クラプトンの弾きおろすイントロでもう雷に打たれたような感じ。しかしなによりもサックスソロです。この曲を生みだしたジミヘン(天国籍)、ジミヘンを愛してやまなかったサンボーンの同志でもあるハイラム(天国籍)、ハイラムが慕ったジャコ(天国籍)、いずれもが大声で笑いだすような素晴らしいサックスソロを繰り広げるパフォーマンスを捉えている稀有な作品。しかもケロッとした表情に「ジミヘン愛」が窺えます。ありがとう、この曲を選んだクラプトン、あなたのプレイとシェリルの素敵なデュエットに酔いしれそうになった頃、すべての眼と耳をロックオンさせられジミヘンにも届くようなる勢いで至高のソロを奏でるサンボーンは主役を喰ってる。シェリル・クロウは笑うしかないしクラプトンは呼吸のように応える。なんてことだ、素晴らしすぎ。
サンボーンの泣きがお気に入りな人でこのシーンを見ていない人がいるとしたらこれほど不幸せなことはないですよ!
サンボーン様、ご健康に留意され少しづつでもいいから演奏活動を続けていただきたいです。あなたの一瞬のアルトさえあればそれで幸福な場所にブッ飛ぶことができる私としては、何年でもあなたという『レジェンド』を聴き続け、何年でもいいですからリリースを待ち続けられます。なぜならこのパフォーマンスが見られるおかげだからです(納得)