とても良くできた、極めて韓国的な内容のラブコメです。
特におもしろかったのは、ラストシーンで金正雲さんがウェディングドレスの裾をたくし上げ、乱入したヤクザと対決する場面と、
長男の嫁が「マトリックス」のパロディの扮装で、息子の担任(=夫の浮気相手)を襲撃する場面ですね。
息子の担任を演じているのが有名な女優のチン・ヒギョンさんで、
ドリフのコントみたいにボロボロにされてしまった姿に爆笑しました。
ラブコメの女王と言えば金正雲さんで、本作でも遺憾無く才能を発揮しています。
引き語りのシーンは予想以上に上手でした。
チョン・ジュノさんは「黒水仙」の暗い役も良かったですが、
本作のようなコメディの方がハマっているみたいです。
敵役のイ・ギヨンさんとまた共演ですね(笑)
韓国映画の入門編としても悪くありませんが、
できれば他の映画を30本くらい鑑賞してから観ていただくと、
「極めて韓国的な」と表現した意味がお解り頂けると思います。