中原麻衣の3枚目となるシングル。本作になって
ケースがスリムになった。が、買ったばかりのデ
ィスクは取り出しにくいのが難点。
本作も、音楽CDの他に、プロモーションDVD
が付属する。
さて、1曲目「ふたりぼっち」の曲調はどこか
中庸的である。それは前シングル「ロマンス」
をプラス、「エチュード」をマイナスとすると
プラスマイナスといった感じである。
別の言い方をすれば、前アルバムの「ヒロイン」
に近い印象である。
2曲目「モノクローム」は、がらっと印象が変わ
り、「エチュード」に近い曲調になった。エチュ
ードと木の葉日和を足して2で割ったような感じ
である。
映像で観る「ふたりぼっち」も、やはり中庸的だ。
だが、今までの作品よりも本人らしさが良く出て
いるという印象を受ける。
今回は、この映像以外に「ロマンス」のライブ映像
が収録されている。これは、前アルバムの応募券を
送ると貰えるDVD「ミニシアター+」にも収録
されている。だが、間に本人コメントが挿入され、
ライブ映像を期待している人には「??」と思った
方も多いはず。
今回は、ノンカットで楽しめる。是非良質なオーディ
オシステムで再生することを勧める。この音源は意外
にリアリティーがある。サラウンド機能などは使わず
にピュアオーディオで楽しんで頂きたい。
ちなみに、今回のDVDの内容で不満な点がある。ま
ず、本プロモーションとライブ映像の2種類あるのに
対し、タイトルメニュー及びプロモーション映像のス
タッフロールがないこと(前2作は有り。)である。
今回の音質も良好。前アルバムと同じ音質評価である。
刺激音が少なく、比較的好感触。少し軽快さは残るが
、曲のテイストと会っていて良い。