アダプテーション【廉価版2500円】 [DVD]
フォーマット | 色, ドルビー, DTS Stereo |
コントリビュータ | チャーリー・カウフマン, クリス・クーパー, メリル・ストリープ, ニコラス・ケイジ, スパイク・ジョーンズ, スーザン・オーリアン |
言語 | 英語, 日本語 |
稼働時間 | 1 時間 55 分 |
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商品の説明
Amazonより
『マルコビッチの穴』で成功を収めた脚本家チャーリー・カウフマンは、ノンフィクションの新作に取りかかるがアイデアが浮かばない。双子の弟の脚本はハリウッドで大成功し、あせったチャーリーは、ノンフィクション作家・スーザンに会いにいくが、彼女の動向を追ううちに、作品の裏に隠された驚愕の真実を知ってしまう。
ニコラス・ケイジがチャーリーと双子の弟の2役を演じたチャーリー・カウフマン脚本&スパイク・ジョーンズ監督による奇想天外なコメディー。自分を作品に登場させてセルフパロディを描きつつ、予想もできない展開にもっていくカウフマンの奇才ぶりが存分に楽しめる。とはいえ『マルコビッチの穴』同様、ただ能天気に楽しめるコメディとは一線を画す。脚本家の創造の苦しみ、ひねりのない単純な物語で名声を得ていく世渡り上手な弟への皮肉な視線、風変わりな作風の中に世の中のシビアに見つめるカウフマンの知性が垣間見られる。またケイジ始め、メリル・ストリープ、クリス・クーパーなどキャストの怪演も見もの。クーパーは本作でアカデミー助演男優賞を受賞した。(斎藤 香)
レビュー
監督: スパイク・ジョーンズ 原作: スーザン・オーリアン 脚本: チャーリー・カウフマン/ドナルド・カウフマン 撮影: ランス・アコード 音楽: カーター・バーウェル 出演: ニコラス・ケイジ/メリル・ストリープ/クリス・クーパー/ティルダ・スウィントン/カーラ・シーモア/ブライアン・コックス 声の出演: 大塚明夫/鈴木弘子/谷口節/日野由利加/安藤麻吹/富田耕生
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)
登録情報
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 言語 : 英語, 日本語
- 梱包サイズ : 18.03 x 13.76 x 1.48 cm; 83.16 g
- EAN : 4988126203450
- 監督 : スパイク・ジョーンズ
- メディア形式 : 色, ドルビー, DTS Stereo
- 時間 : 1 時間 55 分
- 発売日 : 2006/1/27
- 出演 : ニコラス・ケイジ, メリル・ストリープ, クリス・クーパー, スパイク・ジョーンズ
- 字幕: : 日本語, 英語
- 言語 : 英語 (Dolby Digital 5.1)
- 販売元 : アスミック・エース
- ASIN : B000CFWOTS
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 194,543位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
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イメージ付きのレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
冒頭で主人公のチャーリー(ニコラス)の「自分はハゲでデブで醜い」みたいなナレーションで一気にチャーリーに感情移入。
めっちゃくちゃ自分に自信のないチャーリーと自分が重なって仕方なかった。
スーザン(メリル)の著書を読みながら、写真のスーザンに話しかけるシーンは泣けてしまった。
スーザンもラロシュ(クリス)もそれぞれ孤独を抱えててすごく共感してしまった。
主要人物がみんなイイ。
個人的に1番大好きなシーンは、スーザンとラロシュの受話器のツーーーーという音をマネてハモるシーン。
バカバカしいのに二人ともすごくかわいくて愛しくなった。
好き嫌いに分かれる作品だろうけど、あたしは大好きな作品。
今度、親友にススめてみよう。
というのもこの映画は本来、スーザン・オーリアンという実在するジャーナリストが実際に出版している『蘭に魅せられた男』を原作とした映像化(アダプテーション)作品なのだ。
しかし作品ではその映像化を試みる脚本家のチャーリー・カウフマン(ニコラス・ケイジ)が葛藤しもがき苦しむ様子や、彼がやけくそで生み出した後日譚まで描かれており、もはや原作とはかけ離れた『アダプテーション』という別の作品になっているのだ。
前提として『欄に魅せられた男』が実在する著書(作品内の架空の作品ではない)であり、その映像化だという認識がないと、いくらじっくり映画を眺めても面白味が分からないと思う。
それならそうと作中で完結するだけのヒントなりきっかけがきちんと作中で描かれていればと思うが、そのあたりが「知ってる人」「わかってる人」向けに作られた映画なのだと思う。
なお、その前提がわかってから見直すと、序盤の伏線が最後にきっちり回収されてゆくので、にやりとはできるつくりではある。でも分かりにくいので伏線回収時の爽快感はない。
チャーリーはちゃんと採用されている脚本家なのに、ものすごく自分に劣等感を持っています。
肉体もおしゃれも教養も収入も何もかも、競い合って磨いて、比べているアメリカの知識階級なら
そういう感じなのかなー、とも思いますが。
でも、向上心は大切だけど、今自分にある物への感謝が足りず、高望みしすぎで自分を追いつめてると思います。
それでも犯罪やミステリーやアクションや事件、といったハリウッド的じゃない脚本を書きたいチャーリーは
納得できる真実が含まれた脚本を書こうとして悩み苦しんでのたうちまわるのです。
しかし土台にするべき著作のなかに、心打たれるフレーズを見つけて、それから書くべき脚本の
糸口をつかんで行こうとします。それは、アメリカ的でない、といいますか、
どちかというと、人間の意志の力ではどうにもできない大きな神秘的なダイナミズムの世界に
人間もまた暮らしているのだ、というような観点からの発言のような気がするので、
私もこのチャーリーの迷路のの中で、息がつける感じがする、手がかりでした。
しかし、この物語自体が将来映画になるべき脚本なので、
脚本家の講座でも述べられていたように、最後に事件とか、なにか、起こらないと
つまんないし、観客が楽しめないので・・・そのせいだと思いますが、
最後、スーザンによる犯罪・・・という展開になって行きます・・・
もし、それが起こらなくて、突き詰めて言ったら、
フランス映画みたいな、だから結末としてどうなんだ!?というような、
アメリカ人のお客さんにはウケない映画になってしまうんだろうなー、とは思いますが、
あれだけの哲学的なフレーズをちゃんと真実味を持って書くことが出来るスーザンが、
だからと言って犯罪に走るというのは・・・
私の人生めちゃくちゃよ!と嘆く、キャリアウーマンのアメリカ女にありうるかも、とはいえ、
ちょっと、最後で失望させられた、と感じられるような・・・
でも、とにかく、途中までのさまざまな思いや発見や、
ランという花の神秘的な美しさ、ラン・ハンターの自由気ままな魅力、
薬物に置かされているネイティブ・アメリカンの現状(ほかでも読んだことあります)l、
そして、ニコラス・ケイジが演じ分けた双子の味わいが、なかなか面白かったです。
ニコラス・ケイジはすごくうまいと思ったし、
他の役者さんたちもうまかったです!
新品未開封のDVD(2980円)を注文して、送られてきたのは、新品どころか、開封されてパッケージが黄いばんだ中古品!
ご丁寧に、パッケージからDVDを取り出したら、バキバキに粉砕されました。
おそらくヒビが入ってたのでしょう。
因みにこのDVDの中古の相場は800円ぐらいです
新品未開封のDVD(2980円)を注文して、送られてきたのは、新品どころか、開封されてパッケージが黄いばんだ中古品!
ご丁寧に、パッケージからDVDを取り出したら、バキバキに粉砕されました。
おそらくヒビが入ってたのでしょう。
因みにこのDVDの中古の相場は800円ぐらいです
途中まで大好きな展開でしたが、終盤の展開には驚かされました。
物書きの心情も良く表現されていたと思います。全く別のタイプの、自信たっぷりの作家というのもいるのでしょうが。
創作する人の心の中は、いつも不安が一杯なのだと思います。そして現実に適応していないが故に、新しいものが作れるのだと思います。そんな雰囲気にニコラス・ケイジがぴったりでした。
加えて、「二人のマルコビッチの穴」的な印象を受けたのもなんとなく不思議でした。
本作品は一応コメディという事になっているが、個人的に前半は全く笑えない。
というのもつまらなくて笑えないのではない。『あまりにもリアリティがあり過ぎて本当に、本当に笑えない』のである。
(この感じは何かを作る事のはしくれを経験したことがあり、なおかつ締切に追われたりスランプに陥ったり過剰な自意識に苛まれたり、といった状況のあった人は共有出来ると思う…
特に双子の弟のいらつかせっぷりは凄い!そして彼もまた同じ仕事で、かつ全く違う「世界」で認められる事に対する嫉妬なんて、本当に笑えない。)
この映画の前半でこういうのめり込み方をした人間は、後半の余りに唐突な展開に置いてけぼりになり、また怪訝な顔になる事と思う。
しかしどこかのタイミングでこの映画の仕掛けに気付くのである。
そこに至って、単なる自虐映画ではないこの作品の真の可笑しさと沼のような深みに嵌る。
この映画のラスト一秒はその全てが集約された一世一代の巧みなギャグである。降伏せざるを得ない。