初回放送当時、まだ中学生だった私は、才蔵様に夢中で、時間になると嬉々としてテレビの前に陣取って夢中で見ていました。 当時、空前のたのきんブーム。毎日必ずクラスの誰かに「ねぇねぇ、たのきんの中で誰が一番好き~?」と聞かれ、正直全く関心がなく、辟易していました(笑)才蔵など同級生の誰一人知りません。唯一、部活の先輩がこのドラマの大ファンで、二人だけで盛り上がっていました。 先輩は獅子王院の大ファンでした。才蔵の大ファンだった私は、いつも彼を苦しめる獅子王院が憎らしくて、いったいあの白塗りのどこが良いのだろう?と、先輩の気持ちが全く分かりませんでした。それがどうでしょう、大人になった今、このドラマを見てみると、獅子王院の生きざまの、なんと悲しくもせつない事か。まっすぐな才蔵とは対照的な、卑屈に生きる獅子王院の愛と悲しさに、共感せずにいられませんでした。先輩は若干中学生でそれを感じ取っていたとは凄い(先輩は成績が学年で一番でした)。
今また、真田の物語や、十勇士の映画や舞台などが話題ですね。自分の中で風神~とのギャップが埋められないのであまり見ていませんが、各メディアでちらほら目に入ると、「しのび」=「アクション」の側面を強く感じる。本来、「忍び」の仕事は諜報活動であり、武力闘争による流血を極力抑え、和議を成すための仕事である。エンターティメントも大事だが、忍者という特殊な境遇の中で生きた登場人物たちの、人間らしい思いや生き様がしっかりと伝わらなければ、どんなストーリーにも、作品としての命が宿りはしないだろう。才蔵や獅子王院、佐助や幸村様達のように、血肉のある活き活きとしたキャラクターに出会うことは、現代では、なかなか難しい事なのかもしれない。
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風神の門 第壱集 [DVD]
¥14,800 ¥14,800 税込
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フォーマット | 色, ドルビー |
コントリビュータ | 金子成人, 寺田農, 三浦浩一, 司馬遼太郎, 磯部勉, 団しん也, 渡辺篤史, 小野みゆき, 多岐川裕美 |
言語 | 日本語 |
稼働時間 | 9 時間 48 分 |
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商品の説明
レビュー
制作: 村上慧 演出: 岡本憙侑 原作: 司馬遼太郎 脚本: 金子成人 音楽: 池辺晋一郎 出演: 三浦浩一/小野みゆき/磯部勉/渡辺篤史/多岐川裕美/竹脇無我/樋口可南子/佐藤慶/岩井半四郎/北見治一/団しん也/寺田農
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)
登録情報
- アスペクト比 : 1.33:1
- 言語 : 日本語
- 梱包サイズ : 20 x 14 x 3.6 cm; 399.17 g
- EAN : 4988102116637
- メディア形式 : 色, ドルビー
- 時間 : 9 時間 48 分
- 発売日 : 2005/10/21
- 出演 : 三浦浩一, 小野みゆき, 磯部勉, 渡辺篤史, 多岐川裕美
- 言語 : 日本語 (Mono)
- 販売元 : NHKエンタープライズ
- ASIN : B000B63G2M
- ディスク枚数 : 4
- Amazon 売れ筋ランキング: - 146,679位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 8,262位日本のTVドラマ
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2013年12月24日に日本でレビュー済み
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司馬遼太郎の原作とは違う別物の物語として見れば、ドラマとしてかなり秀逸な出来。
特に、悪役の獅子王院の生き方が印象に残り、彼が主人公だったような錯覚さえ覚える。
本放送から30年以上たっていても遜色のない作品。
また今は鬼籍に入られた名優たちの演技もじっくりと見ることが出来る。
時代劇の好きな人、恋愛ものが好きな人、歴史が好きな人、忍者やアクションが好きな人、いろいろな趣味の人に楽しんでもらえるドラマだと思う。
特に、悪役の獅子王院の生き方が印象に残り、彼が主人公だったような錯覚さえ覚える。
本放送から30年以上たっていても遜色のない作品。
また今は鬼籍に入られた名優たちの演技もじっくりと見ることが出来る。
時代劇の好きな人、恋愛ものが好きな人、歴史が好きな人、忍者やアクションが好きな人、いろいろな趣味の人に楽しんでもらえるドラマだと思う。
2011年6月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私も偶然このDVDを見付け、やはり「もう見る事の無いもの」に再会でき、いい年して見ながら涙ぐんでしまいました。
単に若い時代に見たために、素晴らしい印象が強かったのだと思っていたのですが、いやいや本当に凄い作品です。
才蔵をめぐる恋模様にしてもそうですが、俳優の皆さんの表情が時代を超えて感動を与えます。
テレビドラマは単に見飽きたのかと思っていたのですが、「良いものは良い」のだというのが今わかりました。
単に若い時代に見たために、素晴らしい印象が強かったのだと思っていたのですが、いやいや本当に凄い作品です。
才蔵をめぐる恋模様にしてもそうですが、俳優の皆さんの表情が時代を超えて感動を与えます。
テレビドラマは単に見飽きたのかと思っていたのですが、「良いものは良い」のだというのが今わかりました。
2010年9月21日に日本でレビュー済み
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この作品が放送されたとき、私は小学生でした。時代劇とは縁がなかった子供ですが、この番組だけは心底楽しんで毎回観た記憶があります。ずっと昔に一度だけ視聴した番組ですが、数々の場面をよく覚えているので我ながら驚きます。お姫様がお風呂に入っているところに才蔵が入り込んでしまい、お国さんに怒られる場面や、獅子王院が青姫に燭台で叩かれて額から血を流し、それでも怒ることもせず、あなたは私の妹に似ているから、などと秘めた心を告白する場面、徳川家康暗殺計画の惜しい失敗、また、真田幸村の無念の最期の場面など、今もありありと記憶に残っていて、いかに印象深い作品であったか分かります。ビデオなど存在しなかった当時、一期一会の気持ちで毎回視聴したのです。今回、DVDで甦ったことに感謝します。本放送で最終回を見逃したのが長年の遺恨でしたが、これで晴らせます。
2006年6月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
半年、迷いました。放映当時は気に入って毎週欠かさず見ていたのですが、何しろ二十数年前の事ですし・・・今見てみて面白くなく、がっかりしたらどうしようかと。(以前、そういう事を経験していますので)
でも、そんな事は杞憂でした。
まっすぐで快活、屈託のない笑顔が眩しい才蔵。真面目で義に厚く、でも赤いほっぺが微笑ましい佐助。一歩間違えばただの我儘姫にもなりかねないのに、見事に愛らしく天真爛漫な青子。美しくも、瞳に翳りを宿したお国。乱世を凛として生きる隠岐殿。
確かに、舞台装置や効果等にはお粗末と言えなくもない部分もありますが、それを十分補って余りある魅力的な人物像。
久々にわくわくした気分にさせられました。
パッケージには画像の補正を云々と言う記述もありましたが、全く気にはなりません。
思い切って買って本当に良かったです。
でも、そんな事は杞憂でした。
まっすぐで快活、屈託のない笑顔が眩しい才蔵。真面目で義に厚く、でも赤いほっぺが微笑ましい佐助。一歩間違えばただの我儘姫にもなりかねないのに、見事に愛らしく天真爛漫な青子。美しくも、瞳に翳りを宿したお国。乱世を凛として生きる隠岐殿。
確かに、舞台装置や効果等にはお粗末と言えなくもない部分もありますが、それを十分補って余りある魅力的な人物像。
久々にわくわくした気分にさせられました。
パッケージには画像の補正を云々と言う記述もありましたが、全く気にはなりません。
思い切って買って本当に良かったです。
2007年7月27日に日本でレビュー済み
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『風神の門』が放送されたときは、まだ小学生だったと思うのですが、人間味あふれる霧隠才蔵(=三浦浩一)に恋してしまい、毎回欠かさずに見ていたのを記憶しています。(個人的には、その後中学3年生で『徳川家康』の織田信長役の役所広司に一目惚れしてしまうのですが…。)
オープニングに流れるクリスタルキングの『時間差』と転んで顔に泥をつけて走る才蔵が印象深く、とても懐かしくて、第壱集」と第弐集を購入してしまいました。
今、改めてみても、どの人物も、個性豊かで非常に人間味にあふれていて、毎週わくわくしながらどっぷり時代劇にハマっていたことを思い出します。小野みゆき、樋口可奈子、多岐川裕美ら女優陣の若さいっぱいの美しさに目を奪われてしまうだけでなく、全ての出演者のパワーに引き込まれてしまいます。
確かに美術的な部分などでお粗末な部分を感じることがありますが、当時の(若い)出演者の生き生きした演技が十二分に補っている秀作だと思います。
オープニングに流れるクリスタルキングの『時間差』と転んで顔に泥をつけて走る才蔵が印象深く、とても懐かしくて、第壱集」と第弐集を購入してしまいました。
今、改めてみても、どの人物も、個性豊かで非常に人間味にあふれていて、毎週わくわくしながらどっぷり時代劇にハマっていたことを思い出します。小野みゆき、樋口可奈子、多岐川裕美ら女優陣の若さいっぱいの美しさに目を奪われてしまうだけでなく、全ての出演者のパワーに引き込まれてしまいます。
確かに美術的な部分などでお粗末な部分を感じることがありますが、当時の(若い)出演者の生き生きした演技が十二分に補っている秀作だと思います。
2005年12月4日に日本でレビュー済み
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初めて見たのは小学6年生、毎回大興奮してTVの前に釘付けになっていました。本当に好きだった番組です。それ以後、TVドラマという媒体の宿命か、この番組は公の場に出ることもなく、「あの番組凄かったよ」と語り合える人物もなく、面白かったという子どもの頃の記憶のままに封印されていたのです。
霧隠才蔵は最初一匹狼で真田幸村の命を狙い、猿飛佐助(渡辺篤史が実に良いです)とも対立しています。それが段々幸村の人間性に惹かれ、佐助と心通じ合わせる初期段階がとっても良いです。私も子どもながら真田十勇士の物語をよく知っており、ニヒルな才蔵、野生児佐助、冷静沈着な幸村、という人物設定にはまっていました。しかしそれを大きく打ち壊し、明朗快活で真っ直ぐな才蔵、リーダーシップや度量の広さを見せる武将的な佐助、突然夜の野山を徘徊して獣肉を食らう狂った幸村の二重人格、等々、「こんなのありか!」と子ども心に驚嘆していました(そもそも霧隠才蔵を主人公にするという発想にすっかりやられていたものです)。
そして本当のライバル、獅子王院の仕掛けたトラップ満載の屋敷で対決する第10話はまさしくシリーズの白眉。暗闇の中で展開されるハードなアクション、007の様な階段の大仕掛け、足先から出る凶器、敵の巨漢・怪力忍者と死闘する三好晴海入道…。あれだけ熱狂的ファンだったのはひとえにこの第10話「大殺陣」あってのものだったとも思います。優にTV活劇のレベルを超えていました(逆に大坂夏の陣編の様に大セット、群像劇となると弱さを露呈するのですが)。
ヒロインくの一お国(小野みゆき)とのつかず離れずのじれったい恋愛。主題歌『時間差』はよく登下校時に唄っていました(クラスメートは誰も分からず)。なんて懐かしい記憶でしょう。そして今でもこのドラマの持つ価値は変わらないと思います。80年代の明朗さを幕開けた、忘れ得ぬドラマです。
霧隠才蔵は最初一匹狼で真田幸村の命を狙い、猿飛佐助(渡辺篤史が実に良いです)とも対立しています。それが段々幸村の人間性に惹かれ、佐助と心通じ合わせる初期段階がとっても良いです。私も子どもながら真田十勇士の物語をよく知っており、ニヒルな才蔵、野生児佐助、冷静沈着な幸村、という人物設定にはまっていました。しかしそれを大きく打ち壊し、明朗快活で真っ直ぐな才蔵、リーダーシップや度量の広さを見せる武将的な佐助、突然夜の野山を徘徊して獣肉を食らう狂った幸村の二重人格、等々、「こんなのありか!」と子ども心に驚嘆していました(そもそも霧隠才蔵を主人公にするという発想にすっかりやられていたものです)。
そして本当のライバル、獅子王院の仕掛けたトラップ満載の屋敷で対決する第10話はまさしくシリーズの白眉。暗闇の中で展開されるハードなアクション、007の様な階段の大仕掛け、足先から出る凶器、敵の巨漢・怪力忍者と死闘する三好晴海入道…。あれだけ熱狂的ファンだったのはひとえにこの第10話「大殺陣」あってのものだったとも思います。優にTV活劇のレベルを超えていました(逆に大坂夏の陣編の様に大セット、群像劇となると弱さを露呈するのですが)。
ヒロインくの一お国(小野みゆき)とのつかず離れずのじれったい恋愛。主題歌『時間差』はよく登下校時に唄っていました(クラスメートは誰も分からず)。なんて懐かしい記憶でしょう。そして今でもこのドラマの持つ価値は変わらないと思います。80年代の明朗さを幕開けた、忘れ得ぬドラマです。
2005年10月22日に日本でレビュー済み
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DVDを再生しながら、この佳作が四半世紀の間、埋もれていたという事自体、不思議な気がした。かつ、司馬遼太郎氏の原作をここまで換骨奪胎したというのも驚きだ。初放映当時、原作ファンからは非難されたというのも無理はない。
セットなどは大河ドラマと比べて確かに低予算に思える。しかし、大胆な脚色、斬新な演出はそれらを補い、なによりも登場人物の性格づけ、生き生きとした描写が秀逸である。型破りな主人公、才蔵を中心に、大納言から元盗賊の下人に至るまで、誰もが共感できる生身の人間として余す所無く描かれている。
歴史物というよりも、とある時代を背景にした人間達のドラマ。その点では極めて優れた時代劇である。ある意味では原作を壊した、しかし新しい命を与えて見事に蘇らせた作品として、人々の記憶に長く残るだろう。
セットなどは大河ドラマと比べて確かに低予算に思える。しかし、大胆な脚色、斬新な演出はそれらを補い、なによりも登場人物の性格づけ、生き生きとした描写が秀逸である。型破りな主人公、才蔵を中心に、大納言から元盗賊の下人に至るまで、誰もが共感できる生身の人間として余す所無く描かれている。
歴史物というよりも、とある時代を背景にした人間達のドラマ。その点では極めて優れた時代劇である。ある意味では原作を壊した、しかし新しい命を与えて見事に蘇らせた作品として、人々の記憶に長く残るだろう。