ギターの山口武を中心に結成された話題のトリオの第2弾。清水興(b)、東原力哉(ds)という力技の猛者が繰り出すヘヴィなビートに乗って、山口のギターが炸裂する、というご機嫌な演奏。今回はロック色も強調しながら、中村健治(p)ほか、ゲスト奏者も活躍する。 -- 内容(「CDジャーナル」データベースより)ナニワ・エキスプレスの清水興&東原力哉コンビを配した山口武のトリオ2年ぶりの新作は、もうひとりナニワからキーボードの中村建治を迎え、一段と拡張したバンド・サウンドを楽しめる好作品。あれこれ何でもありの山口の懐の深さと、ギター・ミュージックへの独特の入り角が楽しめていい。なにしろ、かのロン・カーターも一目置く邦人ギタリストのひとり。それがジャズと距離を置いた場所でもこうして持ち場を固めつつあるからご立派。10曲中9曲がオリジナル。1曲のカヴァーはジミヘンの「紫のけむり」をソロで。 (成田正) --- 2005年09月号 -- 内容 (「CDジャーナル・レビュー」より)