マイルスがPrestageで収録した最初のアルバムです。収録は1951年なので、未だ第一期クインテット
結成前で、ハードバップ・スタイル初期の頃の演奏になります。モード奏法を確立した後のマイルスも
好きですが、ハードバップも捨てられません。ですが詳しいことは他のレビュアーにお任せして、私は
音質についてレビューしたいと思います。
このアルバムは20bit K2盤(VICJ-2015)を持っていました。発売は1996年、当時としては高音質だ
と言われていました。確かに悪くはありませんでしたが、長年聴いている内にイマイチその音質に満足
出来なくなり、最近はお蔵入り状態になっていました。そこへUHQCD(UCCO-90405)が出たので、
少し考えた末に買い替えを決断しました。
近年高音質CDと銘打った物が多く、選択肢が複数ある場合は悩むことが多いのですが、UHQCDは
K2HD、SHM-CD+ルビジウム・クロック・カッティング、DSDマスタリング等と並んで外れが殆ど
ありません。今回も買い替えて正解でした。
20bit K2盤との比較で最も差が出たのが音のクリアさと円やかさです。改めてK2盤を聴くと、ああ
やっぱり音が荒かったんだなと感じます。対するUHQCD盤は音が緻密になっているので、音場も奥
まで見通せる感じ。ベースやドラムの音も締まって聞こえます。勿論トランペットの音色は上下音域
のどちらについても頭が押さえられること無く、伸び伸びとしています。これはお薦めだと思いました。
ディグ+2
仕様 | 価格 | 新品 | 中古品 |
CD, CD, 2024/4/24
"もう一度試してください。" | SHM-CD |
—
| ¥1,650 | ¥1,940 |
CD, 限定版, 2004/9/22
"もう一度試してください。" | 限定版 |
—
| ¥4,980 | ¥560 |
CD, 2007/9/19
"もう一度試してください。" | 1枚組 |
—
| — | ¥649 |
CD, 1999/6/2
"もう一度試してください。" | 1枚組 |
—
| — | ¥1,180 |
CD, 2013/6/19
"もう一度試してください。" | 1枚組 |
—
| — | ¥1,400 |
CD, 限定版, 2019/2/13
"もう一度試してください。" | 限定版 |
—
| — | ¥1,580 |
CD, 限定版, 2005/9/22
"もう一度試してください。" | 限定版 |
—
| — | ¥2,384 |
CD, 限定版, 2006/6/21
"もう一度試してください。" | 限定版 |
—
| — | ¥5,000 |
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曲目リスト
1 | ディグ |
2 | イッツ・オンリー・ア・ペイパー・ムーン |
3 | ディナイアル |
4 | ブルーイング |
5 | アウト・オブ・ザ・ブルー |
6 | コンセプション (CDボーナス・トラック) |
7 | マイ・オールド・フレイム (CDボーナス・トラック) |
商品の説明
メディア掲載レビューほか
期間限定プライスでお届けする、ビクターJAZZ名盤シリーズ`BEST VALUE 1500`。本作は、マイルス・デイビスの1951年録音盤。 (C)RS
登録情報
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 梱包サイズ : 14.09 x 12.63 x 1.37 cm; 80.32 g
- メーカー : ビクターエンタテインメント
- EAN : 4988002491605
- 時間 : 46 分
- レーベル : ビクターエンタテインメント
- ASIN : B000AMZ0U8
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 534,901位ミュージック (ミュージックの売れ筋ランキングを見る)
- - 49,638位ジャズ・フュージョン (ミュージック)
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
星5つ中4.4つ
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2020年12月27日に日本でレビュー済み
クリフォード•ブラウンも良いけれど、やっぱりマイルスのが数段上だなと痛感。とにかく、しょっぱなから気合いが入りまくってる。ソニー•ロリンズも頑張ってるがマイルスの勢いに気圧されてるかのようだ。マイ•オールド•フレイムみたいな曲でも情緒たっぷりに吹いている。このアルバムの良さが分からない人はマイルスファンとは言えない。それにしても、皆んな若かったんだなぁ〜。
2019年2月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
若き日のマイルスデイビス、ソニーロリンズ、ジャッキーマクリーンらの演奏が堪能出来る名盤ですね。本当は中古レコードで欲しかったのですが、なかなか探してもいつも無いので、仕方なくCDを買いました。同じCDでも、この紙ジャケ十八番シリーズはわりと音が良いので、あえてこのシリーズの中古CDを選びました。とても味のある作品だと思います。
2013年1月31日に日本でレビュー済み
「その後のマイルスより好き」なんていっちゃ怒られるかしら。しかし、個人的には、マイルスは作品によって好き嫌いが激しくて、「カインド・オブ・ブルー」は自分的にペケ。あのモード路線ならエヴァンスかハンコックを聴くよ・・・とか、「スケッチ・オブ・スペイン」は最高にアリ、さすがギル・エヴァンスのアレンジ・・・とか。で、本作であるが、ビ・バップ〜ハードバップの境目っていうか、時代的にはまだビ・バップが色濃く残っているのだろうが、マイルスのクールな響きのトランペットとアート・ブレイキーの歯切れの良いチャキチャキしたドラムスが、まさにハードバップの萌芽を聴かせる。音質も、この時代のパーカーとかに比べても実に良い。ややエコーがかかって、本来の生っぽくない録音かも知れないが、やや薄いマイルスの音色を厚くして、いいほうに働いている。ロリンズとともに疾走するタイトル曲の「Dig」や「Denial」も良いし、2曲目の「It's Only a Paper Moon」の軽くクールでありながら寂しげなフレーズを連発するマイルスが素晴らしい。後にアート・ブレイキーやホレス・シルバーがやりそうなファンク・ゴスペル風の「Out of the Blue」、金曜ロードショーの後でも流して欲しい哀愁とワクワク感を兼ね備えた「My Old Flame」など名曲目白押し。モードだの小難しいことやってない素直なマイルスが一番好きっていったらダメ?あと、マイルスの作品はどれもジャケが良いが、本作はクールすぎだろ。
2006年6月17日に日本でレビュー済み
Jackie Mclean(as)、Art Blakey(ds)、Walter Bishop Jr.(p)、Sonny Rollins(ts)、Tommy Potter(b)、Miles Davis(tp)のセクステットによる1951年10月、解説によると初めてLPレコード用に吹き込まれたセッション。確かにそう言われてみると各曲5分以上で、[4]は10分にわたり雰囲気あふれる開放的な演奏が展開されます。
アルバムを通してこれこそジャズという感じだけれど、とりわけスタンダード[2]は、その素晴らしい旋律をまさしく歌心満点で聴かせる Miles のトランペットに心が躍ります。Nat King Cole「After Midnight」における歌唱でしか知らなかったけど、以外にこの曲の演奏は少ないですね。
アルバムを通してこれこそジャズという感じだけれど、とりわけスタンダード[2]は、その素晴らしい旋律をまさしく歌心満点で聴かせる Miles のトランペットに心が躍ります。Nat King Cole「After Midnight」における歌唱でしか知らなかったけど、以外にこの曲の演奏は少ないですね。
2004年12月4日に日本でレビュー済み
クールの誕生でクール・ジャズという知的なアンサンブルを重視した分野を提示したマイルスだが、その後は麻薬による体調不良や経済的困窮などに見舞われ、十分な仕事が出来なかった。しかもクール・ジャズはウエスト・コーストのスタジオ・ミュージシャンによって白人がもっぱら得意とするジャズとして専売特許を奪われた形になり、マイルスをはじめとするイーストの黒人にとって苦しい季節を迎えていた。そんな折に放った本作は、新人のジャッキー・マックリーンらを擁し、黒人本来のバイタルで攻撃的なジャズの姿を示した実験作だということが出来る。ディグ、コンセプションなどにハード・バップの萌芽を見ることが出来るし、イッツ・オンリー・ア・ペイパー・ムーンやマイ・オールド・フレイムではマイルスのリリカルな一面を披露し,新しいジャズの魅力をいち早く伝えている。マイルスの自我と怒りが炸裂した名盤で、初期マイルスの重要なアルバムであると同時に、イーストコースト・ジャズの走りとして歴史的価値も高いといえる。
2021年9月29日に日本でレビュー済み
ジャズ関連本だと、必ず「ハードバップの幕開けの1枚」とか、「マイルスとロリンズが共演」
といった文章で語られるアルバム『DIG』。録音は1950年10月。ビバップの新しい、
スイングに変わる「次のジャズ」としてシーンの最先端に躍り出る。マイルス・デイヴィスも
そのメンバーのひとりではあったが、彼としてはチャーリー・パーカーやディジー・ガレスピーが
天賦の才能で連発する、誰も吹けないようなアドリブ演奏は自分にはできないし、不向きだと
思っていた。そこでそれとは距離を取ろうとして、アンサンブルと編曲で聴かせるという一手を
『クールの誕生』で打つ。
次が『DIG』で、ビバップのジャズ・フィーリングは維持したまま、もっと余裕のある洗練された
音楽にシフトさせるという試みに着手した。
マイルスにとって幸運だったのは、このタイミングで「ロング・プレイ・レコーディング」という
録音技術が現場に導入されたこと。レコードがSPからLPになった。それまでの1曲3分から5分
という時間的な制約がなくなった。これは長いフレーズとつぶやくような音の空間で音楽を
組み立てていく彼の資質にはなくてはならないものだった。これによってマイルスは、自分の
最良のプレイを記録できる媒体を手に入れる。その枠組みを活かしながら、自分が考える
テンポとスペースでソロを組み立て、レコードに記録することができるようになった。
『DIG』は5曲構成だが、2曲のボーナストラックがある。そのうちのひとつ「My old flame」
が鳴り出すと、”ハッ”とする。「あのマイルスが、そこにいる」という驚き。マイルスはこれ以降、
アルバムに1曲はバラードを入れるということをやり出すが、『DIG』にはそれが入って
いなかった(この2曲はリー・コニッツ名義のアルバムに収録された)。
クラシック音楽でも楽器の開発(ピアノの進化など)が作曲家を刺激し、新たな曲想が湧いて、
次の扉が開かれている。このアルバムの数年後、1955年にクラシック界にグレン・グールドが
デビューし、彼の登場によって「レコーディング・アーチストとしてのクラシック演奏家」
という領域が開拓されていく。のちにマイルスも、今度は楽器の電化を取り込みながら、
負け戦を宿命づけられた展開になだれ込む。
といった文章で語られるアルバム『DIG』。録音は1950年10月。ビバップの新しい、
スイングに変わる「次のジャズ」としてシーンの最先端に躍り出る。マイルス・デイヴィスも
そのメンバーのひとりではあったが、彼としてはチャーリー・パーカーやディジー・ガレスピーが
天賦の才能で連発する、誰も吹けないようなアドリブ演奏は自分にはできないし、不向きだと
思っていた。そこでそれとは距離を取ろうとして、アンサンブルと編曲で聴かせるという一手を
『クールの誕生』で打つ。
次が『DIG』で、ビバップのジャズ・フィーリングは維持したまま、もっと余裕のある洗練された
音楽にシフトさせるという試みに着手した。
マイルスにとって幸運だったのは、このタイミングで「ロング・プレイ・レコーディング」という
録音技術が現場に導入されたこと。レコードがSPからLPになった。それまでの1曲3分から5分
という時間的な制約がなくなった。これは長いフレーズとつぶやくような音の空間で音楽を
組み立てていく彼の資質にはなくてはならないものだった。これによってマイルスは、自分の
最良のプレイを記録できる媒体を手に入れる。その枠組みを活かしながら、自分が考える
テンポとスペースでソロを組み立て、レコードに記録することができるようになった。
『DIG』は5曲構成だが、2曲のボーナストラックがある。そのうちのひとつ「My old flame」
が鳴り出すと、”ハッ”とする。「あのマイルスが、そこにいる」という驚き。マイルスはこれ以降、
アルバムに1曲はバラードを入れるということをやり出すが、『DIG』にはそれが入って
いなかった(この2曲はリー・コニッツ名義のアルバムに収録された)。
クラシック音楽でも楽器の開発(ピアノの進化など)が作曲家を刺激し、新たな曲想が湧いて、
次の扉が開かれている。このアルバムの数年後、1955年にクラシック界にグレン・グールドが
デビューし、彼の登場によって「レコーディング・アーチストとしてのクラシック演奏家」
という領域が開拓されていく。のちにマイルスも、今度は楽器の電化を取り込みながら、
負け戦を宿命づけられた展開になだれ込む。
2019年9月12日に日本でレビュー済み
溢れ出るようなフレーズとテクニックで聴く者を圧倒する若いロリンスと当時の名を知られた
トランペッターの中でも技巧的に相当劣るマイルスでは初めから結果が分かっている。
困るのはマイルスに合わせるかのようにロリンズのパワーが相当下がってしまっている。
お互いソロの回しあいで胡麻化しているのはつまらない・
音質も悪くそもそも発売当初から評価の低かったレコードなのにカスタマーの高評価の
目白押しは不思議だ。僕としては二人を一度に体験できるというので最初にこれを聴いて
しまい「なーんだ」と思われるのが残念ですね。
トランペッターの中でも技巧的に相当劣るマイルスでは初めから結果が分かっている。
困るのはマイルスに合わせるかのようにロリンズのパワーが相当下がってしまっている。
お互いソロの回しあいで胡麻化しているのはつまらない・
音質も悪くそもそも発売当初から評価の低かったレコードなのにカスタマーの高評価の
目白押しは不思議だ。僕としては二人を一度に体験できるというので最初にこれを聴いて
しまい「なーんだ」と思われるのが残念ですね。