ぼんやり聞いていると、Saxがフィーチャーされたエネルギッシュな演奏から、全盛期のWeather Reportの劣化コピーと間違えかねないが、その荒削りなところも含めて好ましい。
数多いるポスト・コルトレーンのプレイヤーたちがもがき苦しんでいた70年代にあって、持てあましたエネルギーのぶつけ方が半端じゃない。Stone Alliance+1という編成に注目すれば、リズムのおもしろさは折紙付きだが、シンセやエレピが入ることで印象が大きく変わる。録音状態がベストとは言えないが、音質の悪さを補って余りある内容はおすすめ。
演奏は星5つ。録音の悪さで−1させていただきます。