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初めて燻製に挑戦したのが２年ほど前でした。
いろいろなサイトを調べ廻った結果、燻製器はダンボールと網で２段式のものを自作して、アマゾンでこの商品を購入・使用しました。
食材は初心者向けと紹介されていた６Pチーズ、うずらの卵、塩鮭切り身、ウインナー、バーベキューで残った焼肉（加熱済）。
ドライネットの中で１〜２時間ほど乾燥させて、アバウトに30分〜１時間ほどスモークしました。
心配だった出来上がりには自分含めた大人、そして子供からも「これおいしい！」との声。
しかし、これで満足してしまったのか、ダンボール工作が面倒だったのか（コスト面は良かった）、しばらく燻製が遠ざかりました。
ある時に知人から自己流かんたん燻製法を聞いたのが再び燻製するきっかけとなり、以来思い出した時に気軽に燻製するようになりました。
その方法が目から鱗の超シンプル方法。
用意するのは３０㎝程度のステンレスボウル×２とそれより少し大きめのバーベキュー網（丸形でも角形でもOK）。どれも安物（私は百均で購入）。
下のボウルに置いたスモークウッドに着火して、重ならないように食材を並べた網をはさみ、上からもう一つのボウルを被せておくだけです。
空気が入るように１㎝程度ずらしてボウルが重ねるのがポイント。
煙が消えてしまう時は再着火後すきまを少し大きくします。
逆に風が強いと煙がどんどん抜けてしまうのですきまを小さくしたりもします。10分に一度くらいチェック＆微調整。
また、チーズ（溶けやすい）や、スモークサーモン（熱を通したくない）、軽めのスモーク時などは１㎝以上すきまを開けたりします。
スモーク時間の目安はとりあえず３０分です。見た目・味が物足りなければ再度スモークします。
塊の肉（３００ｇくらい）は1時間ぐらいやってみたりしますが、どうやら「スモーク時間が長い＝美味しい」わけではないと感じました。
（スモーク時間が長くなると煙の酸味や苦味が強くなるので、この方法は短時間のスモークに向いているようです）
以上、あくまで自己流で使用してみた個人の感想です。安全面等全て自己責任にて行っておりますので皆様にお薦めできる方法ではありません。
以下は実際に使ってみて気付いた事を列挙します。
・火の付き具合について
一度火が付くと線香のように燃え尽きるまで煙が出ます。
ただしマッチやライターでは燃えにくい、あるいはすぐに消えてしまうと思います。
私はガストーチというもので四隅をしっかりと焼いて使用します（ガストーチは２０００円ちょっとでホームセンターで購入）。
商品の説明で着火している画像もこの類のもの使ってますし、ほぼ必需品だと思います。
木炭を自在に火起こし出来るレベルの方にはガストーチは不要です。
逆を言うと、バーベキューの炭火起こしで苦労してる私には必需品ということになりますね。
着火剤で燃やす方法もありますが、燃焼ガスとか不安なので、私は燻製には使いません。
・煙について
スモークといわれるくらいなので、煙が出ます。さんま焼いてて苦情でない環境にあれば問題ないレベルだと思います。
とは言っても独特の匂いがあるので換気扇直下でも室内ではお勧めできません。
・風味について
再び燻製を始めた際に、SOTO社さんの「りんご」「さくら」「くるみ」「なら」「ヒッコリー」「ウイスキーオーク」とスモークウッドにまぶす「ピートスモークパウダー」全て買って（買っちゃって）試しました。
結果、違いがあるような、ないような。。。
違いはあるんですが毎回スモーク時間や条件・食材を変えてしまう＆メモしないので忘れてしまいました。でもどれもおいしい。
このあたりは各人の好み・こだわりの領域のようです。
私にはブレンド一本あればいいようです。
・スモークウッドで出来る燻製
本格的な燻製器との違いかと思います。
スモークウッドを燃やすと一定時間燃えながら煙を出してくれます。
ただし温度が上がらないので、例えば生肉のようなものはスモークしても中は生のままなのです。
スモークウッドでは事前に加熱されたもの、もしくは生で食べれるもの（刺身など）に風味を付けるだけ、ということなんですね。
熱源（炭火やコンロなど）があれば加熱＆燻製ができるのですが、それではスモークウッドの利点が無くなってしまいます。
熱源があればスモークチップの方がコスパ良いです。
肉の塊でスモークした際には、充分な湯煎で１時間ほどあらかじめ火を通してからスモークしてます（鶏肉でした）。
牛肉もローストビーフで食べれるくらい加熱してから燻製しました。
なお、肉を湯煎する際にローズマリー等香草・香辛料と塩、しょうが、にんにく、醤油、味噌、塩麹などなど・・・お好みに合わせてZIP袋に入れてからお湯に入れるといろいろお得でした。
・燃焼について
この商品は「燻す」という性質上、商品にある程度水分が含まれているのだと思います。
出荷状態である程度最適の品質に調整されているとは思うのですが、燃えにくいのは仕方ないと思います。
で、開封後に物置で１か月ほどたったこの商品を使うと火の付き易さがかなり変わってしまいます。
さらに放置しておくと体積も増え、見た目もゴワゴワ、触るとボロボロの状態になります。
空気中の水分をすってしまったと思うので当然火付きも悪くなっています。
ロットによっても差はあると思いますし、販売店や購入者のストック状態によってもこの違いは出るかと思います。
とりあえず私の場合、アマゾン＋アウトドアショップの購入状態で火付きの差はないと思いました。
開封後はすぐ使い切るか、密封して保存するといいかもしれません。
１/３ブロックでの燃焼時間はだいたい１時間ぐらいでした。
ただし四隅から火を付けるので、片側からのみ火を付ける場合より早く燃え尽きていると思います。
・その他
初めての方におすすめの食材です。
市販のウインナー、ハム、ベーコンなど加熱済み肉。バーベキューで余った焼肉も加熱に不安がなければ含みます。
ボイル済のイカやホタテ、生食できる鮮魚もありです。
練り物・加工品はちくわ、かまぼこ、笹かま、プロセスチーズなど。
| 製品型番 | ST-1366 |
|---|---|
| 梱包サイズ | 31.2 x 5.6 x 3 cm; 258.55 g |
