1stアルバムから、2年ぶりとなる今作は、サンバ/ボサノヴァの要素、アコースティック楽器のジャジーな手触り、よく吟味されたサンプリング音・電子ノイズ、エレクトロニクスが生み出す浮遊感・・・etc。ジュリエッタ・マシーンの音を形成するそれらすべての要素をさらにブラッシュアップさせ、ボーカル・トラックも2曲加えたもの。
その音楽は、何かの邪魔をすることなくそっと静かに漂い、じっと耳を澄まして鑑賞されることよりもむしろ積極的にBGMでありたいと密かに願っているかのような控えめな佇まいをみせながら、聴くものの耳に届く・・・。
【アーティストについて】
映画『blue』のサントラ制作を手掛けたことで知られる江藤直子、菊地成孔・クインテット・ライブ・ダブで活躍する藤井信雄、様々なアーティストと交流を持つ大津真によるユニット。様々なバック・グラウンドを持ったミュージシャン3人が集まり、ライブ活動を目的としないレコーディングユニットとして2000年夏に結成。