この映画は、基本的にサスペンス映画と言っても過言ではないかと思いますが、何が怖いのか?っていうと、「人間」
「南極」という、圧倒的に力を誇る自然の前に、人間はいかに無力かということを見せつけられます。見てる最中、ずっと寒い気分に浸れます。苦笑
極限状態に追い詰められた人間の狂気。
ソン・ガンホ扮するチェ隊長の何気なく出てくる表情や、その行動がかなり怖い。
ただ、その狂気という点だけではなく、
この"探検"ということを通してしか、自分を表現できない人間。
そのためには、この苦しい行程だけが自分の存在表明。
人間の欲望と、その実現にかけるパワーを描いているとも言えます。
南極日誌 [DVD]
¥1,450 ¥1,450 税込
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フォーマット | 色, ドルビー, ワイドスクリーン |
コントリビュータ | パク・ヒスン, イム・ピルソン, ソン・ガンホ, キム・ギョンイク, カン・ヘジョン, ポン・ジュノ, ユ・ジテ |
言語 | 日本語, 韓国語 |
稼働時間 | 1 時間 55 分 |
商品の説明
Amazonより
南極を舞台にした映画は、世界中でも数少ないが、本作はその異色さのうえに、さらにジャンルを特定できない不可思議な物語、という韓国映画だ。南極で最もたどり着くのが困難な「到達不能点」を目指す6人の探検隊。彼らは、80年前に同じ地点に向かったイギリス探検隊の日誌を発見する。その後、カリスマ隊長による、やや無謀な計画もあってか、ひとり、またひとりと犠牲者が出る。
冒頭の映像から、何者かが隊を見つめているような予感が漂い、つねに怪しげな空気が充満。時折、ショッキングなシーンも挟まれる本作は、過酷な冒険を通したサスペンスホラーのようだが、中盤からは、生き残ったメンバーの人間ドラマとしての様相が濃厚になる。隊長役、ソン・ガンホの鬼気迫る演技も手伝って、極限状態に置かれた人間の行動が、狂気と言えるほど激しく描かれるのだ。ラストシーンもかなり不可解で、観終わった後も、さまざまな解釈が頭を駆け巡るだろう。ひとつだけ伝わるのは、「地球上には、人間が踏み込んでいけない世界がある」ということか。撮影はニュージーランドで行われ、恐ろしいまでに美しい銀世界が見どころになっている。(斉藤博昭)
レビュー
監督・脚本: イム・ピルソン 共同脚本: ポン・ジュノ 音楽: 川井憲次 出演: ソン・ガンホ/ユ・ジテ/カン・ヘジョン
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)
登録情報
- アスペクト比 : 1.78:1
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 言語 : 日本語, 韓国語
- 梱包サイズ : 18.03 x 13.76 x 1.48 cm; 83.16 g
- EAN : 4527427633032
- 監督 : イム・ピルソン
- メディア形式 : 色, ドルビー, ワイドスクリーン
- 時間 : 1 時間 55 分
- 発売日 : 2006/2/24
- 出演 : ソン・ガンホ, ユ・ジテ, カン・ヘジョン, パク・ヒスン, キム・ギョンイク
- 字幕: : 日本語
- 言語 : 日本語 (Dolby Digital 5.1), 韓国語 (Dolby Digital 6.1 EX)
- 販売元 : アミューズソフトエンタテインメント
- ASIN : B000DZI63K
- ディスク枚数 : 2
- Amazon 売れ筋ランキング: - 170,619位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 3,488位外国のホラー映画
- - 6,196位外国のミステリー・サスペンス映画
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2022年3月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
霊的か怪物的なのを匂わせた意味がわからない。普通に南極冒険で良かったのかも。特典dvdは楽しめました。特典映像から見てから本作を見たら少しは理解は出来るかもです。新品同様で送料無料で70円で買えたのでレンタルより安いから良かったかもです。
2006年2月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
南極にある「到達不能点」を目指す6人の男達の物語。
ソン・ガンホ氏演じるドヒョン隊長は、目標の達成に執着するあまり、
行動が常軌を逸し、狂気を帯びてくる。
それにユ・ジテさん演じる新参隊員等が振り回され、犠牲者を出すという話。
考えようによっては「密室サスペンス」だし、「サイコスリラー」とも言えそう。
ポン・ジュノ監督(殺人の追憶)が脚本に参加しているというので期待して観たのだけれど、
荒唐無稽で無理があり過ぎておもしろくなかった。
ロケとセットの違いが明瞭過ぎる。
南極にマンモスが居たことになっているけれど、最早ギャグなのだろうか。
ソン・ガンホ氏演じるドヒョン隊長は、目標の達成に執着するあまり、
行動が常軌を逸し、狂気を帯びてくる。
それにユ・ジテさん演じる新参隊員等が振り回され、犠牲者を出すという話。
考えようによっては「密室サスペンス」だし、「サイコスリラー」とも言えそう。
ポン・ジュノ監督(殺人の追憶)が脚本に参加しているというので期待して観たのだけれど、
荒唐無稽で無理があり過ぎておもしろくなかった。
ロケとセットの違いが明瞭過ぎる。
南極にマンモスが居たことになっているけれど、最早ギャグなのだろうか。
2006年4月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ソン・ガンホのファンで購入しましたが、全体通して極限状態→冷静さを失い人格を破綻していくという公式はわかります。でも日誌の必要性って…ワカラナイ。狂気に歪み笑顔のガンちゃんの怪演ぶりはなかなか。でもそれ止まりですね。はっきり言って意味がよく解らなかった。
2006年7月26日に日本でレビュー済み
超自然的な要素を一切排したガチンコのアドベンチャー・フィクションだが、AFの重要な構成要素である男の友情とか、状況突破の爽快感といったものは無い。純粋に、過酷な自然環境と対峙した時の人間のモロさのみを描き出しているのだ。
極地の環境そのものが、人間の生命活動を許さない恐怖である。極地装備の数々は生命維持には役に立つものの、何かが欠ければ即、極低温に晒されて死んでしまう。そして雪と氷に覆われた白一色の変化の無い風景は、踏み出す一歩を間違えただけで、ロマン溢れる探検行を地獄の道行きに変える、無慈悲な風光明媚なのだ。
こうした極めつけの極限状況がプレッシャーを与え続けて、到達不能点を目指す男たちの肉体と魂に、細かなひびわれを生じさせていく。韓国流の体育会系縦社会の論理もまた、そのひび割れを広く深く広げていく。
到達不能点を目指すガンホ隊長の熱意は、執念、妄執へと様相を変えていく。それは次第に隊員たちの間に、派閥、不信感、死への恐怖という形で浸透していく。哀れルーキーであるユ・ジテ隊員は、その経験の浅さから、韓国到達不能点探検隊の崩壊の様を最後まで看取る事になるのだ。
ガンホ隊長の妄執は、極地の存在とそこへ行くこと以外に意味を見出さない「探検家魂」、その探検家魂が生んだ「暗い過去」との二重構造となって核を形成している。ジテ隊員が発見した、イギリス探検隊員の死体が持っていた日記は、「南極は人間を許さない」という結論と、それに反発する人間の挑戦こそが、妄執という名の凶刃を振るう「内なる蛇」を生むという暗示を与える。
原因は結果であり結果が原因。ガンホ隊長の葛藤も、死せるイギリス人の手記も、闇の太極とも言える構造になっているところが興味深い。韓国人にとってはシンボリックな構図を持った二つが、さらに一つの太極になろうと、ギリりギリりと極地の男たちを締め上げるのだ。
極地の環境そのものが、人間の生命活動を許さない恐怖である。極地装備の数々は生命維持には役に立つものの、何かが欠ければ即、極低温に晒されて死んでしまう。そして雪と氷に覆われた白一色の変化の無い風景は、踏み出す一歩を間違えただけで、ロマン溢れる探検行を地獄の道行きに変える、無慈悲な風光明媚なのだ。
こうした極めつけの極限状況がプレッシャーを与え続けて、到達不能点を目指す男たちの肉体と魂に、細かなひびわれを生じさせていく。韓国流の体育会系縦社会の論理もまた、そのひび割れを広く深く広げていく。
到達不能点を目指すガンホ隊長の熱意は、執念、妄執へと様相を変えていく。それは次第に隊員たちの間に、派閥、不信感、死への恐怖という形で浸透していく。哀れルーキーであるユ・ジテ隊員は、その経験の浅さから、韓国到達不能点探検隊の崩壊の様を最後まで看取る事になるのだ。
ガンホ隊長の妄執は、極地の存在とそこへ行くこと以外に意味を見出さない「探検家魂」、その探検家魂が生んだ「暗い過去」との二重構造となって核を形成している。ジテ隊員が発見した、イギリス探検隊員の死体が持っていた日記は、「南極は人間を許さない」という結論と、それに反発する人間の挑戦こそが、妄執という名の凶刃を振るう「内なる蛇」を生むという暗示を与える。
原因は結果であり結果が原因。ガンホ隊長の葛藤も、死せるイギリス人の手記も、闇の太極とも言える構造になっているところが興味深い。韓国人にとってはシンボリックな構図を持った二つが、さらに一つの太極になろうと、ギリりギリりと極地の男たちを締め上げるのだ。
2011年9月3日に日本でレビュー済み
ホラーとかスリラー、サスペンスなど、どのジャンルにもあてはまらない感じです、悪い意味で。探検隊の遭難や疑心暗鬼や狂気のネタは海上・深海・山・洞窟・宇宙等でやりつくしているので、今更南極が出ても新鮮味が無いです。
いっそ台詞にあった『白い人』の存在一本で、幽霊モノでやれば良かったのでは?色々な伏線を匂わせて、ジャンルを分からなくした挙げ句、どこにもまとまっていかなかないので、非常にモヤモヤする作品です。
いっそ台詞にあった『白い人』の存在一本で、幽霊モノでやれば良かったのでは?色々な伏線を匂わせて、ジャンルを分からなくした挙げ句、どこにもまとまっていかなかないので、非常にモヤモヤする作品です。
2006年3月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
予告編が凄く面白かったので鑑賞しましたが、私の理解力が悪いのか、はっきり言って、意味が解りませんでした。
精神が壊れかけている隊長に率いられた探検隊が遭難していくだけの映画としか思えないのです。その過程で起こる狂気や幻覚等を描いているように見えるのですが、これを撮った監督は「シャイニング」を意識しているとか言ってるし、そのせいか随所に意味不明のカットが多。その際たるものが序盤のカキ氷ケーキの中でうごめく物体。誰の視点でもないし、登場もそれつきり。結局物語とは何の関係も無かったようなのですが、そんな映像ばっかり。
唯一の救いはニュージーランドロケで撮れた美しい白銀の世界でしょう。
個人的には初めてソン・ガンホさんの映画でハズレを見ました。
精神が壊れかけている隊長に率いられた探検隊が遭難していくだけの映画としか思えないのです。その過程で起こる狂気や幻覚等を描いているように見えるのですが、これを撮った監督は「シャイニング」を意識しているとか言ってるし、そのせいか随所に意味不明のカットが多。その際たるものが序盤のカキ氷ケーキの中でうごめく物体。誰の視点でもないし、登場もそれつきり。結局物語とは何の関係も無かったようなのですが、そんな映像ばっかり。
唯一の救いはニュージーランドロケで撮れた美しい白銀の世界でしょう。
個人的には初めてソン・ガンホさんの映画でハズレを見ました。
2007年2月5日に日本でレビュー済み
南極で最もたどり着くのが困難な「到達不能点」を目指す6人の探検隊。
彼らは、80年前に同じ地点に向かったイギリス探検隊の日誌を発見する。
なにやら面白そうなジャケットとストーリーということで鑑賞。
こういう極限の世界観を表す作品は元々大好きです。
ただこの作品はその世界の中で起こる奇妙な出来事。
というのが加えられています。
ただ、それが逆にマイナスに働いてしまっている印象。
中途半端なホラーのような作りが入ってしまったがために
南極での過酷な世界観がぼやけてしまっている。
作り手側はその「ホラー要素」があってこその作品なんでしょうが
それが観る側の戸惑いにつながっている。
その要素が理解できない人もいるだろうしそれを無視して
南極での過酷な体験というのだけを観る人もいる。
俺は後者でした。ラストシーンも不可解な終わり方をしている。
俺としては「過酷な体験をどう乗り切ったか」という正攻法
とも言える作品に仕上げてほしかったです。
彼らは、80年前に同じ地点に向かったイギリス探検隊の日誌を発見する。
なにやら面白そうなジャケットとストーリーということで鑑賞。
こういう極限の世界観を表す作品は元々大好きです。
ただこの作品はその世界の中で起こる奇妙な出来事。
というのが加えられています。
ただ、それが逆にマイナスに働いてしまっている印象。
中途半端なホラーのような作りが入ってしまったがために
南極での過酷な世界観がぼやけてしまっている。
作り手側はその「ホラー要素」があってこその作品なんでしょうが
それが観る側の戸惑いにつながっている。
その要素が理解できない人もいるだろうしそれを無視して
南極での過酷な体験というのだけを観る人もいる。
俺は後者でした。ラストシーンも不可解な終わり方をしている。
俺としては「過酷な体験をどう乗り切ったか」という正攻法
とも言える作品に仕上げてほしかったです。