YUKIさんの楽曲の中で、私が最も好きな曲です。
もちろん、どの曲も好きなのですが、この曲は特に思い入れがあります。
リスナーに力をくれるような曲って、世の中にたくさんありますよね。
アップテンポでリスナーに「くよくよすんな 頑張れ!」と鼓舞するような曲や、
バラード調で「明日は晴れるよ」みたいに優しさをくれる曲など。
しかし、この曲は別にアップテンポでも、バラード調でもありません。
緩やかに流れていくポップソング、とでもいえるのでしょうか。
歌詞に「がんばれ!」とか出てくるわけではありませんが、
この曲を聴いていると、陽だまりの中で優しい風に吹かれているような、
身体の内側から希望が湧いてくる気がします。
メロディライン、歌詞、YUKIさんの声、
全てがうまくフィットしていて、素晴らしい曲になったんだと思います。
特に歌詞は、その意味を考えながら聴くことも楽しみ方ですが、
なんだか何も考えずにぼんやりと「言葉の音」、つまり、言葉から意味を取り除いた単純な「響き」として聴いたときに、すごく心地よく聞こえてくる気がします。
私自身、就職活動で不安な時期などありましたが、
電車の中で何度もこの曲を聴き、頑張ろう、と思えました。
そして最近参加した「YUKI LIVE dance in a circle'15」では、
この曲はラストから2曲目に演奏されました。
まだまだファン歴が浅く、Flyin' highからツアーに参加していて、
この曲をライブで聴くのは初めてでした。
セットリストは見ずに参加したので、歓びの種のイントロが聴こえてきたときは
鳥肌が立ちました。
今までいろんなアーティストのライブに参加してきましたが、
曲のイントロで涙が出そうになった経験は、この曲が初めてな気がします。
これからもずっと聴いていきます。