CDショップでは「フィッシュマンズや他のダブバンドが好きな人にオススメ」と宣伝されていて、
たしかにダブ・レゲエっぽい曲もあるのですが、
私はむしろ、各曲に漂うブルーアイドソウル風味に強く心ひかれました。
「恋する摩天楼」「Natural Thanks」のせつないコード進行やギターリフ。
キレがいいのに、脱力感たっぷりでプリティな歌詞と歌声がのって、
四畳半一間の下宿屋で奏でるシンプリー・レッドか、
はたまた田んぼの真ん中でイガグリ中学生のホール&オーツか。
懐かしさと甘酸っぱさで、30代のハートもキュンキュンいわせます。
その他の曲も、正確にツボを突く美メロと素直な詞が、たまらなく可愛いです。
ひょっとしたら小沢健二「LIFE」以来のラブリー名盤かも!?