フォーマット | 色, ドルビー, ワイドスクリーン |
コントリビュータ | ビリー・グリーン・ブッシュ, ボブ・ラフェルソン, カレン・ブラック, ジャック・ニコルソン, スーザン・アンスパック |
言語 | 英語 |
稼働時間 | 1 時間 38 分 |
『イージー・ライダー』の酔いどれ弁護士役で注目を集めたジャック・ニコルソンが、中産階級からドロップアウトした男を演じたアメリカン・ニューシネマ。監督のボブ・ラフェルソンはニコルソンとのコンビで、この後『郵便配達は二度ベルを鳴らす』『お気に召すまま』を発表している。
ボビー(ニコルソン)は裕福な家庭の出身ながら、現在はカリフォルニア南部の石油採掘現場で働いている。自堕落の生活をする中、同棲中の恋人レイ(カレン・ブラック)が妊娠したことを知り、実家に戻ってまともな生活をしようと考えるが…。
自分の育った環境に反発したものの、結局は両親のもとに帰るビリー。だが家族や親戚との感覚は、もはや埋めようもないほど開いてしまった。そのギャップと心理を淡々と描いた作品だが、そこにドラマティックな要素を感じる者とそうでない者との間で、評価は大きく別れるだろう。『ファイブ・イージー・ピーセス』というタイトルは、そのギャップを象徴するようなフレーズで、ピアノを習っていたボビーにとって簡単に弾けるはずの5つの曲が、弾けなくなってしまったという意味合いがこめられている。(斉藤守彦)
製作総指揮: バート・シュナイダー 製作・監督: ボブ・ラフェルソン 製作: リチャード・ウェクスラー 脚本: アドリエン・ジョイス 撮影: ラズロ・コヴァックス 出演: ジャック・ニコルソン/カレン・ブラック/ビリー・グリーン・ブッシュ/スーザン・アンスパック/ロイス・スミス/ラルフ・ウェイト
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)