理想の女(ひと) [DVD]
フォーマット | 色, ドルビー, ワイドスクリーン |
コントリビュータ | マイク・バーカー, ヘレン・ハント, ハワード・ハイメルスタイン, スカーレット・ヨハンソン, マーク・アンバース, スティーヴン・キャンベル=モア, トム・ウィルキンソン |
言語 | 英語, 日本語 |
稼働時間 | 1 時間 33 分 |
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商品の説明
商品紹介
いい女は2種類しかいない。全てを知り尽くした女と何も知らない女。
1930年、南イタリアに咲く皮肉な愛の運命。文豪オスカー・ワイルドの傑作、待望の映画化!
「スカーレット・ヨハンソン VS ヘレン・ハント」二大オスカー女優夢の競演!
興収2億と大ヒットを記録した「理想の女」いよいよDVD発売!
<仕様>
・本編+特典映像(インタビュー、劇場予告編他)収録予定
【ストーリー概要】
ニューヨーク社交界の華として知られる若いメグ・ウィンダミアと夫ロバートは、セレブが集う南イタリアの避暑地アマルフィにバカンスに訪れた。そこでメグは魅惑的なアメリカ人女性アイリーンと出会う。周囲の中傷にも負けず、奔放な恋愛遍歴を重ねてきたアイリーンと、生涯を誓い合ったひとりの夫に純粋な愛を捧ぐメグ。やがて、社交界で囁かれるアイリーンと夫の密会の噂。傷つき混乱するメグ。だが、メグは知る由もなかった。このスキャンダルの陰に自分自身の出生にまつわる秘密が隠されていたことを…。
【メインスタッフ】
◆監督:マイク・バーカー
◆脚本:ハワード・ハイメルスタイン
◆撮影:ベン・セレシン「完全犯罪」「ターミネーター3」
◆衣装:ジョン・ブルームフィールド「ハムナプトラ/失われた砂漠の都」
【メインキャスト】
◆メグ・ウィンダミア:スカーレット・ヨハンソン「ロスト・イン・トランスレーション」「真珠の耳飾りの少女」
◆ステラ・アイリーン:ヘレン・ハント「ツイスター」「恋愛小説家」「キャスト・アウェイ」
◆タピィ:トム・ウィルキンソン「イン・ザ・ベッドルーム」「真珠の耳飾りの少女」「バッドマン・ビギンズ」
◆ダーリントン卿:スティーヴン・キャンベル=モア「Bright Young Things」
◆ロバート・ウィンダミア:マーク・アンバース「These Foolish Things」「Colour Me Kubrick」
(C)MHFF2 LLP 2004
Amazonより
オスカー・ワイルドの「ウィンダミア卿夫人の扇」の映画化だが、舞台が原作の19世紀末イギリスから、1930年代のイタリアに移し換えられた。主要人物もアメリカ人になったことで、より現代の観客に訴えやすい設定になっている。上流階級の若妻メグが、夫のウィンダミア氏とイタリアを訪れるが、悪名高いアーリン夫人がウィンダミアに近づく。
複雑に絡んだ誘惑のゲームに加え、周囲の狂騒も賑やかに描かれるのは、いかにもワイルドらしい。「噂されるより、噂されないほうが辛い」「悪い女は厄介だが、いい女は退屈」など、反語的な名セリフの数々が物語に溶け込み、軽妙なユーモアに浸れる。この反語の関係は、ヒロインふたりの人物像にもくっきりと表れている。経験のある女と、純粋な若い女。男はどちらを欲するのかというテーマが見え隠れするのだ。アーリン夫人役のヘレン・ハントは、際立つような美女でもないのに男を虜にする難しい役柄だが、観る者を納得させる名演。結末に用意される思わぬ感動も含め、時代を経ても、色褪せない愛のドラマを作ったワイルドの才能に、改めて感心させられる。(斉藤博昭)
レビュー
監督: マイク・バーカー 脚本: ハワード・ハイメルスタイン 撮影: ベン・セレシン 出演: スカーレット・ヨハンソン/ヘレン・ハント/トム・ウィルキンソン/スティーヴン・キャンベル=モア/マーク・アンバース
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)
登録情報
- アスペクト比 : 1.78:1
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 言語 : 英語, 日本語
- 梱包サイズ : 18.03 x 13.76 x 1.48 cm; 83.16 g
- EAN : 4935228054718
- 監督 : マイク・バーカー
- メディア形式 : 色, ワイドスクリーン, ドルビー
- 時間 : 1 時間 33 分
- 発売日 : 2006/4/7
- 出演 : スカーレット・ヨハンソン, ヘレン・ハント, トム・ウィルキンソン, スティーヴン・キャンベル=モア, マーク・アンバース
- 字幕: : 日本語
- 販売元 : メディアファクトリー
- ASIN : B000DZI66W
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 68,694位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 1,083位外国のラブロマンス映画
- - 6,294位外国のドラマ映画
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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比較的最近の制作であるが、あたかも古い作品のように創られている。
映像も、セットも、小道具も、音楽も、俳優たちの演技も。
実に素晴らしい。
何より、気の効いたセリフのやり取りによる、
ウイットに富んだ、しゃれた会話。
今の時代に最も欠けているものだろう。
特に我が国、日本においては全般に余裕がなく、ギスギスしている。
フォーレのレクイエムから「ピエ・イェス」の一節。懐かしい。
ラストの複葉機。信じられない! まさに1930年代か。
オスカー・ワイルドの原作の持つ底力が感じられる、傑作中の傑作。
各俳優たちの演技が素晴らしい。映像が素晴らしい。それもこれも監督の力量ということだろうと思う。
ヘレン・ハントの声。スカーレット・ヨハンソンの感情表現。
ダーリントン卿を演じたスティーヴン・キャンベル・ムーアも、実にうまい。まさにはまり役か。
くたびれたおじさんたちも実に滑稽で面白い。おばさんたちの小うるさい感じも面白い。
これは、原作に負うところが多と思うが、世代間の対比の描写も秀逸。
若い二人の、初々しさ、素直さ、純真さ、行動力。対して、老練な二人の、老獪さ、落着き、余裕、知恵、経験値の高さ。
しかし、人間の本質は、「心」。年齢や、経験を超えた、普遍的な「愛」、「思いやり」、「情」を味わうことができる。
この作品でのスカーレット・ヨハンソンは、二十歳の設定で、結婚1年目の新婚、新妻の役だが、
映画「エマニュエル夫人」の、シルビア・クリステルも同様の二十歳の新妻役だった。
肌の透明感、感情表現の初初しさ、純粋さと未熟さの表出が、良く似通っている。
キャスティングの妙と、女優自身の素材の良さと、演出力の賜物だろう。
日本の「瞼の母」のやさぐれた悲劇が回避されたような、
極めてジェントルで繊細な筋書きだな、と、ふと思った。
当時の世界の、殊にヨーロッパの貧富の格差が、良く表現されている。
現代の悪平等・横並び根性の強い日本においては、隔世の感。実感としてつかめない。
また、映像や作品全体から受ける印象は、現代のCGの横溢した疑似映画とは、対極をなすものだろう。
登場人物たちの心の機微をとらえた、極めて「良質」な文芸映画で、大いに感銘を受けた。
小津安二郎監督作品等に相通ずるものがあろう。
華麗なファッション付きで社交界が描かれるとはいえ、
作りとしては小さな、展開も仰々しさのない、
その意味では地味な映画である。
時間も1時間半と短い。
しかし地味でも凝りまくった映画なので、うっかり食事しながら見たりしてはいけない。
セリフ一つにも注意を凝らして見ないと、せっかくの味わいを失ってしまうことになる。
そのセリフ、多すぎるぐらい皆よく喋るが、
日本語でも十分凝っているので、おそらく翻訳できてない原語(英語)の味わいもっとすごいのだろう。
虚偽と真実、表と裏との複雑に錯綜した絡み合い、その重奏、変奏がすばらしい。
噂や誤解、嘘や秘密、といった要素を見事に使いこなしてみせるのだ。
もっとストレートな話を求める人には向かないだろうが、
人情の機微が絡み合うような、ひねりの効いた物語が好きならお薦めである。
たとえばA,B,Cの三人が絡む人間関係があると、
そのうちのABがCの知らないことを語り合い、
BCがAの知らないことを問題にする、
そしてACは知っていてもBだけが知らなかったことがやがて明らかにされる、
という調子である。
観客も一度はだまされて後で驚かされたる愉しみがあると思えば、
観客がわかっているのに人物たちが知らないという状況がいろいろあって
ハラハラしたり切なかったり。
これでいいのか、どうなるのか、と先が気になる。
原作はオスカー・ワイルドの劇『ウィンダミア卿の扇』。
こちらは19世紀末のロンドン社交界という設定だが、
映画はアメリカ人を中心人物に、舞台はイタリアに据え、
時代も1930年頃に移して作り直した。
基本的な筋立ては原作通りで、その原作も面白く、
映画の魅力もそれがあってのことではあるが、
加えられた新味のオシャレなセンスもなかなかのものだろうと思う。
現代の我々が見る分にはこちらのほうがより愉しめるかもしれない。
ワイルドはアイルランド出身だが、
この映画は米国の(後にイギリスに移った)ヘンリー・ジェイムズを思わせるものがあった。
ジェイムズは漱石を嘆かせたほど文章の難しい作家である一方で、
ストーリー自体は面白いのでよく映画にもなっている(『鳩の翼』など)。
主演の一人、ヘレン・ハントはいい役者だとあらためて思う。
名作『キャスト・アウェイ』では、出番は少ないものの要となる人物を演じていた。
映画史に残る結末近くの名場面は彼女の演技なしには考えられないだろう。
ここではそれとはまるで違ったタイプの人物を演じているが、
難しい役どころを見事に演じきってこれまた印象深い。
題は平凡で面白みに欠ける印象がある。
英語の原題(A Good Woman)も似たようなものだ。
しかし映画がわかってみると、なかなか含蓄もある題かもしれない。
本当のgoodとは何か、また理想とはどうあるべきかを、考えさせてくれる映画である。
舞台がイタリア・アマルフィに、主人公ウィンダミア夫妻はアメリカ人へと変更されていますが、違和感は全くありません。
アメリカやイギリスの上流階級の男女が、ひと夏を過ごす、小さな社交界は、まさに噂に飢えた羊の仮面をかぶった狼の群れ。ひょっとしたら、防犯カメラや盗聴器より性能がいいかもしれません。
オスカー・ワイルドの戯曲が原作ですから、ウィットに富んだ会話、エスプリが効いていて、特に、女性や結婚に対する紳士の会話は結構笑えます。
スカーレット・ヨハンソンは、若く美しくのですが、深窓の令嬢、貞淑な妻というメグ役を演じるには、妖艶すぎます。
酸いも甘いも噛み分けたミステリアスな女性ミセス・アーリンを演じたヘレン・ハントは、どんな男性をも虜にするほどの魅力を持っているようには思えなかったのが残念です。
メグとミセス・アーリンのヨットでの絡みからラストシーンまでは、「そういうことだったのね」と腑に落ちるとともに、この作品の原題“A Good Woman”が入れ替わるときです。
「ウィンダミア夫人の扇」も、重要なツールです。
アマルフィの風景、別荘、スカーレット・ヨハンソンのファッションはとても素敵でした。
2人の女優と、アマルフィの景色がとても美しくて、うっとりできる作品です。
1930年という設定は、その前年の1929年に始まった世界恐慌を意識しており、世界中を震撼させるパニック状態の中を掻い潜って、なお上流階級にある人びとが気品高く南イタリアでひと夏のバカンスを過ごす様子を描いています。
そういった中で、うわさ話が先行して、自らが手を汚して確かめようとせずに、思惑により確かな目を失ってしまうことの愚かさを喩えとしているようです。
欧米の合作映画ですが、メリハリの効いた言い回しではなく、みなまで語ろうとせずに次の展開に進むところが、何がしかの魅惑的な余韻を残した形となって表れています。
それは、80年前の上流階級の優雅な浪漫的要素を引き出しているのかもしれません。
後半まで痴話的なたわ言の話なのかと、タイトルとは違ったイメージに少しばかり落胆していましたが、クライマックスを迎えて、ようやくこの作品のタイトル「A Good Woman(理想の女)」の真意がわかり、感動的にハッとしました。
すごく奥深く意味の深い映画で、シナリオの巧妙さに舌を巻くことと思います。
上品で清楚なスカ・ヨハなのですが、彼女の魅力的な要素である素直さが良く出ています。
また、水色系の衣装は似合っており、やはり彼女には中間色が引き立つようですね。
対照的な2人の女性が、相似る瞬間。
ワイルドが切り取った、虚飾を排した人間の深奥の姿形です。
映像がとても良かったです
内容を話すとダメそうなのでやめます
やはりヨハンソンさん素敵でした
イタリアの社交界はとってもドロドロしてます...
他の国からのトップレビュー
The actors are all very good, especially Tom Wilkinson.
As long as one accepts that this is not the original play by Oscar Wilde, the film offers a very pleasant viewing. I certainly recommend it.
The only drawback from this particular DVD is that there are no subtitles. These would have been a great help to some people whose hearing is not in top form and also there are one or two scenes where the sound is not very clear.
Ottimo anche l'audio in home Theatre.
Lo consiglio vivamente.