本作は、『冒険野郎マクガイバー』第1シーズンの全22話(1985年~1986年放送分)を収録(残念ながら、DVD特典はなし)。製作は『Arrested Development』のヘンリー・ウィンクラーだ。第11話「悪夢(Nightmares)」では、フェニックス財団の運営本部長ピーター・ソーントン(ダナ・エルカー)が初登場し、マクガイバーの仲間に加わる。さらに、第10話「暗殺軍団(Target MacGyver)」ではマクガイバーの祖父ハリー・ジャクソン(ジョン・アンダーソン)が、第16話「天使の微笑(Every Time She Smiles)」では友人ペニー・パーカー(『デスパレートな妻たち』のテリー・ハッチャー)が登場。この2人は、その後のシーズンでより多くの出番を得ていく。その他、注目すべきゲスト・スターとして、第2話「黄金の三角地帯(The Golden Triangle)」におけるジョアン・チェン(映画『ラストエンペラー』)、第8話「油田火災の恐怖(Hellfire)」におけるナナ・ヴィジター(『スター・トレック ディープ・スペース・ナイン』)、第20話「脱獄(The Escape)」におけるジョン・デ・ランシー(『新スター・トレック』)が挙げられる。
『冒険野郎マクガイバー』は、全7シーズンにわたって放送された。放送終了後の1994年には、TV映画というかたちで「失われた大陸の秘宝(Lost Treasure of Atlantis)」と「核爆発へのカウントダウン(Trail to Doomsday)」という2エピソードも製作されている。アンダーソンは、1995年にUPNのシリーズ『Legend』に出演するも、短期間で打ち切りに。だが彼は、その後に『スターゲイト SG-1』(カート・ラッセル主演のSFスペクタクル映画『スターゲイト』をベースにしたTVシリーズ)で主役の座を獲得、こちらは『冒険野郎マクガイバー』をしのぐ長寿番組となっている。(Kathleen C. Fennessy, Amazon.com)