ベルリン・フィルと子どもたち スタンダード・エディション [DVD]
フォーマット | 色, ドルビー, ワイドスクリーン |
コントリビュータ | エンリケ・サンチェス・ランチ, トマス・グルベ, ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団, サイモン・ラトル, ドキュメンタリー映画, ロイストン・マルドゥーム |
言語 | ドイツ語, 英語 |
稼働時間 | 1 時間 45 分 |
商品の説明
レビュー
監督: トマス・グルベ/エンリケ・サンチェス・ランチ 撮影: レネ・ダメ/マルクス・ウィンターバウアー 指揮: サー・サイモン・ラトル 演奏: ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 音楽: イーゴリ・ストラヴィンスキー
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)
登録情報
- アスペクト比 : 1.78:1
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 言語 : ドイツ語, 英語
- 梱包サイズ : 18.03 x 13.76 x 1.48 cm; 83.16 g
- EAN : 4947864905446
- 監督 : トマス・グルベ, エンリケ・サンチェス・ランチ
- メディア形式 : 色, ドルビー, ワイドスクリーン
- 時間 : 1 時間 45 分
- 発売日 : 2005/9/22
- 出演 : ドキュメンタリー映画, ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団, サイモン・ラトル, ロイストン・マルドゥーム
- 字幕: : 日本語
- 言語 : 英語 (Dolby Digital 5.1), ドイツ語 (Dolby Digital 2.0 Stereo)
- 販売元 : TCエンタテインメント
- ASIN : B000AJOFGQ
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 137,018位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 280位外国の音楽映画
- - 1,805位クラシック音楽DVD
- - 2,778位ドキュメンタリー (DVD)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年9月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
高校生の時、顧問の先生に借りて感動した。ずっと探してて、やっと見つけた。
2006年3月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
劇場で観ていた時、これは高校生位の子供に観せたいと思いました
ダンスをしたことのない「今まで落ちこぼれのような子供たち」が、自分にだんだん自信を持っていく姿、子供たちを信じて伸ばしていく指導者、感動します
一緒に観ていた息子が、「これを中学か高校の頃観たかったな」と、ぽつり・・
劇場では娘と一緒に観たのですが、「キチンと努力してその成果をあげられる娘」にはあまり感激はなかったようです
でも、若い頃コンプレックスでいっぱいだった私や、今落ちこぼれのような息子、自分を諦めているような子や自信のない子は勇気が出る映画です
DVDには、映画にはなかったその後もあり嬉しく観ました
あと一枚、映画では端折られた、音楽編、ダンス編が通しであるので楽しみです
ダンスをしたことのない「今まで落ちこぼれのような子供たち」が、自分にだんだん自信を持っていく姿、子供たちを信じて伸ばしていく指導者、感動します
一緒に観ていた息子が、「これを中学か高校の頃観たかったな」と、ぽつり・・
劇場では娘と一緒に観たのですが、「キチンと努力してその成果をあげられる娘」にはあまり感激はなかったようです
でも、若い頃コンプレックスでいっぱいだった私や、今落ちこぼれのような息子、自分を諦めているような子や自信のない子は勇気が出る映画です
DVDには、映画にはなかったその後もあり嬉しく観ました
あと一枚、映画では端折られた、音楽編、ダンス編が通しであるので楽しみです
2013年12月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
舞台上演版と、舞台製作ドキュメンタリーと、DVD二つセットになっています。
振付家R・マルドゥームと、指揮者S・ラトルの芸術家としての真摯で誠実な姿勢、
子どもたちと真剣勝負の練習に、心打たれます。
振付家R・マルドゥームと、指揮者S・ラトルの芸術家としての真摯で誠実な姿勢、
子どもたちと真剣勝負の練習に、心打たれます。
2014年4月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
地域の子どもたちが本物の芸術に触れる機会があるということがとても素敵です。
どこの地域にもある楽団が、こういった企画を実施できる土壌があるといいなあ。
どこの地域にもある楽団が、こういった企画を実施できる土壌があるといいなあ。
2007年5月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本番日の数日前に、ラトル&ベルリン・フィルが、本番で実際に踊る子どもたちを招待して、ハルサイの実演を行った際の、特典映像(全曲)が圧巻☆
指揮者もオケメンバーも、カジュアルな服装。
…というか、日本語で言う「ふだん着」を着てる、その辺にいるオジサンそのものな方もチラホラ。笑。ドラマのだめのダーティーペアみたいで、なんだか親しみが持てますよ♪
ラトル&ベルリン・フィルのDVDと言えば、ヨソイキな格好のヨソイキな演奏のイメージが強いんですが(特に、マーラーの五番からの印象)、ここでは完全に覆されます。
丁寧なのに生々しく熱い演奏から、子どもたちに向けての真剣なメッセージが見てとれます。
「俺たちは手を抜かないから、君たちも覚悟しとけよ!」みたいな気迫が伝わってきます。
☆カメラワークも秀逸☆
休符の間の奏者たちの表情が、ふんだんに、かつ、さりげなく撮られており、興味深い。
真剣に楽譜を見つめる姿(…楽譜とは、作曲者と指揮者の指示書きであることを思い出させる)、難所の掛け合いを弾き切った直後の者たち同士のアイコンタクト(「よっしゃ!」って聞こえてきそう)、一瞬の休符の間に行う楽器の微調整、「いざ出陣!」とばかりに弓と首を左右に振って弾き始めるヴァイオリニスト。
指揮者ラトルの身振りもいちいち面白い。練習でどんな指示を出したトコなんだろう?って思ってしまう映像満載(「空手チョプ!みたいにやってくれ」とか?笑)
ちょっと高めですが…映画に興味がなくて、この特典映像だけを目当てに買っても、充分モトが取れると思います♪
指揮者もオケメンバーも、カジュアルな服装。
…というか、日本語で言う「ふだん着」を着てる、その辺にいるオジサンそのものな方もチラホラ。笑。ドラマのだめのダーティーペアみたいで、なんだか親しみが持てますよ♪
ラトル&ベルリン・フィルのDVDと言えば、ヨソイキな格好のヨソイキな演奏のイメージが強いんですが(特に、マーラーの五番からの印象)、ここでは完全に覆されます。
丁寧なのに生々しく熱い演奏から、子どもたちに向けての真剣なメッセージが見てとれます。
「俺たちは手を抜かないから、君たちも覚悟しとけよ!」みたいな気迫が伝わってきます。
☆カメラワークも秀逸☆
休符の間の奏者たちの表情が、ふんだんに、かつ、さりげなく撮られており、興味深い。
真剣に楽譜を見つめる姿(…楽譜とは、作曲者と指揮者の指示書きであることを思い出させる)、難所の掛け合いを弾き切った直後の者たち同士のアイコンタクト(「よっしゃ!」って聞こえてきそう)、一瞬の休符の間に行う楽器の微調整、「いざ出陣!」とばかりに弓と首を左右に振って弾き始めるヴァイオリニスト。
指揮者ラトルの身振りもいちいち面白い。練習でどんな指示を出したトコなんだろう?って思ってしまう映像満載(「空手チョプ!みたいにやってくれ」とか?笑)
ちょっと高めですが…映画に興味がなくて、この特典映像だけを目当てに買っても、充分モトが取れると思います♪
2007年10月5日に日本でレビュー済み
一番相手が楽しんでくれるのはどう楽しませようかと練っているときじゃあなくて、こちらが真剣になったときだと思う。
楽しむことは必要じゃないの?と子供に問われて振付家のロイスマンが言った「私は真剣さを楽しんでいるよ」という言葉が、印象的だった。
250人が出演する舞台というだけでどれだけ大変なんだろうって思うのに子供たちはほとんどダンスの経験のない子たちばかり。しかも6週間でそれを仕上げる。
とほうもない。
はじめは好奇心で動いていた子供たちもだんだん嫌になって文句を言ってだらけるようになる。
そりゃそうだよなあ。
だけどロイスマンはあくまでも真剣に、真摯に、子供たちのこころに訴えつづける。
一生懸命やることが恥ずかしいのか?できないところから逃げようとしてふざけたり笑ったりしているんじゃないのか?
子供がふざけるのにそんなたいそうな理由はなかったりもするのだろうけれど、でも、ロイスマンの語ることばのなかから子供たちが感じたことは大きかったんじゃないだろうかと思う。
真剣にぶつかってくれるひとに対して自分がどうあるか。
経験のない子供としてじゃなくて、ダンサーのひとりとして、決して手をゆるめないやりかた。
子供は自分がどれほど可能性に満ちているかをしらない。
自分にもできることがある、ひとと触れ合う感触、コンタクトをとろうとする空気、いつもよりももっと空に向かって指を伸ばしてみること。
そのことに気付くことがどれだけ大きなことかと思う。
からだにはこころの状態が出るというけれどそれはほんとうのことで、私も踊りをするようになってから、そのことをつよく感じるようになった。
からだとこころはつながっていて、自分のからだのすみずみを把握することはこころを掴んでおこうとすることと無関係ではない。
踊りに触れて子供たちが感じ取ったことはさまざまだろうけれど、そこで得た感覚で世界を見るのは、たぶんこれまでのものとは違うと思う。
皮膚を感じることは、知らなかった自分の内側をあらためて見直すこと。
音をあたらしくとらえることは、自分と、自分が接するものとの関係を深いどこかで嗅ぎ取ること。
ラトルがオーケストラに対して要求してゆくやりかたが好きだなあと思った。
そしてそのことばに反応して音を深めてゆく団員のひとたちは、やっぱりすごい。
ラトルのインタビューを読んでベルリン・フィルの芸術に対する考え方にわくわくした。
[...]
感じるきっかけを与えてくれる。
方向性を投げかけてもらい、それを自分で咀嚼したり、しきれなくてもいいからとにかく感じてからだに映してみること。
その相互の歩みよりや、提案のやりとりがすごく面白い。
たいてい、違うよちがうよ!って自分のなかではもやもやしちゃうんだけど。
でもそれも、ありなんだ。
楽しむことは必要じゃないの?と子供に問われて振付家のロイスマンが言った「私は真剣さを楽しんでいるよ」という言葉が、印象的だった。
250人が出演する舞台というだけでどれだけ大変なんだろうって思うのに子供たちはほとんどダンスの経験のない子たちばかり。しかも6週間でそれを仕上げる。
とほうもない。
はじめは好奇心で動いていた子供たちもだんだん嫌になって文句を言ってだらけるようになる。
そりゃそうだよなあ。
だけどロイスマンはあくまでも真剣に、真摯に、子供たちのこころに訴えつづける。
一生懸命やることが恥ずかしいのか?できないところから逃げようとしてふざけたり笑ったりしているんじゃないのか?
子供がふざけるのにそんなたいそうな理由はなかったりもするのだろうけれど、でも、ロイスマンの語ることばのなかから子供たちが感じたことは大きかったんじゃないだろうかと思う。
真剣にぶつかってくれるひとに対して自分がどうあるか。
経験のない子供としてじゃなくて、ダンサーのひとりとして、決して手をゆるめないやりかた。
子供は自分がどれほど可能性に満ちているかをしらない。
自分にもできることがある、ひとと触れ合う感触、コンタクトをとろうとする空気、いつもよりももっと空に向かって指を伸ばしてみること。
そのことに気付くことがどれだけ大きなことかと思う。
からだにはこころの状態が出るというけれどそれはほんとうのことで、私も踊りをするようになってから、そのことをつよく感じるようになった。
からだとこころはつながっていて、自分のからだのすみずみを把握することはこころを掴んでおこうとすることと無関係ではない。
踊りに触れて子供たちが感じ取ったことはさまざまだろうけれど、そこで得た感覚で世界を見るのは、たぶんこれまでのものとは違うと思う。
皮膚を感じることは、知らなかった自分の内側をあらためて見直すこと。
音をあたらしくとらえることは、自分と、自分が接するものとの関係を深いどこかで嗅ぎ取ること。
ラトルがオーケストラに対して要求してゆくやりかたが好きだなあと思った。
そしてそのことばに反応して音を深めてゆく団員のひとたちは、やっぱりすごい。
ラトルのインタビューを読んでベルリン・フィルの芸術に対する考え方にわくわくした。
[...]
感じるきっかけを与えてくれる。
方向性を投げかけてもらい、それを自分で咀嚼したり、しきれなくてもいいからとにかく感じてからだに映してみること。
その相互の歩みよりや、提案のやりとりがすごく面白い。
たいてい、違うよちがうよ!って自分のなかではもやもやしちゃうんだけど。
でもそれも、ありなんだ。
2006年12月31日に日本でレビュー済み
ベルリンフィルの指揮者サイモン・ラトゥルが世界各国の子供とともにストラヴィンスキーの「春の祭典」に取り組む様子が描かれています。ドキュメンタリー映画なので,淡々と進んでいく感じです。
登場する子供の個性も描かれています。私には神経質なフランツィが印象的でした。
登場する子供の個性も描かれています。私には神経質なフランツィが印象的でした。
2011年10月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ラトルとベルリンフィルの教育プロジェクトで、振付師ロイストンらと協力し、べルリン在住の子供達250人とストラビンスキーの「春の祭典」に挑む。ドキュメンタリーは以前WOWWOWでやっていたのを見たので、購入しようと思わなかったが、特典ディスクとして、本番のダンスの全編と、子供達に聞いてもらうために行われたリハーサル(といっても通常演奏)の模様がついていたので購入した。
全部見て感じたことは、「なぜ『特典ディスク』の方を、通常のDVDとして発売しないのか?」であった。それほどダンス全編は素晴らしい出来と感じた。もちろん、素人の子供がたった6週間の特訓で臨んだ公演なので、ダンスとしての質は語るべくもないが、それを大きな欠点と感じさえない振付、演出であり、なによりも250人という数である。その力強さとダイナミズムは圧巻である。
またラトルとベルリン・フィルの演奏も素晴らしい。演奏が始まる前は、リハーサルなので楽団員も私服で色とりどりでかなりリラックスしており、子供たちが聴きに来ているので指笛まじりの声援など、クラシック・コンサートではまずありえない雰囲気なのだが、いざラトルが指揮棒を振り始めると、あの「春の祭典」が厳粛な緊張感を持って始まるのである。ダンスともいつものコンサートとも違った「春の祭典」が楽しめる。
メイキング映像も見ものである。ベルリン・フィルの楽団員も、音楽講座として子供たちに講義をする。リアルな教育現場として見ることができる。映像は「春の祭典」にとどまらず、04年の「ダスニフとクロエ」、05年の「火の鳥」の模様も知らせている。次第にスケールアップしていく教育プロジェクト。これらもダンス全編のDVD(あるいはブルーレイ)をぜひとも出してほしい。
ロングインタビュー中の「音楽はぜいたく品じゃない。水や空気と同じように必需品なんだ。」というラトルの言葉は胸に染みた。3.11東日本大震災、福島原発事故以来、福島は放射能に侵されている。地震からは1ヶ月ほどで復興が見えてきた福島市だが、放射能問題は一向に改善される見通しがない。除染といっても汚泥を流しているだけで下水処理場には放射能汚泥が増えていく。汚染物質を保管する場所が決まらず、行政や東電側は「住民が決断すればそれですむこと」と逆切れ状態である。
この強いストレス下でなんとか頑張っていられのは、ラトルやロイストンらが真面目に仕事をしているからである。彼らが素晴らしい「必需品」を世界中の人々に供給しているからである。かのニーチェも言っている。「真理は醜い。真理によって滅びないために、われわれは芸術を持つ。」
全部見て感じたことは、「なぜ『特典ディスク』の方を、通常のDVDとして発売しないのか?」であった。それほどダンス全編は素晴らしい出来と感じた。もちろん、素人の子供がたった6週間の特訓で臨んだ公演なので、ダンスとしての質は語るべくもないが、それを大きな欠点と感じさえない振付、演出であり、なによりも250人という数である。その力強さとダイナミズムは圧巻である。
またラトルとベルリン・フィルの演奏も素晴らしい。演奏が始まる前は、リハーサルなので楽団員も私服で色とりどりでかなりリラックスしており、子供たちが聴きに来ているので指笛まじりの声援など、クラシック・コンサートではまずありえない雰囲気なのだが、いざラトルが指揮棒を振り始めると、あの「春の祭典」が厳粛な緊張感を持って始まるのである。ダンスともいつものコンサートとも違った「春の祭典」が楽しめる。
メイキング映像も見ものである。ベルリン・フィルの楽団員も、音楽講座として子供たちに講義をする。リアルな教育現場として見ることができる。映像は「春の祭典」にとどまらず、04年の「ダスニフとクロエ」、05年の「火の鳥」の模様も知らせている。次第にスケールアップしていく教育プロジェクト。これらもダンス全編のDVD(あるいはブルーレイ)をぜひとも出してほしい。
ロングインタビュー中の「音楽はぜいたく品じゃない。水や空気と同じように必需品なんだ。」というラトルの言葉は胸に染みた。3.11東日本大震災、福島原発事故以来、福島は放射能に侵されている。地震からは1ヶ月ほどで復興が見えてきた福島市だが、放射能問題は一向に改善される見通しがない。除染といっても汚泥を流しているだけで下水処理場には放射能汚泥が増えていく。汚染物質を保管する場所が決まらず、行政や東電側は「住民が決断すればそれですむこと」と逆切れ状態である。
この強いストレス下でなんとか頑張っていられのは、ラトルやロイストンらが真面目に仕事をしているからである。彼らが素晴らしい「必需品」を世界中の人々に供給しているからである。かのニーチェも言っている。「真理は醜い。真理によって滅びないために、われわれは芸術を持つ。」