ロング・グッドバイ (初回限定生産) [DVD]
フォーマット | 色 |
コントリビュータ | スターリング・ヘイドン, エリオット・グールド, ロバート・アルトマン |
言語 | 英語 |
稼働時間 | 1 時間 53 分 |
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商品の説明
商品紹介
鬼才ロバート・アルトマンが挑む異色ハードボイルド!
<キャスト&スタッフ>
フィリップ・マーロー…エリオット・グールド
ロジャー・ウェイド…スターリング・ヘイドン
アイリーン・ウェード…ニーナ・バン・パラント
製作総指揮:エリオット・グールド
製作:ジェリー・ビック
監督:ロバート・アルトマン
原作:レイモンド・チャンドラー
脚本:リー・ブラケット
●字幕翻訳:篠原有子
<ストーリー>
それは何か悪いことが起きる前触れだったのか。私立探偵マーローは真夜中におなかがすいた愛猫におこされ、キャットフードを買いにいく羽目になってしまった。彼が刑事に拉致されたのはその翌朝のことだった。友人テリーが妻を殺害。彼がその逃亡の手助けをしているというのだ。のらりくらりと尋問をかわしていたマーローだったが、突然、釈放。なんとテリーが自殺したという! 釈然としない中、失踪したベストセラー作家ロジャー捜査の依頼をうけるマーロー。だが、彼はこのときはまだ事件の裏に隠された複雑な人間関係を知る由もなかった。
<ポイント>
●『マッシュ』『ショートカッツ』で有名なロバート・アルトマン監督作品。
●原作はハードボイルド・ファンに絶大な人気を誇るレイモンド・チャンドラーの『長いお別れ』。
●主演は『マッシュ』でもアルトマンの息のあったコンビネーションをみせたエリオット・グールド。
<特典>
●オリジナル劇場予告編
Amazonより
ハードボイルド小説で有名な、レイモンド・チャンドラーのフィリップ・マーロウものの一編「長いお別れ」を、アメリカ映画界の反逆児ロバート・アルトマンが監督し、マーロウをエリオット・グールドが演じるという異色作。
深夜にキャットフードを調達すべく外出した私立探偵マーロウ。翌朝彼はメキシコに旅立つ友人テリーを見送った後、突如逮捕されてしまう。妻を殺害したテリーの逃亡を幇助した疑いというが、当のテリーは自殺。独自に捜査を開始するマーロウだが、複雑に入り組んだ事件は、意外な様相を見せる。
ミステリーとアルトマン監督という異種混合は、必ずしも成功してはいない。ストーリーを語ることに比重が置かれがちなタイプの作品は、もとよりアルトマンの得意分野ではないのだ。ところが最初はその風体に違和感を感じるグールドのマーロウが、ハードボイルド世界と絶妙なマッチングを見せて、すこぶる魅力的。ジョン・ウィリアムズの音楽、デイブ・グルーシン・トリオによる男女混声の主題歌も、雰囲気を盛り立てて心地よさこの上なし。チンピラ役で無名時代のアーノルド・シュワルツェネッガーが出演している。(斉藤守彦)
レビュー
公開当時、チャンドラーファンから総スカンを食らった、ロバート・ アルトマンのハードボイルドの傑作がようやくDVD化された。冒頭の、今や伝説化したフィリップ・マーロウがキャット・フードを買いに行く場面に、主題化が流れ出す瞬間は、鳥肌が立つほど魅惑的だ。ジョニー・マーサーのメランコリックな詞に付けたジョン・ウィリアムスの音楽は、ムーディーなジャズ、マーチ、マリアッチ風と様々に変奏されるが、それらが全て主人公マーロウの心象と微妙に絡み合っているのが素晴らしい。エリオット・グールド演じるマーロウは匿名化された存在として、白日夢のようなロサンゼルスの地獄めぐりの案内役となる。金の亡者テリー・レノックス、薄笑いを浮かべるミセス・ウェイドのファム・ファタールぶりにはぞっとさせられるが、次第にこの映画の真の主人公は、作家ロジャー・ウェイドであることが分かる。スターリング・ヘイドンの繊細な名演を堪能すべし! (高崎俊夫) --- 2005年10月号 -- 内容 (「CDジャーナル・レビュー」より)
製作総指揮・出演: エリオット・グールド 製作: ジェリー・ビック 監督: ロバート・アルトマン 原作: レイモンド・チャンドラー 脚本: リー・ブラケット 出演: スターリング・ヘイドン/ニーナ・ヴァン・パラント
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)
登録情報
- アスペクト比 : 1.33:1
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 言語 : 英語
- 梱包サイズ : 19 x 13.6 x 1.4 cm; 18.14 g
- EAN : 4988142309228
- 監督 : ロバート・アルトマン
- メディア形式 : 色
- 時間 : 1 時間 53 分
- 発売日 : 2005/8/19
- 出演 : エリオット・グールド, スターリング・ヘイドン
- 字幕: : 日本語, 英語
- 販売元 : 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
- ASIN : B000A0D8Y0
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 52,134位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 1,755位外国のミステリー・サスペンス映画
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
吹替も味わいがあります。
全体的にハードボイルドな作品です。
今見てみると多少地味に見えるかもしれない何せ1973年度の作品ですから
そして最後のシーンを見た時私の場合ですが「やられた」と言うのが思った事ですね。
見た後に分かったように
これがアルトマンの撮り方なのかと
少し勉強になりました。
後余談ですがこの監督ドラマ
「コンバット」の監督もしてたのですね。そちらの方も子供の頃少し見てました。
最後にこの作品決して派手さはないのだけれどこの探偵どこか渋さの中に
ユーモラスもありて憎めない
でも最後はキメてくれる。
探偵が好きな人なら必ずや憧れのひとつになるフィリップマーロウ
その探偵ハードボイルド。
さすがに、ロジャー・ウェイド邸の呼び鈴の音まで「ミードーシーラー」(移動ドで)だったのにはニヤリとしてしまいましたが。
そして、やはりジョニー・マーサーが四十数年前に作詞した「Hooray for Hollywood」でサンドウィッチ。
もし、アルトマン監督自身のアイディアだとしたら、この人は音楽のセンスも抜群だな。
なお、ほかの方も仰っているように、ラストの科白の訳は、やや疑問を覚えるところ。
…、まあ、ダブル・ミーニングを生かそうとした工夫は感じられるのですが。
作品自体は満点なので、そこで1点引こうかと思いましたが、吹替を担当された方々の演技も全て素晴らしいので帳消しにしました。
やはり特筆すべきは、主役の森川公也さんと、ギャングの親分マーティ・オーガスティン役の青野武さん。
そんなわけで、フィリップマーローの視覚的な世界に浸りたい僕は「さらば愛しき女よ」を注文した。ロバートミッチャムが主演して、我々がイメージするフィリップマーローの世界が描かれているはずだと確認した。何故か日本向けに発売されてなくて字幕がない。でも構わない。求めているのは映像だ。もしかしたら気のきいたセリフのひとつくらいは入ってくるだろう。でも本当は、登場人物がより多彩でチャンドラーの傑作であるはずの「ロンググッドバイ」のもっと原作に忠実な映画が見たい。
に並ぶ名作といわれてます。
気張った演技や撮影を一切嫌ったアルトマンの、
淡々と事が運ぶ場面に観る者は最後まで引きずり込まれます。
派手なドンパチや泣き叫びなんて一切有りませんが、
観終わって暫く忘れられない名作だと私は思います。
ラストの大事なシーンの日本語字幕が手抜き(実際喋ってるしここが味なのに)です。
(以下ネタばれあり)
「ああ俺は猫も無くしたしな、、、」
これが無ければ冒頭の淡々と猫の世話をした場面が無意味ですよ。
もったいない。
再度、浸みる良い映画です。
チャンドラー原作のフィリップ・マーロウ・シリーズは多くが映画化されているものを観た記憶があったが『長いお別れ』だけは観たことがなかった。
この映画のオープニングでマーロウが夜中に猫に起こされ、キャッツフードを買いに行くところから始り、あれっ!こんなこと原作に書いてあったかな?と原作を探して読むことになってしまった。
『長いお別れ』を、何十年ぶりに読み終わり、やはり原作にこのようなエピソードがなかったので読了後アマゾンのプロフィール・レビューに投稿してしまったのです。
エリオット・グールドがマーロウを演じたのがよかったので映画のほうの『長いお別れ』を、もう一度観たくなりAmazonでDVDを入手してしまった。
このDVDを観る前に、三年前に読んだばかりだがとにかく原作を読むことにした。
もちろん原作では、ハリーが泥酔したテリー・レノックスを助けるところから始まる。
最終章でマーロウの予想通りメキシコで自殺したはずのテリーが整形してメキシコ人になりすまして事務所に現れるが、マーローウに見破られて冷えた会話を交わしたのちテリーが去っていくところで物語を終えている。
この映画の監督ロバート・アルトマンは、原作者のレイモンド・チャンドラーが猫を可愛がっていたことをオマージュとして映画の始りに取り入れたのである。
マーロウがメキシへ行きテリーを拳銃で殺すエンディングも原作にはない。
映画をあらためて観てみたら原作とはかなり異なることを知り少しがっかりしてしまった。
50年代の事件を、70年代に置き換えてアルトマンは描いているから無理もないが、この映画をレイモンド・チャンドラーが観たらかなり落胆するだろう。
まあ、マーロウを演じたエリオット・グールドが好演(ロバート・ミッチャムより)していたことが救いであるかもしれないが。
原作を超える映画など期待してはならないということを肝に銘じておきたい好例か。
が、原作を知らない方には、映画だけ楽しむことは出来そうな作品であるかも知れないが・・・。
しかし、字幕の翻訳が今2である。雑で、原語を忠実に訳さなすぎる。分かりやすく訳しているのではなく、語学力不足ゆえの誤訳らしきものもある。NHKの制作したバージョンは翻訳がしっかりしていた。両者の翻訳の質を較べられたい。相当の開きがあるが、こういう例もめずらしいのではないか。
なぜ、翻訳にこだわるかと言えば、本作は台詞の洒脱さがウリの一つだからだ。その粋な名台詞の数々がずれているために私は興ざめした。
作品は星5だが、このソフトに関しては星2である。
アルトマン監督の良き理解者とは言えない自分だけど、THE LONG GOODBYEは夢中で見た。主役のEliott Gouldの演技が声も含めて最高。撮影のVilmos Zsigmondがかなり色と光にこだわった撮影をしていて、ある意味Psychedelicとすら言えるぶっ飛んだ場面も。特に海辺の場面での色は本当に美しい。
同じ私立探偵もので同時期に公開され大ヒットしたJ.ニコルソン主演のChina Townより遥かに出来のイイ映画だと思うけど、公開当時の評判も集客も良くなかったみたいで、まったくどうなってんだか・・・そろそろこの映画の素晴らしさをこれまで以上に多くの人達が知る時期が来ているような気もする、時代を越えたMaster Piece。
他の国からのトップレビュー
The first thing I recall is that in spite of the fact that this may be Elliot Gould's best performance outside of the film M*A*S*H, I think the stars of the film are director Altman, cinematographer, Vilmos Zsigmond, screenwriter, Leigh Brackett, (relatively unknown at the time) composer John Williams, and a strong nod to the presence of actor Sterling Hayden. They all contribute to the image of a character from New York City the '40s transplanted to Malibu in the '70s. Gould's Philip Marlowe is the film noir gumshoe, but he lacks all the panache of the famous earlier actors who filled that role such as Humphrey Bogart and Robert Mitchum. He has certain skills, but none of the clever competence of the greatest of film noir detectives, Jake Giddes in "Chinatown", who has a nose for incongruities and the talent to hunt them down. Gould's Marlowe seems buffeted about by both the police (with whom Giddes has a respectable relation), who also seem to be caught in Brackett's time warp (no cool Joe Fridays here)and the hoods, lead by a gangster, Marty Augustine, who does seem to have made the transition from 40s hood to 70s wise guy. Situations with both get resolved behind Marlowe's back, and Marlowe has no clue to how that happened.
Although Altman may not do it quite as often as Woody Allen, I suspect in this movie he was intentionally copying some of the conventions of "film noir", and making fun of them just a bit. Almost all the interesting stuff seems to happen at night, or in closed rooms where you can't see the daylight. The song, credited to John Williams, sounds just like something which may have been written for an early John Houston film or the film "Laura" which had a famous theme covered by lots of major jazz performers. It seems so utterly not California for Gould's Marlowe to always wear a suit jacket and tie, when all the other characters are dressed as you would expect in 1970s LA. Just as the ending to "Chinatown" is a surprise which I never saw coming, the end to "The Long Goodbye" succeeds in the same way.
What seems so puzzling is that there are three different plot lines early in the movie, all of which are connected by nothing except the common location, a gated, exclusive colony of residences on the beach in Malibu. The three plots seem to have nothing connecting them until the last 15 minutes. One benefit of this disconnect is that we can appreciate the role of Sterling Hayden, who, I am convinced, is patterned after the last years of Earnest Hemingway. This and his appearance in "Dr. Strangelove" may be his two most memorable film appearances. However, his appearance here is a nice reminder that Hayden began his career in some notable film noir classics such as "The Asphalt Jungle".
The showpiece of Gould's performance is the first 10 minutes, where he is virtually the only speaking character, who does a monologue for the benefit of his cat. Here is were all his anomalies begin, as he puts on a tie to go out to a 24 hour supermarket to buy cat food at 3 AM.
According to Wikipedia, the film was not well received at first, but, as I said at the outset, I was immediately impressed by it when I saw it in the theatre. It has one of the prime qualities of a film worth buying. It is rewatchable, maybe once a year or so. The next time I watch it, I would be especially attentive to whether there are early clues which tie the three plot lines together.
By the way, even though his role is uncredited, you can't miss Arnold Schwarzenegger as one of the gangster's "muscle". David Carradine also has an uncredited role, but he is less easy to spot.