何とピアノの弾き語りでメインテーマ曲は流れてゆきます。単純なコード進行のシンプルなメロディーですが、竹中くんのボーカルがぴったりはまっていて、60年代のロックンロールのような香りを漂わせています。
DVDに納められたクリップ映像も、ハンマーが剥き出しのおそらく製造途中の「ピアノ」の前でシャウトする竹中くんの姿が、彼のピアノに対する思い入れの中にある歴史を強烈に主張していて、すごく良い仕上がりだと思います。
日比谷野音の映像もイイです。同じフレーズの繰り返しが次第に熱を帯びて、最後にグァーッと盛り上がってゆきます。私はまるでその日野音にいたかのように入り込み聴き入っていました。
DVD付きが限定品なら、早く手に入れるべきです。これらの映像はリスナーのイマジネーションを何倍にも増幅してくれますから。