第12話、眇の魚
ギンコの幼少編。そして、蟲師として人生を歩み始めた由来が明かされる話です。
そこにいたのはギンコの「師匠」とも呼ぶべき人。
探すべき愛す人を探し、そして、それがもうこの世にいない事を知る。
そして自分の運命を受け入れた人の話です。
そういう過去があったのか・・・と、考えさせられる話でした。
第13話、一夜橋
愛した女性のために全てを捨てる事を決めた男の話です。
その女性が例え「どの様に」なろうとも愛し続けた男の純粋さ。
そして、その愛のために本当に全てを捨てる潔さ。
その愛の形が実に美しかった。
第14話、籠のなか
お互いに相手の事を思うあまり、お互いにその相手を苦しめた二人の物語です。
その二人の愛は本物。
本物であるが故の苦しさ。
その切なさがあまりに美しかった。
これは、愛のために生きた者達の美しく切ない物語の記録だったと思っております。