商品説明には「20年の歴史をもつ(中略)過去に出品された作品の中から、選りすぐりのものを収録した」とあるが、2005年発売の本巻に収録されている5作品は2000年から2003年の間に制作されたもので、意外に狭い視野でセレクトされていると感じたものの、20年を全6巻で割ればこんなものだろうか。
5作品はどれも素晴らしく、中でもペイントワークがアニメートする『A Summer Night rendez-vous』を白眉と評したい。
現在ではYoutubeやVimeoで世界中のアートアニメを観ることができ、stashのようなハイエンドパッケージもあり、広島国際アニメーションフェスティバルが始まったばかりの頃、評者のようなオタクが海外アートアニメを渇望した時代とは隔世の感がある。