フィアレス 恐怖の向こう側 [DVD]
フォーマット | 色, ドルビー |
コントリビュータ | イザベラ・ロッセリーニ, ピーター・ウィアー, ジェフ・ブリッジズ, ロージー・ペレス |
言語 | 英語 |
稼働時間 | 2 時間 2 分 |
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
商品の説明
Amazonより
飛行機墜落事故で奇跡的に命を取り留めたマックス(ジェフ・ブリッジス)は、なぜかそれ以前に感じていた様々な恐怖心から解放された躁状態と化して、事故の生存者のことばかりを気にかけるようになり、妻(イザベラ・ロッセリーニ)の不安を募らせるようになる。そして彼は、事故で娘を死なせたカーラ(ロジー・ペレス)とお互い引かれ合うように…。
『刑事ジョン・ブック/目撃者』『トゥルーマン・ショー』などの才人ピーター・ウィアー監督が、飛行機事故後の生存者たちの苦悩や愛憎を描いていくヒューマン映画の佳作。一見ファンタジックだが、決して感傷に溺れずに現実的かつ冷徹な視点を貫いているあたりが、この監督らしいといえばらしい。(的田也寸志)
レビュー
製作: ポーラ・ワインスタイン/マーク・ローゼンバーグ 監督: ピーター・ウィアー 原作・脚本: ラファエル・イグレシアス 撮影: アレン・デヴィオー 音楽: モーリス・ジャール 出演: ジェフ・ブリッジズ/イザベラ・ロッセリーニ/ロージー・ペレス/トム・ハルス/ジョン・タトゥーロ
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)
登録情報
- アスペクト比 : 1.33:1
- 言語 : 英語
- 梱包サイズ : 18.03 x 13.76 x 1.48 cm; 83.16 g
- EAN : 4988135559067
- 監督 : ピーター・ウィアー
- メディア形式 : 色, ドルビー
- 時間 : 2 時間 2 分
- 発売日 : 2005/8/12
- 出演 : ジェフ・ブリッジズ, イザベラ・ロッセリーニ, ロージー・ペレス
- 字幕: : 日本語, 英語
- 言語 : 英語 (Dolby Digital 2.0 Surround)
- 販売元 : ワーナー・ホーム・ビデオ
- ASIN : B0009Q0JTC
- ディスク枚数 : 1
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
星5つ中4.6つ
5つのうち4.6つ
全体的な星の数と星別のパーセンテージの内訳を計算するにあたり、単純平均は使用されていません。当システムでは、レビューがどの程度新しいか、レビュー担当者がAmazonで購入したかどうかなど、特定の要素をより重視しています。 詳細はこちら
26グローバルレーティング
虚偽のレビューは一切容認しません
私たちの目標は、すべてのレビューを信頼性の高い、有益なものにすることです。だからこそ、私たちはテクノロジーと人間の調査員の両方を活用して、お客様が偽のレビューを見る前にブロックしています。 詳細はこちら
コミュニティガイドラインに違反するAmazonアカウントはブロックされます。また、レビューを購入した出品者をブロックし、そのようなレビューを投稿した当事者に対して法的措置を取ります。 報告方法について学ぶ
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2023年8月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
公開当時にみた。アマゾンさんで偶然見かけたので懐かしくなり購入。ストーリーの詳細は忘れていたので新鮮な気持ちでまた鑑賞。このころの英語は耳馴染みがあり自分には聞き取り易かった。
2020年11月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
体験談ですが九死に一生を経験した自分もマックスのような状態でした。もう30年以上前の話ですが、車に跳ねられて宙に浮かんでいる状態の時に死を覚悟しました。幸い足に障害が残りましたが、死んでもおかしくなかったと言われました。
それ以来、不思議な感覚を抱くようになりました。事故以来人生が180度変わったような感覚に陥り周りの出来事も俯瞰的な視点になり、まるで自分じゃないような感覚です。恐怖に対して何も感情が生まれず感情に流されないような人生観になり信仰心も無くなりました。生きているような感覚ではなく、ただ漠然としているような感覚です。かといってトラウマにもならずとにかく説明のできないものです。自分が自分じゃないようなロボットの様な感覚、魂が一部無くなったような感覚、だけど自分ではわからない。
周りはいろいろ尽力してくれました。医療従事者、リハビリの先生、会社、弁護士、裁判、恋人、家族。
ですが何も感情が沸かないのです。無気力というとそうでもなく、ぽっかりとした穴のような空間にいるような感覚がどうして抜け出せなかったのです。本人でも不思議な感覚なので他人には理解してもらうつもりもなかったし、言っても結論は出たのかわかりません。
当時の私の感情はおかしいと言われるかもしれません。生の執着が無くなっていたかもしれません。
しかし現在は、生への執着が凄く湧いています。自然に治ったのか分かりませんがもっと生きてみたいと思えるようになりました。私の場合は自分の心のケアが無く、普通の感情に戻るまで20年くらいかかったと思います。マックスには最後まで諦めない家族がいた。マックスは最後に家族に助けられて生を取り戻します。ですがイチゴを食べて死の直前まで行かないと生きる事への復活は難しかったということです。
死とは何か?死の先には?
それは宗教観、精神・悟りの境地・諦めの境地、救いとは何か?それは死を覚悟しなければ到達できない境地の超感覚かもしれません。
この映画は言葉では言い表せない感覚を表現しており主人公の感情を忠実に再現しています。共感できるところが沢山ある秀作だと思います。
それ以来、不思議な感覚を抱くようになりました。事故以来人生が180度変わったような感覚に陥り周りの出来事も俯瞰的な視点になり、まるで自分じゃないような感覚です。恐怖に対して何も感情が生まれず感情に流されないような人生観になり信仰心も無くなりました。生きているような感覚ではなく、ただ漠然としているような感覚です。かといってトラウマにもならずとにかく説明のできないものです。自分が自分じゃないようなロボットの様な感覚、魂が一部無くなったような感覚、だけど自分ではわからない。
周りはいろいろ尽力してくれました。医療従事者、リハビリの先生、会社、弁護士、裁判、恋人、家族。
ですが何も感情が沸かないのです。無気力というとそうでもなく、ぽっかりとした穴のような空間にいるような感覚がどうして抜け出せなかったのです。本人でも不思議な感覚なので他人には理解してもらうつもりもなかったし、言っても結論は出たのかわかりません。
当時の私の感情はおかしいと言われるかもしれません。生の執着が無くなっていたかもしれません。
しかし現在は、生への執着が凄く湧いています。自然に治ったのか分かりませんがもっと生きてみたいと思えるようになりました。私の場合は自分の心のケアが無く、普通の感情に戻るまで20年くらいかかったと思います。マックスには最後まで諦めない家族がいた。マックスは最後に家族に助けられて生を取り戻します。ですがイチゴを食べて死の直前まで行かないと生きる事への復活は難しかったということです。
死とは何か?死の先には?
それは宗教観、精神・悟りの境地・諦めの境地、救いとは何か?それは死を覚悟しなければ到達できない境地の超感覚かもしれません。
この映画は言葉では言い表せない感覚を表現しており主人公の感情を忠実に再現しています。共感できるところが沢山ある秀作だと思います。
2009年3月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
変な翻訳+売り方だったのかな?なんか実際の主題とジャケの解説がズレてるような…
なので思ったより全然面白かった。脚本、カメラワーク、音楽、普通に"いい"映画でした。
ジャケ裏にある『恐怖を超越して苺アレルギーを克服』って、ネタかよって思ったのですが意外に話の重要なエッセンスになっているし、Jeff Bridgesの90年代が観たくて購入した私と致しましてはコレクションに加えてもOKでした。
あと本当にチョイ役でBenicio Del Toroが出ています。しかもダサい。
なので思ったより全然面白かった。脚本、カメラワーク、音楽、普通に"いい"映画でした。
ジャケ裏にある『恐怖を超越して苺アレルギーを克服』って、ネタかよって思ったのですが意外に話の重要なエッセンスになっているし、Jeff Bridgesの90年代が観たくて購入した私と致しましてはコレクションに加えてもOKでした。
あと本当にチョイ役でBenicio Del Toroが出ています。しかもダサい。
2020年5月17日に日本でレビュー済み
この映画は一言でいうとトラウマに関する物語なのですが、専門家の私から見てもこの映画はとてもよくできていると思います(実際のトラウマという現象をうまく描き出していると思います)。そして、専門家から見てよくできていることと、映画として優れているということは別だと思うのですが、1人の観客として、とても心を揺さぶられる映画でもありました。
【以下、ネタバレあります】
映画のストーリーなどは他のレビュアーの方が書かれていますので、改めて書きませんが、イチゴが表すことについてだけ一言。
もともとイチゴアレルギーがあったはずの主人公の男性は事故の後、イチゴを食べます。彼がイチゴを食べたのは、恐怖心をなくしてしまったからということでもあるでしょうし、自傷行為でもあるでしょうし、恐怖を感じることで生きている実感を取り戻そうとしたからということでもあると思います。
しかし、結果的には、彼の体に異常はおこりません。アレルギーを起こすのは体の免疫システムですが、免疫システムというのは個体のアイデンティティーを根本的に決定する存在とも考えられますので(脳を移植すると免疫システムは脳を排除しようとするそうです)、免疫システムが変わってしまったというのは、その人の根本的なありようが変わってしまったということを示しているように思えます。
それから、ここで食べられたのがイチゴだというのも面白いと思うんですけど、イチゴを食べる時、人はなんとなくエロティックになりますよね(映画の中でも口元が拡大されて、エロティックな感じが強調されています)。だから、イチゴを食べたいという欲求の中には、エロス=性の原理=生の原理を取り戻したいという欲求も含まれていでしょうけど、本来食べてはいけないイチゴを大量に食べてしまうというのは自分の性的な欲求をコントロールできなくなっていることを暗に示しているのだと思うんです(「禁断の実」って呼んでますし)。
だから、最後の場面でイチゴに対するアレルギーが復活するということは、元の自分に戻ったということを象徴するのと同時に、奥さん以外への無差別的な欲求は収まって、奥さんとの適切な関係に戻ったということも表しているのかなと思います。
【以下、ネタバレあります】
映画のストーリーなどは他のレビュアーの方が書かれていますので、改めて書きませんが、イチゴが表すことについてだけ一言。
もともとイチゴアレルギーがあったはずの主人公の男性は事故の後、イチゴを食べます。彼がイチゴを食べたのは、恐怖心をなくしてしまったからということでもあるでしょうし、自傷行為でもあるでしょうし、恐怖を感じることで生きている実感を取り戻そうとしたからということでもあると思います。
しかし、結果的には、彼の体に異常はおこりません。アレルギーを起こすのは体の免疫システムですが、免疫システムというのは個体のアイデンティティーを根本的に決定する存在とも考えられますので(脳を移植すると免疫システムは脳を排除しようとするそうです)、免疫システムが変わってしまったというのは、その人の根本的なありようが変わってしまったということを示しているように思えます。
それから、ここで食べられたのがイチゴだというのも面白いと思うんですけど、イチゴを食べる時、人はなんとなくエロティックになりますよね(映画の中でも口元が拡大されて、エロティックな感じが強調されています)。だから、イチゴを食べたいという欲求の中には、エロス=性の原理=生の原理を取り戻したいという欲求も含まれていでしょうけど、本来食べてはいけないイチゴを大量に食べてしまうというのは自分の性的な欲求をコントロールできなくなっていることを暗に示しているのだと思うんです(「禁断の実」って呼んでますし)。
だから、最後の場面でイチゴに対するアレルギーが復活するということは、元の自分に戻ったということを象徴するのと同時に、奥さん以外への無差別的な欲求は収まって、奥さんとの適切な関係に戻ったということも表しているのかなと思います。
2013年5月11日に日本でレビュー済み
20年くらい前、レンタルで観ました。
一言で言うとテーマはトラウマとそこからの回復、なのですが、そんな殺伐とした要約ではとても捉えきれない、映画でしか表現できない、類を見ない物語です。
特に、この映画の素晴らしさは10分ほどのラストシーンに集約されています。
監督、脚本、撮影、俳優、音楽のすべてがぴったりと合って生まれた奇跡的な場面です。
ホラー映画よりずっと怖く、かつ感動し、涙が止まりません。初めて観たときも、しばらく一同無言になってしまいました。その後、映画を見るのは精神的にしんどいので、BGMのグレツキの3番だけを繰り返し聴いてます。You Tubeに音楽を替えた映像が投稿されているのですが、全然ダメ。
予期せぬ理不尽な死に突然襲われることの暴力性に向き合うのに、論理や言葉で考えるのではなく、深い情と根源的な感覚で訴えてくる作品です。解釈がいろいろできるというより、言葉の世界を超えているのです。似たような経験がある方やその周囲の方が観ると、もしかしたら、何かのお役にたつのではないかと個人的に思います。それほどの力を持った作品です。
一言で言うとテーマはトラウマとそこからの回復、なのですが、そんな殺伐とした要約ではとても捉えきれない、映画でしか表現できない、類を見ない物語です。
特に、この映画の素晴らしさは10分ほどのラストシーンに集約されています。
監督、脚本、撮影、俳優、音楽のすべてがぴったりと合って生まれた奇跡的な場面です。
ホラー映画よりずっと怖く、かつ感動し、涙が止まりません。初めて観たときも、しばらく一同無言になってしまいました。その後、映画を見るのは精神的にしんどいので、BGMのグレツキの3番だけを繰り返し聴いてます。You Tubeに音楽を替えた映像が投稿されているのですが、全然ダメ。
予期せぬ理不尽な死に突然襲われることの暴力性に向き合うのに、論理や言葉で考えるのではなく、深い情と根源的な感覚で訴えてくる作品です。解釈がいろいろできるというより、言葉の世界を超えているのです。似たような経験がある方やその周囲の方が観ると、もしかしたら、何かのお役にたつのではないかと個人的に思います。それほどの力を持った作品です。
2009年5月1日に日本でレビュー済み
飛行機墜落事故に遭遇し、奇跡的に助かった人達とその家族を含む周りの人々の話。
途中まで何が何だか分からず、ラストになって一気に盛り上がってくる印象。
自分の理解の範囲を超えている。
多くの死者が出た飛行機墜落事故にもかかわらず、墜落する前から冷静に行動し、
墜落した後も変わらず、人々を助ける主人公マックス。
一見、救世主的に見えるが、それ以降の行動がおかしくなる。
それ以前に持っていた持病のアレルギーがなくなり、全く死の恐怖を感じなくなる。
そして人間らしい感情もなくなり、まるで機械のようになる。
ただ、同乗し、共に助かった人達とだけは心が通じる。
人間は恐怖という感情がなくなったら人間らしさを失うものなのか。
その様な経験がないから共感できないが、人間の感情の奥深さを感じた。
途中まで何が何だか分からず、ラストになって一気に盛り上がってくる印象。
自分の理解の範囲を超えている。
多くの死者が出た飛行機墜落事故にもかかわらず、墜落する前から冷静に行動し、
墜落した後も変わらず、人々を助ける主人公マックス。
一見、救世主的に見えるが、それ以降の行動がおかしくなる。
それ以前に持っていた持病のアレルギーがなくなり、全く死の恐怖を感じなくなる。
そして人間らしい感情もなくなり、まるで機械のようになる。
ただ、同乗し、共に助かった人達とだけは心が通じる。
人間は恐怖という感情がなくなったら人間らしさを失うものなのか。
その様な経験がないから共感できないが、人間の感情の奥深さを感じた。
2003年1月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
オープニングから心の静寂を表したような無音の展開。これが良かった。人間心理の不思議を描いたある種SF的な設定にもかかわらず、最後には言い様のない感動を受けた。
2005年5月8日に日本でレビュー済み
過去に恐怖体験をした者が辿る思考経路。”あれは最高の体験だった”。本当は張り裂けそうなくらい傷付いた神経。恐怖に次ぐ恐怖。当時一緒に居合わせた者にしか心を開けない。奇妙な仲間意識の芽生え,愛と錯覚・・・。勇気を出して,克明に記憶を辿って行く。
キャストがまたいい。「アマデウス」のトム・ハルスは適役,ジョン・タトゥーロもいい味,ベニチオ・デル・トロは既に独自のトーンを持ってる。そして何と言っても圧巻は,ジェフ・ブリッジスの静かなる怪演。
もっと評価されてしかるべき作品と思う。
キャストがまたいい。「アマデウス」のトム・ハルスは適役,ジョン・タトゥーロもいい味,ベニチオ・デル・トロは既に独自のトーンを持ってる。そして何と言っても圧巻は,ジェフ・ブリッジスの静かなる怪演。
もっと評価されてしかるべき作品と思う。