ヘッドフォンの評価は頭の大きさ、形、装着の仕方、そして当然好みが大きく影響することにご注意下さい。
それを踏まえたうえで、以下、主観的な評価をさせていただきます。
【高域の解像度】
HD650、MDR-Z900と比較して高いと感じます。
特に、ハイハットの鳴りはとても心地よいです。
曲によってはSRS-4040Aに迫る解像度です。
ただし、弦楽器(バイオリン、ウッドベースなど)のリアルさはSRS-4040Aには敵いません。
【低域の解像度】
低音はHD650と同程度で、MDR-Z900との比較ではかなり締まっていると思います。
MDR-Z900のような“ドンシャリ”型が好みの場合、その薄さに不満が生じる可能性はあります。
ジャズのウッドベースには、音量、解像度ともに最適と言って良いでしょう。
ロックも、低音過多が好みでない限り、問題にはならないでしょう。
【音場】
HD650(開放型)よりは狭く感じるものの、MDR-Z900よりは広く、
密閉型にしては広い方でしょう。
SRS-4040Aの方が平面的に感じます。
【装着感】
かなり良いです。
といっても比較したヘッドフォンは、SRS-4040A以外、
装着感の違いはあれど、どれも良好ですが。
【価格(定価)】
もう少し安ければ、同価格帯では最高のヘッドフォンの一つに成り得るのではないでしょうか。
参考までに、比較したヘッドフォンの価格です。※カッコ内は実売価格
SRS-4040A 134,400円(120,000円)
HD650 78,750円( 45,000円)
MDR-Z900 26,250円( 19,800円, 生産完了)
以上を考慮して、音質で判断すると星5つですが、
価格の高さから、星4つにしました。
なお、今回使用した機器は下記の通りです。
CEC CD3300(コンデンサを音響用交換、アナログ回路除去)
ORTHO SPECTRUM DAC-1
Perreaux SXH-2(アッテネータを東京光音2P-2511S 100Kに変更)
HD650(ケーブルをZUCABLE MOBIUSに変更)
「そろそろ高級ヘッドフォンが欲しいんだけど、
海外製品は本国より価格が高いから国産がいい」という方に。
接続技術 | 有線 |
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付属コンポーネント | ヘッドホン |
対象年齢 | 大人 |
制御タイプ | ノイズキャンセリング |
ケーブルの特徴 | 脱着式 |
商品の重量 | 340 グラム |
カラー | ブラウン |
形状 | ヘッドバンド |
電池付属 | いいえ |
電池使用 | いいえ |
ブランド名 | Audio Technica(オーディオテクニカ) |
メーカー | Audio Technica(オーディオテクニカ) |
製品型番 | ATH-W5000 |
発売年 | 2005 |
梱包サイズ | 44.8 x 31.8 x 19.2 cm; 340 g |