日本人女流エレクトロニカアーティスト、Pianaのセカンドアルバム。
曲、歌声、音作り、そして歌詞…そのどれもが素晴らしく、完成度が高い作品です。
一聴して北欧アーティストからの影響は明らかですが、中でもmumとSigur Rosのテイストを色濃く反映したサウンドです。
しかし、何よりPianaの個性を特徴付けているのは、歌詞が日本語であること。
“僕”という男性一人称の視点で語られることの多い歌詞はとても詩的で儚げで、胸に迫ります。
限りなく純粋なサウンドに、やはり限りなく純粋な歌詞とどこまでも透き通った歌声。
久々に素晴らしい音楽を聴かせてもらいました。
日本でもこのような音楽を鳴らす才能が育っていたことを知り、とても嬉しくなりました。
「2. Early in Summer」「 5. Little Girl Poems」が特にお勧めです。

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canpassnotes

盛岡を飛び越えて世界に拡がるアーティスト。

2006年1月20日に日本でレビュー済み

音楽を聴いて涙が出るような経験はそう無いと思いますが、この作品に収録されている「母性愛」という曲で、文字通り涙がちょこっとだけ出てしまいました。スーパーバタードッグの「さよならCOLOR」という曲以来、久々の経験でした。

ephemeral = 儚(はかな)さ。ぴったりのタイトルです。

pianaさんの歌い方にも、静かに重なるコーラスにも、柔らかいチェロやバイオリンの音色にも「儚さ」が込められています。

エレクトロニカミュージックの要素も随所に入っていて、個人的には独特なノイズの使い方がとても好きでした。

でもこのアルバムはやっぱり、ポップミュージックとして沢山の人に聞いてほしい作品だと思います。

１度聞けば誰もが聞き入ってしまうメロディは抜群に素晴らしいですし、ギターなどの生音と打ち込み音を上手く融合させたサウンドも聞きやすいですから。

pianaさんにしか作れないこの世界観は絶対に知る価値ありです。

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AZM

はかなさ

2005年11月9日に日本でレビュー済み

ビョークを思わせるようなソウルフルな歌い手。
魂を削って歌っているようにも思うんだけど、聞いてみるとそこには優しさが溢れているように感じる。
透明な声の向こうに広がる風景がとても心を落ち着かせてくれます。
海外でも評価の高いPiana、聞いてみたことのない人はぜひ！！

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少佐

良いとは思いますが・・・

2006年5月22日に日本でレビュー済み

音のキラキラした感じや歌声はmumなどの影響をかなり感じる。日本にはあまりいない純粋な子供のような綺麗な音楽でなかなか良いと思います。だがしかし、どうもしっくりこない・・・。やはり日本語のせいなのか。こういった音楽と日本語が合わないと思ってしまうのは私だけだろうか?

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Ephemeral

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