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時は1977年の夏。“サムの息子”と名乗る快楽殺人鬼デイヴィッド・バーコウィッツがニューヨーク市民を脅かしていた頃、ブルックリンに住む色男ヴィニー(ジョン・レグイザモ)のところに、パンク・ロッカーとなってロンドンから帰ってきた親友のリッチー(エイドリアン・ブロディ)が現れた。しかし“サムの息子”の正体がヴィニーではないかとの噂が流れるようになり…。
スパイク・リー監督が、かつて『ドゥ・ザ・ライト・シング』でも描いた1977年NYの夏を、今度は殺人鬼におびえる人々の姿を通してクールに描いた問題作。ここでの彼の批判の矛先は、主に殺人鬼の影を過剰報道するマスコミに向けられるとともに、それに振り回されながらいつしか差別意識に目覚めていく人々の闇の部分をもあらわにしているようだ。(的田也寸志)
レビュー
製作・監督・脚本: スパイク・リー 製作: ジョン・モリク 出演: ミラ・ソルヴィーノ/ジョン・レグイザモ/エイドリアン・ブロディ
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)