前作の『はじまりの風は紅く』は初のドラマCD化の為か
制作会社の方も方向性を模索してたのでしょうか……(笑)
今作の『黄金の約束』はCDも二枚組になり、聴き応えがありました。
内容自体も前作のように原作を弄り過ぎという事はありません。
物語の要所はしっかりと押さえ、本人が言うべき台詞を別の人が
言っている、などという事もありませんでした。
新たに加わったキャストの方達もしっかりと原作を踏まえた
配役になっているので、主観的にはとても良かったと思います。
前作から登場している声優の方達も一作目と比べ、それぞれが
演じられる人物に近付いていると感じられました。
発売日が延期になりましたが、その分制作に手を抜いていない良作に
仕上がっていると思います。
今春にはアニメ化も決定しているこの『彩雲国物語』が、今後どのように
展開していくのかとても楽しみです。