お届け先を選択

愛に関する短いフィルム [DVD]

4.5 5つ星のうち4.5 3個の評価

仕様
価格
新品 中古品
DVD 通常版
¥5,782
DVD 通常版
フォーマット ワイドスクリーン, 色, ドルビー
コントリビュータ クシシュトフ・キェシロフスキ, グラジナ・シャポウォフスカ
言語 ポーランド語
稼働時間 1 時間 27 分

Fashion x レジャー タイムセール祭り開催中 5/14[火]23:59まで
期間限定で人気商品がお買い得。還元率アップのポイントアップキャンペーンも同時開催中。 今すぐチェック

商品の説明

レビュー

監督・脚本: クシシュトフ・キェシロフスキ 撮影: エドヴァルド・クウォシンスキ 出演: グラジナ・シャポウォフスカ/オラフ・ルバシェンコ
--
内容(「CDジャーナル」データベースより)

登録情報

  • アスペクト比 ‏ : ‎ 1.78:1
  • 言語 ‏ : ‎ ポーランド語
  • 梱包サイズ ‏ : ‎ 18.03 x 13.76 x 1.48 cm; 83.16 g
  • EAN ‏ : ‎ 4988102190033
  • 監督 ‏ : ‎ クシシュトフ・キェシロフスキ
  • メディア形式 ‏ : ‎ ワイドスクリーン, 色, ドルビー
  • 時間 ‏ : ‎ 1 時間 27 分
  • 発売日 ‏ : ‎ 2005/12/22
  • 出演 ‏ : ‎ グラジナ・シャポウォフスカ
  • 字幕: ‏ : ‎ 日本語
  • 言語 ‏ : ‎ ポーランド語 (Mono)
  • 販売元 ‏ : ‎ ショウゲート
  • ASIN ‏ : ‎ B000BV7URY
  • ディスク枚数 ‏ : ‎ 1
  • カスタマーレビュー:
    4.5 5つ星のうち4.5 3個の評価

カスタマーレビュー

星5つ中4.5つ
5つのうち4.5つ
3グローバルレーティング

この商品をレビュー

他のお客様にも意見を伝えましょう

上位レビュー、対象国: 日本

2015年8月12日に日本でレビュー済み
フツーに考えれば、ハッキリ言って青年トメクのやってる事は、身勝手なストーカー以外の何者でもないです。望遠鏡を盗んで、向かい合わせのアパートに住むマグダをずっと覗き見るわ、嘘の通知で自分が勤める郵便局に来させる等々、好き勝手し放題です。マグダを覗くようになったのも、おそらく彼女の美貌に魅せられただけでしかないと思います。

ですが、泣きじゃくるマグダを心配していた「思いやり」の情は本物だったと思います。そして理由はどうであれ、恋の病に囚われてしまった人間は、どうしようもなく壊れてしまう事があるが、それが時として人の心を揺さぶる事もある。
恋とか愛なんて、単純に綺麗とか汚いで片付けられるものじゃない。何とも複雑で、不可解なものだと思い知らされる作品でした。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2020年4月16日に日本でレビュー済み
 すでに後年の゛芸術映画”を予感させます。以下簡単にご紹介します。
「終りなし」
 暗闇の墓地に無数の蝋燭の炎が燃え、やがて静かに朝を迎え、部屋の中でイェジー・ラジヴィオヴィッチ演じる弁護士だった男が「私は死んだ」と独白を始めます。
 物語の中では弁護士の夫に先立たれた女の喪失感と、社会主義体制のポーランドの戒厳令下における人間の生き様が描かれていきます。
 社会主義の中で体制に認められながらそれなりに自由に生きることが大切なのか、自由を拘束されたとしてもそれに異議を唱えて生きることが大切なのかが問われます。
 ストライキを先導して拘留されている男を弁護士の夫は弁護しようとする矢先に死んでしまいます。その男が無力な幽霊となって登場するのですが、それは当時のポーランドで人間らしく生きることについての問に対する答えそのものです。またオープニングで映される墓地に灯る無数の蝋燭は、戒厳令下で民衆が開く無許可の集会のメタファーであり、さらにイェジー・ラジヴィオヴィッチはワイダの作品で労働英雄を演じていることも付け加えさせていただきます。

「愛に関する短いフィルム」
 主人公は孤児院で育った19歳の男。彼の唯一の友人は出征中で、友人の母親のアパートの空いた一室を間借りして暮らしています。彼は孤独に生きてきたために内向的で、感情をうまく表に出すことができません。そんな彼は毎晩、向かいのアパートに住む女の部屋を望遠鏡で覗き見しています。女は奔放で何人かの男に抱かれ、ある夜傷ついて涙を流しているところを目撃します。
 ある日男は覗き見をしていていることを女に告白し、一緒にアイスクリームを食べに行こうと伝えます。そこで男は「愛している」と女に言い、女は「幻想よ」と返します・・・。
 最初はストーカーの話かと思えてしまうのですが、終盤男と女の間の深く純粋とも言える愛が描かれ、ラストは見事なまでの感動的なエンディングを迎えます。
 BGMの低く重く鳴る旋律と、白く流れるミルクや集合住宅の白い壁、赤いステンドグラスさらには全体的に青いフィルターを通したような夜の風景など、映像は相変わらの美しさです。またスノードームやダウジング、牛乳瓶など小物の使い方も文句なしです。
2011年11月9日に日本でレビュー済み
もともとテレビ用に作られた「十戒シリーズ」の一遍を劇場用に作り直したものですが、キェシロフスキという作家のエッセンスがぎゅっと凝縮された傑作だと思います。
社会派ドキュメンタリストとしてスタートした彼が、「愛」というテーマを扱い、そこから「ふたりのベロニカ」や「トリコロール」三部作につながっていく、という意味では、分岐点的な作品かもしれません。
私が世界で最も愛する映画作家の、最も偏愛する作品。初めて出会ったキェシロフスキ作品でもあります。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート