内容紹介
アメリカ生まれのマージー・ビート。思わず胸がキュンとなるメロディ&ハーモニー満載。素晴らしき60年代のリバプールの薫りをあなたの部屋に運んでくれる、ザ・スポンジトーンズ初のベスト選曲のアンソロジー企画。1980年のデビュー以来、今日まで25年間の集大成。BEATLEYなメロディ&ハーモニーが満載です!
このアルバムは、ザ・スポンジトーンズのデモや未発表ヴァージョン等を中心に集められたアンソロジー企画!といいついつメロディやコーラスなどがサウンドの要となる彼らの楽曲はデモの時点で完成されていて、オリジナル・ヴァージョンと聴き比べても、その違いはほとんどないので、1枚目から4枚目までの彼らの歴史を1枚のアルバムで楽しむことができるベスト・アルバム的な作品といえる!
本国アメリカでは01年にリリースされた。発売当初はメンバーがCDRに焼いてライヴ会場で直接販売していたが、あまりにも好評だったため、後にUSパワー・ポップの名門レーベルであるノット・レイム・レコーディングスより正式発売された。収録された曲のほとんどが、彼らのファースト・アルバム『ビート・ミュージック』から91年リリースの『Oh Yeah!』までの4枚のアルバムからセレクトされている。①~④は、82年のファースト・アルバム『ビート・ミュージック』に収録。⑤~⑧は、84年のセカンド・アルバム『トーン・アパート』に収録。⑩~⑬、⑮~⑲の計9曲は87年の『ホエア・エヴァー・ランド』から。⑳~(24)は『Oh Yeah!』からのナンバー。そして、(25)は00年リリースの『オッド・フェローズ』に収録されていたナンバー。これらに加えてアルバム未収録ナンバーが2曲収録されていて、⑨は95年にリリースされたコンピレーション・アルバム『モア・モンド』に提供した曲で、前述の『ビート・アンド・トーン』にもボーナス・トラックとして収録されていた。⑭は『ホエア・エヴァー・ランド』に収録されていたナンバー「トム」のメロディラインに別の歌詞を載せた曲だ。
アルバム・タイトルはザ・ビートルズの名作『ミート・ザ・ビートルズ』へのオマージュであることは一目瞭然だが、“MEET”ではなく“BEAT”(=“叩く、壊す”)という言葉に置き換えたのは、本作がデモ音源集であるということに対する彼らなりのジョークなのかも…。昔からのファンの人たちにはその“壊された”原型を楽しむことができるし、初めてザ・スポンジトーンズの音楽に接するという人たちには、彼らが持つ“ビート感”を感じてもらえると思う。彼らの“弾む”サウンドを十二分に楽しんでほしい。
メディア掲載レビューほか
初期から中期にかけてのビートルズ・サウンドを現在に甦らせるアメリカ生まれのマージー・ビート・バンド、ザ・スポンジトーンズ初ベスト。60年代リバプールの薫りただようBEATLEYなメロディー&ハーモニーを受け継ぐポップ・マエストロたちの25年間の歴史を凝縮。