ドナルドソンの軽やかなアルトが素晴らしい楽曲に乗る素敵な傑作です。
もしかすると、JAZZを聴き始める方にもとても聴き易いアルバムなのではないかな、と。
レイ・バレットのコンガがまたイイ!本当良い味を出してます。
ルーのアルトが軽妙洒脱な音でフレーズを紡いで行くのが絶品。
ルーのアルトは、間違いなくマクリーンのアルトより聴き易いと思います。
マクリーンの音は良く言われる様に少し濁っていて、詰まった感じがあるので。
(で、マクリーンの場合はそれこそが特徴であり長所なんですが)
ルーの場合、本当に音が軽やかで綺麗で、難しいフレーズも簡単に吹くんですが、
本当名人芸の域というか、ああ、アルトサックスの演奏が本当に巧いんだな、と思うんです。
ハーマン・フォスターのピアノも(彼のジャラジャラしたピアノが時々私は苦手なんですが)
本盤ではツボを抑えた素晴らしいもので、言う事無しです。
「Blues Walk」ばかりが取り沙汰されますが、
本盤、「Gravy Train」はもっと評価されて良いのではないでしょうか。
ジャケも地味なんで話題に上り辛いですが、本当良いレコードですよ。
オススメです!!