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自転車泥棒 CCP-037 [DVD]

4.4 5つ星のうち4.4 17個の評価

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商品の説明

第二次大戦直後のローマ。
長い間失業中のアントニオ ( ランベルト・マジョラーニ ) は、
やっとの思いでポスター貼りの仕事に就く。
ところが、仕事に必要な自転車を盗まれてしまい、警察に盗難届けを出したが、
一日に何千台も盗まれる状態のなかでは、相手にされなかった。
結局、6歳の息子ブルーノ ( エンツォ・スタヨーラ ) を連れて
親子は町中を捜してまわることになる。
自分たちの手で自転車を取り返そうと犯人を探しあてる二人だったが……。

親子の絆を中心に、
敗戦国の混乱した時勢を浮かび上がらせるヴィットリオ・デ・シーカの最高傑作!

登録情報

  • 梱包サイズ ‏ : ‎ 19 x 13.6 x 1.4 cm; 99.79 g
  • EAN ‏ : ‎ 4959321250372
  • 監督 ‏ : ‎ ヴィットリオ・デ・シーカ
  • メディア形式 ‏ : ‎ ブラック&ホワイト, 字幕付き
  • 発売日 ‏ : ‎ 2005/7/27
  • 出演 ‏ : ‎ ランベルト・マジョラーニ, エンツォ・スタヨーラ
  • 販売元 ‏ : ‎ 株式会社コスミック出版
  • ASIN ‏ : ‎ B0009W7Z6Q
  • ディスク枚数 ‏ : ‎ 1
  • カスタマーレビュー:
    4.4 5つ星のうち4.4 17個の評価

カスタマーレビュー

星5つ中4.4つ
5つのうち4.4つ
17グローバルレーティング

この商品をレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2022年8月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
イタリアは、何となく日本にとてもよく似ているところがあると思います。ハッピーエンドでなくバッドエンドの傾向が強く、見終わってスッキリしない世の中の理不尽さとモヤモヤ感とが残る作品!世の中こういうことって沢山あるんだよなぁ~・・・・
2007年9月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
お父さんの自転車を探す、6歳の男の子。子どもの視点で映画を観ると、なんて勝手な大人たちなんだろうと思います。お父さんも含めてです。大人の視点で観ると、生きるために必死といった感じでしょうか。

占い師のおばさんのいい加減さや、教会での礼儀正しさは対照的ではありますが、人々が求めるものは「救い」なんだと感じました。今の世の中にもこれは通用するのかもしれません。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2017年4月2日に日本でレビュー済み
まず救いのない映画です。
そこを踏まえてないとあらゆる期待を裏切られてしまうので、見ていて辛くなっていきます。
特に主人公が父親でありながら、連れ添う息子を幻滅させるような事ばかりが起こるので
無知の状態で作品鑑賞をした私としては、ストレスのかかる映画でした。

しかし予め何が起こるかわかった目で見ると、
時代の雰囲気、カメラの上手さ、子役の演技と作品の巧みさが感じられます。
シナリオはプラスに向かうことなく、マイナスへひた走る一方ですが、
「出来の良い名作」なのは間違いないです。
2016年11月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
アイ・ヴィー・シーのDVDおよびブルーレイの評価は、総体的にあまりかんばしくなく、いつも購入することを躊躇します。
しかし、このブルーレイは素晴らしい、
完全なレストアがされていて、とても70年ちかく前の映画とは思えません。
こんな「自転車泥棒」は今まで観たことがありません。逆に少しくらい傷があった方が「自転車泥棒」らしいかな、と贅沢な事
を思ったりします。
しかしアイ・ヴィー・シーさん、ディスクの出来にこうムラがあっては、買う決心をするのに勇気が必要です。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2016年6月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
イタリアンネオリアレズモ作品の代表作にして最高傑作。

盗まれた自転車を探す。本当にそれだけの映画なんですが、こんなにも面白く、こんなにも切なくなる。

商品としては、画質は綺麗です。もうくっきり。ただ、特典が無いのはなぜなんでしょう。
著作権期限切れでパブリックドメインになってる筈なんで、特典なしでこの価格は強気だな、とちょっと感じます。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2005年8月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
このような名作が500円で観れるなんて!!言うまでもないデ・シーカの代表作。映像特典などはなく、チャプター構成も番号がふられているだけなのですが、映像が乱れたところなどはありませんでした。500円で大満足です。最初は大きく見える父が、最期、息子の手を握り、雑踏を歩んでゆく様子は、あまりにもリアリティに満ちた作品であるがために、よけいに切なくなりました。現代のイタリアや、ファシズム期のイタリアに関しては、様々な本や映像がありますが、第二次世界大戦後数年間のイタリアの混乱状況を知るには、硬い共産党関連の本くらいしかありません(文学もカルヴィーノの登場を待たない限り、ほとんど翻訳されていません)。その中で、ネオレアリズモ映画こそ、戦後の混乱するイタリアを我々現代の日本人が知る格好の素材ですが、その中でも、この作品は貧しさや人の弱さ、あたたかさ、家族の絆などをモティーフに当時のイタリアを描写した傑作だと思います。
15人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2013年11月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
イタリア映画「自転車泥棒」のBlu-ray化!個人的にすごく待っていたものです。
クラシックと言われるような古い映画ですので、知らない方も多いでしょう。
宣伝にある「ネオレアリズモ」というものは難しい話抜きで言えば「現実を描く」といった作風のことです。映画的な嘘や展開、誇張を取り払って現実的な物語を描くもので、イタリアでは戦後の苦境を必死に生きる人々が映し出されています。

この映画は、戦後イタリアのローマを舞台にある親子を主軸に展開されます。アントニオ・リッチは久々に仕事にありついて、自転車を使って街でポスターを張って回ることになりますが、仕事の最中に大事な自転車を盗まれてしまいます。警察に行ってもまともに取り合ってもらえず、リッチは自分の息子ブルーノと一緒に自分で探し回ることに。しかし自転車は見つからず、犯人と思わしき男を見つけても証拠がなくどうにもできない。そしてそんな時、リッチの目には通りに停めてある自転車が映り…

自分が感じたのはまさに現実の辛さと悲しさでした。話は派手ではないし、死や暴力の残酷さは出てきませんが、ローマの街を歩き回る親子に悲しさがこみ上げてきます。当時のイタリアの人々の生活がどんなに辛いものか、リッチとブルーノが出会う人々からも伝わり、戦争の被害者が露わになっています。
自分はこのネオリアリズモによって描かれるイタリアの街と共に、リッチとブルーノ親子の関係が切なく、また心温まりました。
リッチが必死な中で子に心配させまいとする態度、ブルーノが父の役に立ちたいと奮闘する姿。また子供に八つ当たりしてしまったり、ブルーノが拗ねてしまうところもリアルな親子関係として見事だと感じました。それだからこそ、父のために、父を思うが故のブルーノの涙がまたより真に伝わってきます。

しんみりしましたが、本当に良い映画ですので是非観て欲しいです。
一応商品仕様を紹介しておきます。ブルーレイは普通はクリアブルーのパッケージですが「自転車泥棒」はホワイトクリアというか透明のもので、作品にあう色で好印象。附属にクラシック映画のHDやBlu-rayのリリース紹介の広告があり、「自転車泥棒」と監督ヴィットリオ・デ・シーカについての解説紙もついています。この解説紙の裏は「自転車泥棒」のポスターになっています。これが嬉しかった:) 大事にしたいですね。

長々書きましたが、この素晴らしい映画がもっと多くの人に見てもらい、愛されてほしいです。もちろん元々好きな人は買ったほうが良いですよ!
おススメです:D
22人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2017年6月24日に日本でレビュー済み
『自転車泥棒』(ヴィットリオ・デ・シーカ )
第二次世界大戦後の疲弊し、荒廃したイタリア。アントニオはこの不況のなかでやっと手にした“ポスター貼りの仕事”。それを続けて生計を立てるためにはと家財を質に入れて自転車を手に入れる。しかし、あっけなくその自転車が盗まれてしまう。ここからこの映画が始まる。
アントニオは息子ブルーノとともにこの自転車を探し回るのだが、まだ少年であるブルーノがこのことで、多くの経験をしていく。カメラは第三者の眼で、ふたりの行動を追いながらも、ブルーノの眼から見える“世の中”を見事に伝えてくる。

全体の背景は、豊かになった現在の日本の生活に身をおいて眺めていると、物質、精神的にも豊かではないし、社会的な秩序もまだ整っていない風景が“貧しさ”を強調してくる。

今では、子どもは子どもの世界を楽しんで、徐々に大人の世界に触れていくという段取りが出来上がっているような感じがするが、この当時(日本でも同じ)は、親の世界も子どもの世界もない、一緒の世界を見せられながら成長していく。
ブルーノも父と自転車を探しながら「生きるため」という切実な、だけど自分では手の施しようのない課題を幾つも目にしていく。

最後、父が壁に立てかけてある自転車に注意を向けるシーン。カメラは実にうまく観る者の心理を誘導して、その期待(予想)どおりに「自転車泥棒」を実行するアントニオの姿を描く。
それと同時に、アントニオに家に帰るように促されていたにもかかわらず、帰りそびれたブルーノが眼にした「自転車泥棒」の父の姿。
警察に突き出されずにはすんだものの、父と息子が手を携えて家路に向かう姿には、重くたれ込める影を感じた。
‘明日からの生活の不安’も、‘息子には見られたくなかった父としての姿’も、“そこまでしなければならない父の姿’も、‘盗むことの罪深さとその仕方なさ’と、‘見られたくなかっただろう姿を見られた父を思う息子の心理’と様々な思いが混ざり合ったふたりの後ろ姿は強烈だった。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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