ルキーノ監督の中でも特に大好きな映画です。
話も会話も喜怒哀楽がとても激しく面白い。
だが癒しがあるから見やすいし飽きない。
逆に見ると何か疲れが吹き飛ぶ。
結構子役にさせたい母親の話は様々見てきましたが、これはそういう題材の頂点だと思いますね。
癖があるけど愛情深い登場人物が多いのが特徴でしょうか。
夫婦の関係も中々面白く良かった。
だが一番心に強く印象に残るのは、母親が娘に接する仕草や表情が、本当の親子のようだと節々に感じる所です。
これを見ていると何故か分からないが童心に返れる、自分にとっては不思議な映画です。
子供の頃に見ていたかったと思ってしまいます。
そして娘のマリア役の子がとても可愛い。こんなに可愛い子供は見たことが無い位です。
気になったのはこのディスクだとマリアの暗唱が一切翻訳されてない箇所がある事位でしょうか。
マリアが暗唱している箇所は、違うディスク、イタリア映画集だったかな?ではちゃんと翻訳されていました。
ヴェネツィアに終焉が近付いている的な。
まあ細かいのは良いとして、一番の要望はこれがいつかもっと綺麗なハッキリした画質で見てみたい事です。
業者さん、リマスターしてBlu-rayで売ってください。