1985年、筆者は、初めてステレオを、購入した。そうして、「イエス」や、「スティーヴ・ハケット氏」の、LPを、買った。
当時、ハケット氏の、4thソロ・アルバムである、本作「Defector」は、国内盤が、廃盤であり、渋谷のタワーレコード店で、イギリス輸入盤を、買った。ひょっとしたら、1580円くらいの、廉価価格だった、と、思う。
1980年に、リリースされた、4thソロ・アルバムの、「Defector」は、ハケット夫人である、Miss キム・ポー女史が、手がけたジャケットも暗く、サウンドも、重い。
だが、もし、Mr.ジェフ・ベック氏が、ブリティッシュ・プログレの道を、歩んでいたらば、こうだったかもしれない、と言うのが、3rdアルバムの「Spectral Mornings」と、当4thアルバムの、「Defector」である。当盤「Defector」で、無駄な曲は、無い。だから、各曲を、個別に扱うのは、タブーだろう。
「Spectral Mornings」を、Convex Side(凸面サイド)とすると、当「Defector」は、Concave Side(凹面サイド)と、言える。
-要するに、「Spectral Mornings」と、当「Defector」とは、「表裏一体」なのだ。
当「Defector」は、「Spectral Mornings」と、同じ、バンド編成で、製作された。
念のために、メンバーを記すと、ニック・マグナス(Keys),ジョン・ハケット(Ft),ピート・ヒックス(Vo),ディック・カドバリー(B),ジョン・シアラー(Ds)と言う、腕利き揃い。フルートの、ジョン・ハケットは、スティーヴの、実弟である。
スティーヴ・ハケット氏の、ソロ・アルバムの中でも、3rd「Spectral Mornings」と、4th「Defector」とは、近代イギリス・プログレッシヴ・ギタリズムの、至芸の極致と言える。スティーヴ・ハケット氏の、頂点ですよ。
この、「Defector(+DVD)」には、1981年の、ライヴCDが、付く。内容は、1st「Voyage of the Acolyte」、2nd「Please don't touch!」、3rd「Spectral Mornings」、4th「Defector」、5th「Cured」から、セレクトされた曲で、「お楽しみのライヴ盤」と、成っています。
DVDは、「Defector」の、2chテープから、起こした、ドルビー5.1ch サラウンド版で、映像は、静止画像です。筆者は、ドルビー5.1ch サラウンドは、持っておらず、2chステレオで、聴いたが、あんまり、サラウンド効果は、分からない。
Defector
仕様 | 価格 | 新品 | 中古品 |
CD, 2016/4/27
"もう一度試してください。" | 1枚組 | ¥1,400 | ¥1,307 |
CD, CD+DVD, 限定版, 2016/6/29
"もう一度試してください。" | CD+DVD, 限定版 | ¥4,606 | ¥4,325 |
CD, インポート, 1991/7/12
"もう一度試してください。" | インポート |
—
| ¥4,618 | ¥765 |
CD, CD, オリジナルレコーディングのリマスター, 2006/4/9
"もう一度試してください。" | CD, オリジナルレコーディングのリマスター |
—
| — | ¥1,283 |
CD, 1996/7/24
"もう一度試してください。" | 1枚組 |
—
| — | ¥1,723 |
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曲目リスト
1 | The Steppes (2005 Digital Remaster) |
2 | Time To Get Out (2005 Digital Remaster) |
3 | Slogans (2005 Digital Remaster) |
4 | Leaving (2005 Digital Remaster) |
5 | Two Vamps As Guests (2005 Digital Remaster) |
6 | Jacuzzi (2005 Digital Remaster) |
7 | Hammer In The Sand (2005 Digital Remaster) |
8 | The Toast (2005 Digital Remaster) |
9 | The Show (2005 Digital Remaster) |
10 | Sentimental Institution (2005 Digital Remaster) |
11 | Hercules Unchained (2005 Digital Remaster) |
12 | Sentimental Institution (Live) |
13 | The Steppes (Live) |
14 | Slogans (Live) (2005 Digital Remaster) |
15 | Clocks - The Angel Of Mons (Live) (2005 Digital Remaster) |
商品の説明
EMI 337209; EMI ITALIANA - Italia;
登録情報
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 製品サイズ : 14.3 x 12.9 x 1.19 cm; 110 g
- メーカー : Astralwerks
- EAN : 0094633720923
- 製造元リファレンス : CDSCDR4018
- オリジナル盤発売日 : 2006
- 時間 : 1 時間
- レーベル : Astralwerks
- ASIN : B000AM1THQ
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 546,389位ミュージック (ミュージックの売れ筋ランキングを見る)
- - 42,797位ポップス (ミュージック)
- - 118,529位ロック (ミュージック)
- - 172,560位輸入盤
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2017年9月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2012年3月10日に日本でレビュー済み
ジヤケット同様、前作の続編といった趣き。しかしながら、オープニングを飾る「ステップス」は私のフェバリットナンバーのひとつ。素晴らしい旋律、素晴らしいトーン。初来日コンサートで目の前でこの曲がプレイされた時(のっけのフルートはイアンマクドナルドだぜ!)ほんとに気が遠くなりそうだった。他にも超絶技巧曲の「スローガン」やキャッチーな「ジャクジー」など聴きどころも多いが、私はもうオープニングの1曲で★5つデス!!
2018年5月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この人のギターの音色と波長と間(ま)の卓越したところは
このアルバム時期に完成されていたかもしれない、と思います。
このアルバム時期に完成されていたかもしれない、と思います。
2008年9月23日に日本でレビュー済み
80年発表の4作目。前作をほぼ踏襲した内容であり、参加メンバーもジョン・ハケット(fl)、ニック・マグナス(k)、ピート・ヒックス(vo)、ジョン・シェアラー(Dr)、ティック・キャドバリー(b) と同じ。前作は従来のジェネシス風プログレ・サウンドに独自のモダン・ポップなテイストを加味した斬新なサウンドを確立しており、この時期のハケット・サウンドを確立した最高傑作とも呼べる作品だったが、本作はその余勢で作った続・最高傑作と呼んでも差しつかえのない名盤である。あまり触れられないが、この作品では余裕があるのか様々なギター・プレイを意識的に見せており、実はそこもかなりの聞き物となっている。
1.はいかにもハケットな抽象的なメロディを持った曲であり、プログレ・シンフォニーとも呼べる重圧でおどろおどろしいサウンドを持った佳曲。ハケットのボリューム・ペダルを駆使したギター・プレイも素晴しい。2.はある種のアナログ・テクノ的な雰囲気も持ったモダン・ポップ。霧が晴れたかのような1.からの場面展開の妙と美しいヴォーカル・ハーモニーも聞き物だと思う。こちらはアームを駆使したプレイが聞き物。3.はオカルト映画のようなヴォコーダーの響きが怪しい、おどろおどろしい曲。変拍子がいかにもプログレだが、この雰囲気は実にハケットらしいものの一つ。俗に言うライト・ハンドが聞き物。4.は不安定な響きを伴った絶望感の漂うスロー・ナンバー。どことなくブラック・サバスのバラードにも通じる雰囲気を持っている。5.はアコギのソロ。ハケットのギター・ソロはどの曲も素晴しいが、この曲も英国臭漂う佳曲。6.は穏やかでポップなまさに名曲。ジョンのフルートが水を得た魚のように泳ぎ回る早春の雰囲気。8.はサティを取り入れた穏やかな曲。美しいヴォーカル・ハーモニー、ストリングス、フルートと構築されたサウンドの妙が深い余韻を残す。9.はスラップ・ベースが印象的な80年代のジェネシスを思わせるナンバー。
1.はいかにもハケットな抽象的なメロディを持った曲であり、プログレ・シンフォニーとも呼べる重圧でおどろおどろしいサウンドを持った佳曲。ハケットのボリューム・ペダルを駆使したギター・プレイも素晴しい。2.はある種のアナログ・テクノ的な雰囲気も持ったモダン・ポップ。霧が晴れたかのような1.からの場面展開の妙と美しいヴォーカル・ハーモニーも聞き物だと思う。こちらはアームを駆使したプレイが聞き物。3.はオカルト映画のようなヴォコーダーの響きが怪しい、おどろおどろしい曲。変拍子がいかにもプログレだが、この雰囲気は実にハケットらしいものの一つ。俗に言うライト・ハンドが聞き物。4.は不安定な響きを伴った絶望感の漂うスロー・ナンバー。どことなくブラック・サバスのバラードにも通じる雰囲気を持っている。5.はアコギのソロ。ハケットのギター・ソロはどの曲も素晴しいが、この曲も英国臭漂う佳曲。6.は穏やかでポップなまさに名曲。ジョンのフルートが水を得た魚のように泳ぎ回る早春の雰囲気。8.はサティを取り入れた穏やかな曲。美しいヴォーカル・ハーモニー、ストリングス、フルートと構築されたサウンドの妙が深い余韻を残す。9.はスラップ・ベースが印象的な80年代のジェネシスを思わせるナンバー。
2006年11月28日に日本でレビュー済み
英国を代表するプログレ・バンド、GENESISのギタリストの、’80年発表の4作目のソロ・アルバム。
前作同様、この人のソロ・キャリアにおいて、間違いなく代表作に数えられる1枚だ。
GENESISとソロ作品、特に1st、3rdを踏襲したメロディックな楽曲とシンフォニッックな音作りが、きわめて高いレヴェルにおいて構築されている。
1で聴かれるように、へヴィなサウンドを入れながらも曲調に合うように不自然なく溶け込ませ、単調さを抑えるアクセントにすると同時に、楽曲の面白みを広げるのに成功している。
3では、それをさらに強調しているが、ただ単に過激さ、奇抜さを狙っているのではないのがよく現れており、上品にまとまっている。
5、7では自身のクラシック・ギター、6では、実弟JOHN HACKETTのリリカルなフルートを生かすなど、演奏面も力が入っている。
ソロ・アーティストとしての創作意欲が、ピークに達しているのが作品全体から迸っている。
前作同様、この人のソロ・キャリアにおいて、間違いなく代表作に数えられる1枚だ。
GENESISとソロ作品、特に1st、3rdを踏襲したメロディックな楽曲とシンフォニッックな音作りが、きわめて高いレヴェルにおいて構築されている。
1で聴かれるように、へヴィなサウンドを入れながらも曲調に合うように不自然なく溶け込ませ、単調さを抑えるアクセントにすると同時に、楽曲の面白みを広げるのに成功している。
3では、それをさらに強調しているが、ただ単に過激さ、奇抜さを狙っているのではないのがよく現れており、上品にまとまっている。
5、7では自身のクラシック・ギター、6では、実弟JOHN HACKETTのリリカルなフルートを生かすなど、演奏面も力が入っている。
ソロ・アーティストとしての創作意欲が、ピークに達しているのが作品全体から迸っている。
2005年12月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「虹色の朝」の次に出された4枚目、このころになるとハケッとの音楽路線もほぼかたまり、というか前作の路線を踏まえた内容になっている。前作を気に入った人にはほぼ受け入れられる内容といえるが、ただ前作に比べるとポップな面やアグレッシブな面がダウンしているような気がする。(ポップな曲として2やシングルになった「ザ ショウ」クロックスのギターインストをさらに発展させた「スローガン」など聴き所はある)。B面の「jakkazi]や「ハンマーインザサンド」もいい曲だが、4、5、8の3曲がぼくはどうしても苦手でこのアルバムの全体的な評価を下げてしまうのだ。あるバムをほぼ1年おきにリリースし、その間にライブもこなす状況を考えればそれでもよくがんばっている。(今日は仙山線で山形に行き、電車の中でこのアルバムを聞いたが、叙情的な曲が雪山の風景にマッチしてよいBGMになった。そうゆう聞き方の方が合う作品かもしれない)
2007年4月25日に日本でレビュー済み
スティーブ・ハケットのソロ4作目。2005年リマスター盤
ハケットの初期4枚はGENESISフリークにとっては、どれも聴いて損のないアルバムだろう。
ゆったりとしたテンポの上にギターのアラビックなメロディが乗る1曲目は、ややダークな雰囲気ながら、ニック・マグナスによるシンセワークも美しく、ハケット節ともいえる繊細なフレージングが楽しめる。
続く2曲目は歌入りでキャッチーかつ爽やかな雰囲気だが、プログレ的な展開を聴かせる3曲目から、それ以降も小曲中心ながら、内省的なゆるやかな質感と適度なプログレ感覚を巧みに織り込んでいる。
アコースティカルな美しさとたおやかなフルート、メロトロンも鳴りだす6曲目あたりも聴きどころ。
ボーナストラックにはライブ音源4曲を含む5曲を収録。
ハケットの初期4枚はGENESISフリークにとっては、どれも聴いて損のないアルバムだろう。
ゆったりとしたテンポの上にギターのアラビックなメロディが乗る1曲目は、ややダークな雰囲気ながら、ニック・マグナスによるシンセワークも美しく、ハケット節ともいえる繊細なフレージングが楽しめる。
続く2曲目は歌入りでキャッチーかつ爽やかな雰囲気だが、プログレ的な展開を聴かせる3曲目から、それ以降も小曲中心ながら、内省的なゆるやかな質感と適度なプログレ感覚を巧みに織り込んでいる。
アコースティカルな美しさとたおやかなフルート、メロトロンも鳴りだす6曲目あたりも聴きどころ。
ボーナストラックにはライブ音源4曲を含む5曲を収録。
他の国からのトップレビュー
Maximilian Schenk
5つ星のうち5.0
Classic Hackett
2018年12月11日にアメリカ合衆国でレビュー済みAmazonで購入
The last of the great classic Hackett Recordings before a roller coaster ride of better and not so good recordings followed. The 5.1 version is special though, as the multitrack tapes have been lost. So it's pseudo 5.1 but still a good listen.
A. M. C. 2014
5つ星のうち5.0
Awesome
2020年3月8日に英国でレビュー済みAmazonで購入
I bought this when it first came out. I have the Vinyl and a free poster. I loved this album. I always like Hackett more than I liked Genesis. This is a natural progression from Spectral Mornings. I have three copies of that album and now I have three copies of defector..
This package has a live CD that is awesome. Also it has a couple of extra tracks. Plus a surround sound CD. I need to put that in my dvd player.
Love this album so much.
This package has a live CD that is awesome. Also it has a couple of extra tracks. Plus a surround sound CD. I need to put that in my dvd player.
Love this album so much.
Vincenzomongillo
5つ星のうち5.0
Attualmente Steve Hackett è il vero ambasciatore dei genesis
2020年3月7日にイタリアでレビュー済みAmazonで購入
Spedizione precisa, imballaggio perfetto. CD, che già avevo, ma in versione standard. Questa versione deluxe è eccellente.
Franicisco Roldán Duque
5つ星のうち5.0
Un clásico
2019年8月14日にスペインでレビュー済みAmazonで購入
Un álbum clásico, y si la música de por sí no fuera suficiente (que ya es complicado) la mezcla en "pseudo" 5.1 suena muy convincente.
musagète
5つ星のうち5.0
Remastering remarquable !
2019年7月1日にフランスでレビュー済みAmazonで購入
J'hésitais depuis longtemps à me procurer cet album en cd que je possédais déjà en 33 tours . Je regrette de ne pas l'avoir fait plus tôt tant j'ai redécouvert ce disque : les parties instrumentales sont très nettement plus distinctes que sur le vinyl avec un contour et une lisibilité que l'on ne retrouve pas sur d'autres cds . Bravo et merci à ceux qui ont effectué le transfert des bandes !