天国は待ってくれる [DVD]
フォーマット | 色 |
コントリビュータ | ドン・アメチー, ジーン・ティアニー, エルンスト・ルビッチ |
言語 | 英語 |
稼働時間 | 1 時間 53 分 |
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商品の説明
商品紹介
ハリウッド黄金期の名匠エルンスト・ルビッチによる、
チャーミングで心温まるロマンチック・コメディー。
<キャスト&スタッフ>
マーサ…ジーン・ティアニー
ヘンリー…ドン・アメチー
監督・製作:エルンスト・ルビッチ
●字幕翻訳:古田由紀子(字幕監修:山田宏一)
<ストーリー>
「僕は女性を泣かせてばかりだったから、当然地獄に決まってます。」――老紳士ヘンリーは、あの世の入り口で地獄行き審査官、閻魔大王にそう告白し、審判を仰ぐ。興味を持った閻魔大王は、ヘンリーの70年余りの"女性遍歴"を聞いてみようと気まぐれを起こす。フラッシュバックで語られる人生と女たち……。回想が終わり、いよいよ判決のときがくる。
<ポイント>
●そのシャレた感覚と洗練された語り口による独特のコメディ・スタイル"ルビッチ・タッチ"が、ワイルダー、トリュフォー、小津安二郎など、数多くの監督に影響を与え、同時期に活躍していたチャップリンもそのユーモアと気品溢れる作品を讃えたハリウッド全盛期の巨人、エルンスト・ルビッチ監督による、傑作ルビッチ唯一のカラー作品。
●戦争によって公開されることのなかったこの幻の名作は、製作後47年経った90年に映画公開され、長年のルビッチファン&若い世代の間で大ヒットを記録した。
●優しい微笑とともに涙なくしては見られない、美しい大人のおとぎ話。
Amazonより
ロマンチックコメディの天才、エルンスト・ルビッチ監督、唯一のカラー作品。後に作られた同じ原題の『天国から来たチャンピオン』とは、基本設定が似ているだけで別の物語である。年老いて死んだヘンリーが、閻魔大王の前で人生を回想。少年時代から、最愛の妻となるマーサとの出会い、彼女が亡くなった後も他の女性に夢中になってしまう晩年などが、軽快に描かれていく。ルビッチ作品にしてはストレートな展開の部類で、多くの人にとって親しみやすいはずだ。
若き日の本屋のシーンに登場する「夫を幸福にする方法」という本が、後半、思わぬ場面で再登場するなど、小道具の使い方が心憎いばかり。基本的には、ヘンリーは幸福だったという人生賛歌で、ラスト、さらにうれしい幕切れが用意されている。現代の映画では絶対に味わえないような甘々な展開。しかし、映画というものが観る人を幸せにするという、ハリウッドの良き時代の原則にどっぷりと浸らせてくれることは間違いない。ヘンリー役のドン・アメチーは、『コクーン』などで年を経てから再び注目された俳優。ここでは軽妙洒脱でいながらハンサムな男っぷりを発揮し、輝くような美しさのジーン・ティアニーと名コンビだ。(斉藤博昭)
レビュー
製作・監督: エルンスト・ルビッチ 出演: ジーン・ティアニー/ドン・アメチー
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)
登録情報
- アスペクト比 : 1.33:1
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 言語 : 英語
- 梱包サイズ : 18.03 x 13.76 x 1.48 cm; 0.28 g
- EAN : 4988142355829
- 監督 : エルンスト・ルビッチ
- メディア形式 : 色
- 時間 : 1 時間 53 分
- 発売日 : 2006/3/10
- 出演 : ジーン・ティアニー, ドン・アメチー
- 字幕: : 日本語, 英語
- 販売元 : 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
- 生産者 : エルンスト・ルビッチ
- ASIN : B000CS476I
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 51,501位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 464位外国のファンタジー映画
- - 1,055位外国のコメディ映画
- - 4,685位外国のドラマ映画
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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作品の傾向としては艶笑的な内容ではあるけれども、それ以上にラストを頂点としたロマンチックな傾向が強いです。お伽話のような感じもします。
全体的に派手なアクションは少なく、豪華な船旅を体験しているかのようなゆったりとしたテンポで構成されています。と言っても、内容は非常に濃く、演出の定番としての小道具の使い方、人物再登場、および再々登場、人物の出し入れ(階段の使い方がうまい)、描写の省略などフルに活用しています。が最も構成の大黒柱となっているのは、洗練された語り口のうまさといえるでしょう。個人的に一番素晴らしいと感じるのは、主人公二人の会話の場面です。どっしり腰をすえたかのような優雅なテンポとは対照的に二人の会話は緩急自在、駆け引きもあってすこぶるスリリング、マーサの心の変化が表れるタイミングは絶妙です。艶笑喜劇の大家であるルビッチの男女の機微のおもしろさが実によく描かれています。
この作品では終始一貫しているのは、主人公ヘンリーの性格と、もう一つルビッチのこだわり、信条に近いかもしれませんが、野暮な物事への嫌悪です。
ルビッチの分身とも言える主人公の祖父(チャールズ・コバーン)に託して主として優等生面が鼻につくアルバートへ不愉快感を露わにします。田舎者ストレーベル夫妻にはそれほどではないにしても揶揄します。逆に言えば洗練さを貴ぶルビッチの姿勢がはっきりでています。
語り口のうまさが生命となっている本作品では、具体的な内容に触れるわけにはいきません。それこそ、ストレーベル氏が真っ赤な顔をして激怒するような事態になりかねませんからネ。
ヘンリーは単に両親・祖父母に甘やかされて育っただけで、多少の放蕩はしたとしても「地獄行き」になる程ではない。唯一の事件はヘンリーが優秀な従兄弟アルバート(流石に善人過ぎるだろう)の婚約者マーサを結婚式直前に奪ったという映画「卒業」並みのエピソードである(ちなみに、ジーン・ティアニーは子供の頃のヘンリーに大人の味をチョット教えたメイド兼家庭教師と二役)。2人は幸せな結婚生活を送るが、ある日突然、マーサはヘンリーの浮気を疑って、カンザスの実家のストレーブル家に帰ってしまう。このストレーブル夫妻の仲の悪さの誇張した描写は抱腹絶倒。勿論、ヘンリーは迎えに行くが、この際、2度目の「卒業」を演じるという洒脱な創り。そして、ヘンリーが50歳になった時、今度はショー・ガール(ジーン・ティアニーの三役)と係わりを持ってしまう。更に、銀婚式の際、2人は互いの愛を確認するが、マーサは医者通いを告白し、数ヶ月後に逝ってしまう。最後、夜勤の若い看護師ネリーがヘンリーを看取るが、ヘンリーが一目惚れしたネリーはジーン・ティアニーの四役である。加えて、若き日のマーサが書店で手に採った「夫を幸福にする方法」が、視力の衰えたヘンリーの読み聞かせ役の(姿を見せないが)若い女性がジーン・ティアニーの(幻の)五役である事を匂わせる演出も巧みだと思った。
結局、ヘンリーは1人の女性を愛し続けて来た訳だ。人生の意義をジーン・ティアニーの驚異の奮戦と洒脱な創りとで人生賛歌として味合わせてくれるロマンテック・コメディの傑作だと思った。
内容は言うまでもなく★5つです。
この作品は幸せを満喫できる入門としては最高かもしれません。
学生時代当時にこの映画を見た感動は忘れられません。
こんなに映画館を出た時に満足感を得られたことも少なかったです。
誰にでもお勧めできる傑作です。