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地獄に堕ちた勇者ども [DVD]

4.3 5つ星のうち4.3 60個の評価

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フォーマット 色, ワイドスクリーン
コントリビュータ エンリコ・メディオリ, ヘルムート・バーガー, ダーク・ボガード, ニコラ・バダルッコ, ルキノ・ビスコンティ, イングリッド・チューリン, ヘルムート・グリーム
言語 英語
稼働時間 2 時間 37 分

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商品の説明

Amazonより

ナチスが台頭してきた1933年のドイツ、ルール地方の製鉄王エッセンベック男爵が、その誕生日に支配人のフリードリッヒ(ダーク・ボガート)によって射殺された。すべては男爵の従兄アッシェンバッハ(ヘルムート・グルーム)の差し金であり、その後も一族の者同士、血と愛欲にまみれた争いが続いていく……。
『ベニスに死す』と『ルードヴィヒ』に挟まる名匠ルキノ・ヴィスコンティ監督のドイツ三部作の1編。ワーグナーのオペラ『ニーベルンクの指環』をヒントに、ブルジョワの崩壊と第三帝国の到来を重ね合わせながら、デカダンス色に満ちた映像美学が荘厳に繰り広げられていく。ヴィスコンティ好みのキャスティングや、モーリス・ジャールによる狂気と耽美をあわせもつ音楽の素晴らしさも特筆的。百聞は一見にしかずで、一度は見ておくべき、狂える名作である。(的田也寸志)

レビュー

製作: アルフレッド・レヴィ/エバー・ハッギアグ 監督・脚本: ルキノ・ヴィスコンティ 脚本: ニコラ・バダルッコ/エンリコ・メディオリ 出演: ダーク・ボガード/ヘルムート・バーガー/イングリッド・チューリン/ヘルムート・グリーム
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内容(「CDジャーナル」データベースより)

登録情報

  • アスペクト比 ‏ : ‎ 1.78:1
  • 言語 ‏ : ‎ 英語
  • 梱包サイズ ‏ : ‎ 18.03 x 13.76 x 1.48 cm; 83.16 g
  • EAN ‏ : ‎ 4988135568168
  • 監督 ‏ : ‎ ルキノ・ビスコンティ
  • メディア形式 ‏ : ‎ 色, ワイドスクリーン
  • 時間 ‏ : ‎ 2 時間 37 分
  • 発売日 ‏ : ‎ 2006/2/10
  • 出演 ‏ : ‎ ダーク・ボガード, ヘルムート・バーガー, イングリッド・チューリン, ヘルムート・グリーム
  • 字幕: ‏ : ‎ 英語, 日本語
  • 販売元 ‏ : ‎ ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント
  • ASIN ‏ : ‎ B000DZJJ2M
  • ディスク枚数 ‏ : ‎ 1
  • カスタマーレビュー:
    4.3 5つ星のうち4.3 60個の評価

カスタマーレビュー

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見応えあり。
5 星
見応えあり。
 製鉄王一族の権力争いとその凋落にナチスドイツの台頭を織り込んだ壮大な人間ドラマ。 映像やファッションが凝っていて美しい。完成度が高い。音楽が映像に少し合っていないような場面があり、そこだけ惜しい。もっと荘厳なクラシックを使った方がしっくりくる。 ヘルムート・バーガー、ヘルムート・グルーム、イングリッド・チューリンの存在感と演技が際立っていた。ダーク・ボガートが霞むほどに。
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上位レビュー、対象国: 日本

2023年10月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ドイツの大手鉄鋼会社の社長と家族が、ナチスによって、取り込まれてゆく姿が不気味に描かれています。
「長いナイフの夜」も映像化されております。ナチスの親衛隊により突撃隊が粛清された事件ですが、これは、飽くまで、導入部です。
物語が進むにつれて、じわじわと、ナチスの怖さが迫ってくるのですが、静かな終わり方が、却って、恐怖感を高めています。ナチの制服姿で、ナチス式敬礼をするヘルムート・バーガーの姿のエンディングが、秀逸です。1969年の作品。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2015年12月5日に日本でレビュー済み
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主演のダークボガートを、むかし二都物語」
で見たことがある。フランス革命のはなしで、
友人の身代わりとなって、ギロチンに向かう
青年の話。

今回は、ナチスの時代の巨大製鋼会社の話。
時代に振り回される家族の物語。
社長の誕生日のハパーティの場面の途中に
ナチスの国会放火事件がおこって、緊迫した
シーンがつづく。
ダークボガートは、想像していたディズマルな
風貌でなく、むしろありふれた青年という様子だ
ったが、どういう変貌を遂げるのか。

VHSより、画像がきれいというので、見るのが
楽しみだ。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2020年8月16日に日本でレビュー済み
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 ナチスの鉤(カギ)十字の旗、キチキチっとした黒っぽい制服とセックス、乱交、男色などの取り合わせ、後々ポルノ映画(洋ピン)でよく描かれたナチス退廃のイメージが、わたしの中で強烈に印象づけられたのが、この作品。もちろん、この映画には、そんなポルノ的なシーンはありません(イングリッド・チューリンの存在感は、相当エロチックなムードを醸しているが)。ただ、何というか権力闘争の背景にある背徳の世界というか、理性を超えた欲望のようなものが、怖ろしく、エロチックなものを感じてしまうのかもしれない。シャーロット・ランプリングの被虐的な美しさなど、後の「愛の嵐」を観たあとでは、なお強く感じてしまう。ただ、やはりイングリッド・チューリンとヘルムート・バーガーの母親と息子の愛憎関係、キャラクターの造形が強烈ですね。そこに悪魔的にからんでくるナチス党員ヘルムート・グリーム、気弱で実直そうだが権力を狙うダーク・ボガートなどなど、権力闘争の怖ろしい話が展開する。ヴィスコンティの演出は、バーガーの少女愛や、粛清される前の突撃隊の乱痴気騒ぎを時間をかけて、ねっとりと(カメラの視線がそんな感じ)描いているのが印象的。撮影風景と監督、出演者のインタビューからなる短い特典映像で、ヴィスコンティは同じ過ちを繰り返さないように、若い世代に戦争のことを伝えなければいけないという思いで撮ったと言っていた。最近みた、ナチスに関するドキュメントで、ヒトラーユーゲント(ナチスの青年団)、突撃隊などの映像が、この映画に描かれているものと似かよっていたのに驚いた(退廃部分はなかったですが、けっこう粗暴だったよう)。この映画、実際の事件をモデルにしているところが多く、独裁政権、全体主義の恐ろしさを(その一面ではあるかもしれないが)伝える意図は、かなり成功しているように思う。映画を観た後に「長いナイフの夜事件」など検索してみると、映画がより興味深いものになるかもしれません。ドイツ鉄鋼王一族の貴族的生活の描写は、ヴィスコンティならではの重厚さで、気づかぬうちに圧倒されている自分に気づくといった感じで、やはり素晴らしい。一方、バーガーが入りびたるアパートの窓から少女を見ているところや、チューリンとグリームがナチスの資料室で謀議するシーンなどの何気ないシーンの映像がまた良くて魅了される。映画としては、バーガーの強烈なキャラ(チューリンのキャラも濃いが、それを超えていく)のせいで、一族の権力闘争とナチスの恐怖との2つのテーマが並列するような感じになってしまいバランスがくずれているように思うが、人間の性みたいなものが一番、怖ろしいということか。観たままに受けとめようと思う。出演は、他にウンベルト・オルシーニ、ルノー・ベルレー、フロリンダ・ボルカンなど。音楽はモーリス・ジャール。このあとティント・ブラスの「サロン・キティ」というエログロ映画で、バーガーとチューリンが同じような雰囲気を醸している。こちらはポルノとして日本では公開された。ベルイマン監督の「魔術師」「野いちご」などのイングリッド・チューリンは美しかった。この「地獄に堕ちた~」あたりから怪優というふうに見えてきたように思う。でも「魔術師」の男装も妖しい美しさだったから、もともと怪優???
14人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2015年2月27日に日本でレビュー済み
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ナチを描いた映画には「親衛隊(SS)」(黒い制服に鉄兜をかぶりハーケンクロイツの腕章を腕に付けたもの)が登場する作品が多い。本作品ではカーキ色の軍服に制帽を身にまとった「突撃隊(SA)」が登場する。ヒトラーは最初彼らを自分のガードマンとして利用したが彼らが軍部と対立して「第二革命」を唱えて邪魔者になるとSSに粛正させた。これは「長いナイフの夜」と名付けられた有名な事件である。この作品の主人公たちは巨大な製鉄会社(多分クルップと思われる)を経営するエッセンベック男爵の一族であるが、男爵の誕生祝いのパーティーの席で国会議事堂放火事件が報じられる。一族のうちヘルベルトはナチの陰謀だと見破るが、他の者たちは相手にしない。ナチ党員であるヨアヒムは議事堂焼失とともに古いドイツを灰にするのだと嘯く。男爵自身はナチを容認しながらも彼には自分はナチに献金していないと弁明する。ヘルベルトはゲシュタポに追われる羽目になる。様々な葛藤の後、例の「長いナイフの夜」である。SSはSAを容赦なく虐殺する。その後の展開は一族の人数が多すぎて誰と誰が愛し合い、誰が誰と結婚するのかよく判らない。ただ結婚式の席で仲介の牧師が「お二人の両親ともにアーリア人ですか?」などと当時既に「血の純潔」が風習化されていたことが興味を引く。本作品の日本語の題名は原題THE DAMNEDの直訳である。なお三島由紀夫は史実に忠実にナチス内部のこの内ゲバを『わが友ヒットラー』という優れた戯曲作品を書いたことを付け加えておく。
12人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2016年4月14日に日本でレビュー済み
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最初から最後まで毒々しい。
今でこそそこまでのインパクトは無いが公開当時にこれを見たらかなり衝撃的に面白さを感じたことだろう。

マルティンの少女趣味の場面は見ながらドストエフスキーの悪霊思い出して似てると思っていたが
ウィキを見てやはりそれを引用していたと知った。
スタブローギンの方が遥かにクールで格好いいけどね。

でもマルティンを演じてるヘルムート・バーガーは凄くイケメンだし
変態だけど魅力はちゃんとあるので最後まで見てて面白い。

チョイ役なので残念だけど若かりし頃のシャーロット・ランプリングがしなやかで美しい。
12人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2011年6月5日に日本でレビュー済み
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1969年 ヴィスコンティ監督作品、フィルムに焼き付けられた比類なき世界観、極上の総合芸術にちがいない。

この映画の持つ閃光のようなforce(力)には ただただ圧倒される。

俳優達からも最大限に魅力を引き出し、超一級の美は彼に見出だされ陽の目をみる運命と言われても必然とさえ思う。

157分の大作であるこの作品は、モラル、タブーを凌駕した悪趣味と紙一重の、芝居がかった舞台劇。 なのにむせかえるような硬質の美を保ち、時を経ても色褪せない名画のように印象に残る、奇跡の映画。
凄まじい説得力だ。

ナチスのその後の歴史を知るように、所詮はこの浮き世で栄華を誇ったとしても、それは滅びへと向かう序章にすぎない一瞬の輝き。

俳優陣ではSS中尉アッシェンバッハ役のヘルムート・グリーム。 (美しさの次元が違う俳優)
親衛隊指揮官の軍装が誂えたように似合い、操る人々の弱味や憎悪を嘲り笑う姿は、私欲が無いだけに空恐ろしさが倍増するイノセントな死神の横顔。 はまり役だ。

誰もが本心ではこの男を信用してないにも関わらず、毒をもって毒を制す、悪魔のような囁きに、醜悪な感情を刈り取られるがごとく自ら身を捧げ破滅へと陥っていく。

思想やイデアの実現に狂信的に突き進み、滅んで行く時代と人々に人間の弱さ儚さを感じて一抹の救いを見る。

この爛熟した文明の現代に、ルキノ・ヴィスコンティの美学、energyに触れられて幸せだ。
25人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2023年5月27日に日本でレビュー済み
文豪三島由紀夫氏は熱心な映画ファンとして知られていましたが、
ルキノ・ビスコンティの「地獄に堕ちた勇者ども」は特にお気に入りだったようで、

久々に傑作といえる映画を見た。生涯忘れ難い映画作品の一つになろう。
この壮重にして暗鬱、耽美的にして醜怪、形容を絶するような高度の映画作品を見たあとでは、
大ていの映画は歯ごたえのないものになってしまうにちがいない。

と評しています。

私も、ルキノ・ビスコンティ独特の美的価値観には、グッと引きつけられるものがあります。
豪奢な調度品を無造作に投げやりに撮影するようなカメラワークが素晴らしく、「これが豪華ということなのだ」と悟りました。

ルキノ・ビスコンティの作品は美術映画としての色合いが強く、エンタメの要素は薄いのですが、
それでもやはり、ヴィスコンティ独特のディレクションは、ハマる人には大いにハマると思います。
2022年12月3日に日本でレビュー済み
最期が男色同士のパーティーの会場が襲われる訳ですが、ナチスドイツ時代のドイツに水晶の夜事件や長いナイフの夜事件がありますが、この映画がその長いナイフの夜事件のことらしく、政権を奪取したヒトラーが知己のゲイの突撃隊代表のレームを粛清し、軍と突撃隊との関係を調整した話ですが、またナチスドイツ時代にドイツの国会議事堂放火事件がありますが、その放火犯が逮捕され、オランダ人で共産党員で精神病でゲイで、あまりに異常な気質がたくさんあると障害者扱いで、罪や罰を回避できると思いますが、その国会議事堂火災事件が中世の英国にもありましたが、ジョンレノンの曲の歌詞に中世の英国のアナーキストのガイフォークスという名が出てきますが、また中世の英国の美術家のターナーの絵画に国会議事堂炎上の絵画がありますが、同性愛のことを当時に大っぴらに語れなく、がしかし知己を粛清したものと考えます。