原曲をリスペクトする方法は2つあると思う。
1:敬意を表してあえて忠実にコピー
2:原曲を活かしながら
別なアプローチを試みる
リスナーとしては2が嬉しいのだが、
このアルバムのいくつかの曲ではそれが
成功している。
それが4と9だ。
4:Stone Cold Crazyのアレンジにビックリ。
これ、Led Zepplinじゃないの!?
Jボーナムを彷彿するドコドコドラムに
Jペイジのような荒々しくルーズな
でもクリーンなディストーションサウンド。
Jペイジがかつてプロデュースした、
ディテクティブをも思いださせる、
Led Zepplin的アプローチだ!
もっと驚くのが、
9:Crazy little thing called love (邦題:愛という名の欲望)
これまんまThe Carsじゃないか!?
クレジットを見てビックリ、
バックにg.エリオット・イーストンとkey.グレッグ・ホークスが 参加しています。
これはグレッグの確信犯的なアプローチだな。
エリオットのギターも最高!!
ぜひThe CarsとLed Zepplinが好きな方は
聴いてほしい。
まるでフランス料理シェフがフレンチの技術を駆使しておにぎりを作ったような、
or
和のシェフが和の技術を駆使してうまいラーメンを作ったような
そんな驚きがあります。
思わず笑ってしまって
そのあと
心がワクワクします。