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ブルークリスマス [DVD]
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フォーマット | 色, ドルビー |
コントリビュータ | 八千草薫, 仲代達矢, 勝野洋, 岡本喜八, 倉本聰, 竹下景子, 岡田英次 |
言語 | 日本語 |
稼働時間 | 2 時間 13 分 |
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商品の説明
Amazonより
倉本聰が書いたオリジナル・シナリオ「UFOブルークリスマス」を、岡本喜八監督が映画化した異色SF映画。「スター・ウォーズ」(エピソード4)が日本公開された1978年に製作・公開され、特撮映画を得意とする東宝映画があえて特撮なしで挑むSF映画として話題になった。ところが興行的には惨敗。後に名画座などで上映されるたびに評価を高めて言ったという、遅咲きの傑作。
世界各地に出現したUFOを目撃した者は、体内の血液が青くなってしまう。だが同時に人を憎む気持ちや怒りの感情が喪失するという。そんな事態に危機感を抱いた各国政府は、クリスマス・イブに世界的な規模で、青い血を持つ人々の虐殺を決行する…。
かつてヒトラーがそうであったように、異なった種族の血を根絶やしにすることで、自らの勢力を拡大せんとする政治家たちが企てた謀略。本作は一見SF的なルックをしているが、その本質は、繰り返し行われる謀略の実態を追求することである。岡本監督の視点は、勝野洋と竹下景子のカップルを悲劇の象徴として、運命のイブを迎える世界の状況を、様々なテクニックを使って克明に描写している。謀略の実態に触れるTV局局員の仲代達矢がその役回りを途中下車してしまうあたりにストレスがたまるが、見ごたえのある意欲作であり、UFOや宇宙人に依存しない、知的なSF映画として再評価すべき。(斉藤守彦)
日本国営放送JBCの南(仲代達矢)は、UFOの実存を説いた後に失踪した兵藤博士(岡田英次)の調査を始めるが、その矢先、JBC大型ドラマに大抜擢された新人女優・高松夕子(新井春美)の血が青いことをひそかに知らされ、うっかりそれを上司に漏らしてしまう。まもなくして夕子はスキャンダルで番組を降板。その裏には沖(勝野洋)ら国防庁制服組の姿が…。
UFOを目撃した人間の血が青く変わり、権力はそんな青い血の人間を抹殺しようとする。『北の国から』などで知られる倉本聰のオリジナル脚本を、鬼才・岡本喜八監督のメガホンで映画化した異色SF映画。特撮はほとんどなく、ミステリアスなストーリーとサスペンス演出で観る者をグイグイと画面に引きずり込む。ナチスのユダヤ人虐殺のごとき偏見と差別がもたらす恐怖に岡本監督がこだわっているのは一目瞭然で、その意味では彼の反権力的作品群とも見事に呼応している。劇中でヒューマノイドなるグループが披露する印象的な主題歌は、Charのヴォーカルによるもの。それを含め、幽玄なイメージで楽曲をまとめた音楽・佐藤勝の功績も大である。(増當竜也)
レビュー
監督: 岡本喜八 脚本: 倉本聰 音楽: 佐藤勝 出演: 勝野洋/竹下景子/仲代達矢/岡田英次/八千草薫
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)
登録情報
- アスペクト比 : 1.33:1
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 言語 : 日本語
- 梱包サイズ : 18.03 x 13.76 x 1.48 cm; 83.16 g
- EAN : 4988104033710
- 監督 : 岡本喜八
- メディア形式 : 色, ドルビー
- 時間 : 2 時間 13 分
- 発売日 : 2006/2/24
- 出演 : 勝野洋, 竹下景子, 仲代達矢, 岡田英次, 八千草薫
- 字幕: : 日本語
- 言語 : 日本語 (Mono)
- 販売元 : 東宝
- ASIN : B000CFWN6C
- 原産国 : 日本
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 51,834位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 157位日本のSF映画
- - 541位日本のミステリー・サスペンス映画
- - 2,669位日本のドラマ映画
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
ただ、最後は・・・・救いようのない現実が。。。。
後は鑑賞するあなた次第。
総じて、社会的に良い作品であると断言できる。
今もほらそこに、、、同じ状況が・・・・・・・・・・・。
これだけ聞けば、馬鹿げたSFをイメージするかも知れませんが、今作はそんな生半可なSFもどきではありません。むしろ、この物語の根幹は人間が抱える差別意識を真っ向から切り込んでくる。
ここからはネタバレになるのだが、普通の人間達が、単に血の色が青というだけで異端児とみなされ、最終的には皆殺しとなる恐ろしい話。荒唐無稽のようだが、我々の社会はそんなに慣用ではない。
人種差別に出身地差別、学歴差別にLGBTQ問題、特に同性婚は認められないという日本においては、この映画は重く心にのしかかるだろう。
また、コロナのマスク問題なども今作に通ずる者がある。
この映画で印象的なシーンがある、それは青い血に変色した人々の叫び、我々が何をした、誰に迷惑を掛けた、何もしていない、それなのに人権を蹂躙され、彼らは世界中で拉致され最終的にロボトミー手術を受けされられ廃人と化す、最終的には人体実験という恐ろしい出来事が起こる。
昔ならば、そんな話があるか!人間はもっと理性的な行動をすると思ったが、昨今のコロナ騒動を見ていると、随分と印象が変った。
今こそ見るべき映画だろう。
血の色が違うというだけで、無下もなく殺される罪なき人々、実にショッキングである。
竹下景子さんはきれいなんだけどな。それだけじゃ引っ張れんよ。
とは言うものの天本英也と岸田森、神山繁がワンカットに収まってるシーンは凄かった。それで星三つ。
宇宙人の侵略の可能性を考えるべきで「血が青いだけで迫害された」とみるのは平和ボケしていると思う
ただ血が青くなることによる影響が苛立ちなどがなくなるというもので(青い血を持つ2名が言及)
人類に直接の危害を与えるものではなかった
反乱軍との戦争という大義名分を得られなかったのは青い血の穏やかさのためだと思われる
・反乱を起こさせるため命を保証されていたハラダは自殺(謀略に乗らないという抵抗かもしれないが)
・結局反乱は起こらず世界中でだたの殺戮になる(殺戮シーンの青い血の人間はみな日常生活を送ってい
るだけだった)
ラストシーンの表現も青い血の方だけが近づいて混ざり合う
とはいえUFOの仕業なのは真実である
全人類を非暴力主義者にしてから地球征服が始まるかもしれないので避けられない悲劇にカタルシスを感じ星5です
キドコロの漠然とした恐怖は乗り越えられると思う
何とも微妙、出演者だけは結構豪華で
出演者の無駄遣いという感想だけが
色濃く残りました。
評論家気取りな見方をしないとダメ
なのかも知れません、娯楽の延長で
視聴したら完敗しました。
公開当時の批評が今となっては割と的外れなのは、この映画の皮肉の通りな今の世界を見ても、為政者に都合が悪かったからでは。
青い血の人間への弾圧理由が弱いとか云う批評は、今の感情だけで戦争起こしたり、民俗虐殺したりする様な為政者の存在からすれば全くの的外れだし、そもそも弾圧理由も映画内に明示されている。
本作はエヴァンゲリオンの放送で再脚光を浴びた訳だが、それが無くても語り継がれるべき作品だと思う。
北の国からくらいしか知らない倉本ファンからは異端視されそうな作品だが、過不足なく伝えるべきものを伝えており、岡本の撮り方で本当に解りやすい作りになっており、ちゃんとエンターテイメント映画でもある。
しかも、名優揃いで見やすい。
岡本のエンターテイメントに行き過ぎる部分を倉本の脚本が留まらせた事も見やすさに繋がっていると感じる。
また、仲代の南記者の動向などで結末に不満を抱く層もいるが、虐殺の裏で事実を知らない民衆は日常を過ごし、多少知っていても何もせず生き延びるか、動いて抹殺されるかってのは映画を見てれば判るだろうに。
南はフランス転勤を受けた時点で生き延びる方を選んだのは判るし、得た情報を本社に提供しているのが判るシーンも描かれているんだから、その後も想像はつくだろう。
最近の傾向としての、国語のテストの作者の考えと云う謎の誰かの推論なだけのものの様に事細かに説明しないと判らない/解りにくいみたいな事への配慮なんてのは映画やドラマを面白くなくするだけである。
勿論、独りよがりで伝わらない設定を前提にしたゴミは別だが、本作は何度も書くが大変判りやすいお話になっている。
また、海外、特にアメリカだと東宝SF作品って事で、日本の特撮映画の愛好家が否定的なレビューをしている場合が多いが、それもかなり的外れだし、アメリカでは独特の間も批判されている様だが、起こっている事態に対する緩急が皮肉の方のテーマに繋がっており、そこも見てれば解ると思っていたのだが、感性の違いなのかね?
まぁ、最後の勝野演じる沖(沖雅也の方の役が原田で、いつも勝野に沖って呼びかけるとこでモヤっとするw)に対し、何であんな量の兵が投入されてんだみたいな、岡本らしいエンターテイメント性が出たところは違うかなって思う事もあるが、竹下景子から流れた血が勝野のと混じるところは映画としては良い演出だと思ってるよ。
むしろ、沖が撃たれるところでスローで倒れてくので終わるみたいなしょうーもない演出じゃなくて良かったよ。
テーマを再度強調する事で、本当に分かりやすくしているし。
昔、TV版エヴァンゲリオンで使徒を表すのにパターンブルー(画面表記BLOOD TYPE:BLUE)とあって色々疑問に思っていたのですが、しばらく経って考察サイトにてこの作品の紹介を見つけたので興味を持ちました
今回まさかのAmazonにてプライム会員無料になっていたことを知り、視聴に至りました
ラストの雪が降り積もる中で赤と青の血が混ざりあう様はとても幻想的でした
この作品が公開されてから40年、人も国も自分達の都合をぶつけ合い差別が無くなる気配すら見えませんね
悲しいことです
いや、リアルそのものと言っても良いかも知れない。
歴史を振り返れば勿論の事、今現在と重ね合わせれば尚更だ。
『北の国から』は観たことがないが、倉本聰と言う人は只者ではないことがよくわかった。
岡本喜八の演出もテンポよくキレがあって素晴らしい。
この作品に影響を受けた作家は多いと思う。
若い頃の竹下景子が可愛く健気。
観ておくべき傑作なので、星は5個で。