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亀は意外と速く泳ぐ デラックス版 [DVD]
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フォーマット | 色, ドルビー, ワイドスクリーン |
コントリビュータ | 要潤, 村松利史, 三木聡, 岩松了, ふせえり, 上野樹里, 蒼井優, 松重豊, 森下能幸 |
言語 | 日本語 |
稼働時間 | 1 時間 30 分 |
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商品の説明
商品紹介
平凡極まりない主婦が飛び込んだ非凡な日常とは・・・・・・!~『スウィングガールズ』の上野樹里主演×『イン・ザ・プール』の三木 聡 監督によるオフビートな“脱力系”奥様スパイ映画!特典映像60分を収録したデラックス』版で、早くもDVD発売!
何をやっても目立たない平凡な主婦が、「スパイ募集」の貼り紙を発見!“脱・平凡”を期して面接に向かうと、その平凡さこそスパイに最適と絶賛されて、採用決定!しかしそのミッションとは、“目立たないように静かに平凡に過ごすこと”だった・・・・・・!~
監督は、シティボーイズライブの作・演出や、「ダウンタウンのごっつええ感じ」「トリビアの泉」など人気バラエティ番組の構成を手がけてきた才人・三木聡。『イン・ザ・プール』に続く劇場公開第2作となった本作は、他愛ない小ネタが随所に織り込まれ、洒落たセンスと絶妙なゆるさがたまらなく心地よい、オフビートな脱力系ムービー。主演は『スウィングガールズ』の上野樹里、共演に『花とアリス』の蒼井優。さらに岩松了、ふせえり、要潤、伊武雅刀、松重豊、温水洋一、嶋田久作ら演劇界の鬼才、個性派俳優が大挙して出演。そんな曲者役者たちがそれぞれ持ち味を発揮し、抜群のアンサンブルで笑いのつぼを押しまくる!レミオロメンによる主題歌が、ゆるゆるワールドを爽やかに締めくくって心地よい。
〈初回生産分のみの特典〉
●飛び出す!3Dジャケット(ステッカー仕様)
●ブックレット(6P)封入
〈特典内容〉
●HD24Pマスターからダウンコンバートした高画質マスター
●三木聡監督による解説音声
●日本語字幕(聴覚障害者向け)
●DVD用に新たに制作したメイキング(27分)
●劇場公開初日舞台挨拶(18分)
●劇場トーク・イベント(5分)
●予告篇&街頭スポット集(8ver./計10分)
●キャスト&スタッフ・プロフィール(静止画データ)
●ピクチャー・ディスク
脚本・監督:三木 聡/製作:橋本直樹/プロデューサー:佐々木亜希子/撮影:小林 元(J.S.C.)/主題歌:レミオロメン「南風」(SPEEDSTAR/OOKIGUMO)/オープニング漫画:小田扉
上野樹里/蒼井 優/岩松 了/ふせえり/要 潤/伊武雅刀/松重 豊/村松利史/森下能幸/緋田康人/温水洋一/松岡俊介/水橋研二/岡本信人/嶋田久作
Amazonより
学生時代から平凡な女の子だった片倉スズメは、結婚しても平凡な専業主婦だった。幼馴染のクジャクはエキセントリックな変わり者で、いつもスズメは振り回されていたが、それでも怒ることもなく、なんとなーくいまでも友達だ。ところがある日、スパイ募集の広告を見て、思わず電話をかけてしまう。夫が海外赴任中でいないのをいいことに、スズメはスパイになることに。
「イン・ザ・プール」の三木聡監督が「スウィング・ガールス」の上野樹里を主役に迎えて作り上げた脱力コメディ。なんのとりえもないように見えるスズメだが、彼女のまわりには風変わりな人物が集まってくる。こんな人生でいいのか・・と思うだけだったスズメだが、自らアクションを起こすことで人生が刺激的に転がっていく。スパイになることで無色透明な日々が色づいていく様子をユーモラスに描いた愛嬌たっぷりのコメディ。共演は、ふせえり、岩松了、蒼井優。個性派役者の芝居もおおいに楽しめる。(斎藤香)
レビュー
製作: 橋本直樹 プロデューサー: 佐々木亜希子 監督・脚本: 三木聡 撮影: 小林元 出演: 上野樹里/蒼井優/岩松了/ふせえり/要潤/伊武雅刀/松重豊/村松利史/森下能幸/緋田康人/温水洋一/松岡俊介/水橋研二/岡本信人/嶋田久作
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)
登録情報
- アスペクト比 : 1.78:1
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 言語 : 日本語
- EAN : 4988102186234
- 監督 : 三木聡
- メディア形式 : 色, ドルビー, ワイドスクリーン
- 時間 : 1 時間 30 分
- 発売日 : 2006/1/25
- 出演 : 上野樹里, 蒼井優, 岩松了, ふせえり, 要潤
- 字幕: : 日本語
- 言語 : 日本語 (Dolby Digital 2.0 Stereo)
- 販売元 : ジェネオン エンタテインメント
- ASIN : B000A16D3C
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 16,744位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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本当は刺激ある非凡な日々を憧れていたのだが、その平凡さこそが評価され、今後も平凡な生活をするようにという使命を与えられる。
それでもスパイは裏社会。
色々な人々の裏の顔が見えてくる。
しかし、やっている事がまるで『スパイごっこ』。
でも、本物のスパイは、スパイになってはいけない。
そこに生暖かいユルイ笑いが、小ネタと共に織り交ぜられて、肩肘張らずに気楽に楽しめる。
スパイなのに、ハラハラドキドキがない。
あってはならない。
目立ってもいけない。
案外、的を射ている。
その制限が、福引きの時やスパイ活動中に親友のクジャクに声をかけられた時など、ハラハラした。
そして拳銃運送や恐らくスパイ夫婦が始末しただろう謎の水死体など危険な香りを出させない。
そういう部分を潔く捨て去っているのも、作品としては良かった。
それでいて「人生最後の言葉とは、大して普段と変わらない言葉だったりする。」など、どこか世の中の方程式みたいな合理性が論理的に組み込まれている。
そんな変に納得してしまう世界が、この作品の『そこそこな雰囲気』のベースになっているのかも。
個人的には、あの先輩一家がイイ味出していて最高だった。
ベタなのに思わず「うぉっ」と笑ってしまった。
あそこで笑ってしまった私には、スパイは無理だろう。
スパイは、場面によっては笑ってはいけない。
でも、あのホクロの多さは(笑)
緩急のないぬるま湯なコメディ。
かなり、クセになりそう。
さて『亀は意外と早く泳ぐ』の物語設定は、「家庭の主婦がいきなりスパイに?」というもの。J.キャメロンの大作『トゥルー・ライズ』を思わせる…なんてことは全然ない。舞台はオシャレな都会なんかでもなく、主人公は三浦の漁港田舎町で、亭主が単身赴任のイケそこなって一人でボーッと過ごしている若い主婦。ひょんなことからスパイの募集に応募したら「あまりに平凡なので」即採用、そして過酷な訓練が始まることもなく「もっと目立たず平凡に!」なることを強いられるというのがミソの面白設定。ボロ屋に住まう「実はスパイ」の謎の夫婦はわりと目立つ感じだし、亭主は某国のスパイを名乗っているくせしてソ連国旗の真っ赤なTシャツ来てるし…ってそういうトコですよ。「それの何が面白いの」って人は初めから見ない方がいい類の映画です。
上野樹里は若い主婦(スズメ)を演じているが、この頃はデビューしたてのまだ19歳。このヘンテコリンでかつ妙にリアルな生活感が漂う世界観でフツーに芝居しているのが凄い。親友(クジャク)を演じるのが蒼井優で、こちらはテンション高めの弾けたキャラクター。今のビッグネームになる前の、若手女優だった二人の姿を見られるのも嬉しい。スパイ夫婦が岩松了とふせえりの『時効警察』時効管理課コンビ。平凡な市民で実はスパイのラーメン屋・豆腐屋・最中屋の店主たちが、松重豊、村松利史、森下能幸という、崔洋一監督『刑務所の中』の囚人トリオ。これらを追い詰める公安警察が伊武雅刀と嶋田久作。この人達の怪演を見られるだけでも価値がある。『時効警察』ファンならお馴染みの「そこそこラーメン」や「あずきパンダ」「天井まで積まれた本」も登場する。
とまあハマる人にはたまらないお膳立てがたくさんあるのだけれど、「でもさあ」という感想も分からなくもない面もある。例えば同時期の上野樹里の出演作『サマータイムマシン・ブルース』の舞台で練られた巧妙な設定や物語や笑いのツボを押さえた完成度に比べると、かなりとっ散らかった印象を受けるし、せっかく面白い設定を生かし切ることなく、結末の投げ出し感はちょっといただけない。
しかし、見終わった後に意外にマジメなテーマらしきものも心に残る。「人は日常のちょっとしたキッカケで前向きになれる」というポジティブなメッセージ。と同時に「平凡な日常は意外なキッカケで急に変わってしまうかもしれない」という終末論的なメッセージの両方だ。とは言え、とにかく難しいことは考えず「ユルくて可愛くて何かヘン」な三木ワールドをお気楽に楽しもう。『時効警察』と上野樹里のファンなら絶対見る価値ありだ。
蒼井優を救出しにフランス行きの空港に向かう上野樹里の後ろ姿を映すエンドロールが面白い。光学処理の字幕ではなく、レンガ張りの遊歩道に直接塗料でキャストの名前が「浮き出し文字」で書かれているのを、上野の足取りを追いながら順繰り映し出すのだ。そのバックにはちょうど空港に着陸する旅客機がとらえられているという絵作りが凝っている。こういう「手作り」感満載のさりげなく面白い映像は、この映画の性格を表していて嬉しくなってしまう。
何度観ても面白いです。
豪華キャストも必見です。
ありえない日常がすぐ近所で起こっているかのように錯覚します。
冒頭で小田扉先生のパラパラ漫画から始まりますが、
まさに小田作品を実写化したような感じでしょうか。
オフビートでツボをくすぐり続けられる感覚はたまりません。
三木聡監督作品の中でベストオブベストの一本です。