやってるんですが、これもオッケーでした。なにやっても上手いですね。あとは、男女5人のコーラスが入っている曲は、少し古めの映画を観ているような懐かしい感じがして気分良く聴けますし、リサさんがライナーで書いているようにベースがいい感じでやっていたり、チェロも入ったりで、僕と同じで歌だけじゃなくて楽器も好きな人にはとても楽しく聴けますよ! 今回はロマンチックな曲がテーマとのことですが、ラテン好きなら耳にたこが出来るくらい聴いているであろう"Historia de un amor"や"Solamente una vez"とか入ってますのでそういう意味でも気軽に聴けて良いです。