こいつらロックしてる。
このアルバムを聴いたときの率直な感想であった。
前作のバラエティに富んだバカバカなアルバムに比べてこちらはやや大人になった印象を受けた。
ただその分素敵なアルバムに仕上がったような気がする。
なんと言ったらいいのか、サウンドが落ち着いた。という感じだろうか。
曲的にはラップ、パンク、ミクスチャーロック、テクノ・エレクトロニカといった幅広いジャンルの曲がこのアルバムには詰まっている。
まぁこれだけいろいろなことをやられると、こっちもただ感心するしかない。
特に面白かったのは、8でゲストとしてH.I.M.のヴァロがサビを歌っていたことだった。
ラップ調で曲も静かであやしくクールなこの曲で彼がフィーチャーされたことは、まさに当たりというべき曲となっていた。
またその静かな曲の前後がとてもパンクロックな曲に挟まれていて、アルバム的のも波のある面白い仕上がりとなっている。
もちろん、シングルカットされた3や11も名曲といえる。
とにかくこのアルバムは、前作同様アルバム一枚として聴くことで面白みが出てくるものだと思う。
ただ、次回はもっともっとバカしてほしいという意味もこめて☆4つということで。
だけど、今回のアルバム。いいなぁ。かっけぇ。
あとやっぱり歌詞は面白い!